過去旅でのクイを残さぬようクイを抜きに行く旅。【1日目-PM】釜石線乗車してリアス線、盛岡へは106急行バス

仙台駅で買った駅弁。写真の写りも悪いが具材も見てくれは良くありません。

それでも野菜中心の普段の食事からすると御馳走。普段は油・塩・砂糖は抜きか控えめです。

駅のホームで買ったお酒がうれしい。血糖値はお酒とビールが上がるようです。

折返しの運転手さんなのか、横に乗っておられます。

釜石線は山田線と違って直線が多い気がします。(個人的感想です。)

山裾に見えるのは釜石自動車道ですね。ほぼ平行に走っているので釜石線の利用客増減はいかに。
飛びトビに造られてましたが、復興支援道路として全線事業化となりラクビーW杯の鵜住居競技場での開催も控えているため、3月9日に開通したようです。

車窓を何気に眺めていると、遠野ちかくで田の畔に案山子が立っているのを見つけました。その奥には鳥居と何やら不明な大きめの案山子。その横には紐のついた黒い石。なんじゃこりゃと帰宅後調べてみたら以下の通りでした。
〇鳥居の奥の山に羽黒堂という神社とその横に二つに割れた羽黒岩がある。
〇羽黒岩と言う岩が松と背比べをしようとしたところ、天狗がけしからんと下駄で蹴り、岩の上の部分が欠けたという。
鳥居の前に立っているのは天狗で、横の黒いのは天狗の下駄だそうです。
http://www.uchinome.jp/oasis/kyoseki/kyoseki05.html

遠野駅に着きました。

ほっこりする駅です。

列車交換のため待ち時間があります。改めて抹茶列車を撮影。

遠野はエスペラント語で民話だそうです。まんまやね。

私の同姓の部下に遠野の河童捕獲許可証を持っているのがいて、捕まえたのかと聞いたら、時間がなかったので、諦めておいたと言ってました。神戸出身なので「今日はこれぐらいにしといたる。」と言うところでしょうか。

釜石に着きました。

ラクビーW杯の寄付をした方の名前プレートが貼ってあるようです。

旅行貯金に向かいます。時間がないので急ぎます。

おそらく中間地点で厳しいと思い引き返してきました。

まっ、今度は日帰り温泉でも利用して…。

2014年にも南リアス線に乗車のため来ていますが、ほとんど改札を出ていない。
なにせ倒れた時、しばらく記憶がいろいろ飛んでいたようで…。

この地下通路は記憶があります。

POKe・MON with YOU トレインが停車していました。
この列車はJR東が、一ノ関～気仙沼間で運行してますが、6月30日に特別に山田線盛岡～宮古間を運行し、宮古駅から三陸鉄道リアス線に乗り入れ、釜石駅へ運航すると聞いてます。
運転時刻は盛岡駅8時55分発・宮古駅11時6分着・釜石駅13時33分着。ちょうど、着いたばかりの感じ。お試し走行でしょうか。

内装は豪華な様ですが、未遂だった旅行貯金に時間を費やしたため、席の確保を優先します。

これが乗る列車。やっと念願かないます。

車内はそこそこの人で、ボックスは埋まってました。ベンチシートに座ります。平日だからこの程度で済んでいると思います。(思いたい…)

さあ、出発進行。

巨大な樋門と堤防がつくられてます。

天気が良いので景色がきれい。ただし、写真撮影の技術は伴いません。

ラクビーが行われる鵜住居駅。

最近、某BSの鉄道番組でこの路線を一泊二日でやってました。あちこち名所を聞きこんで旅する奴です。

まだまだ、堤防は完成していない様子。
某BSの鉄道番組では 、わずか15駅 / 55.4kmのうち8駅に降りてました。

時間もないので、その番組で降りた気になって済ませます。
2012年に福島、2014年に岩手沿岸にきました。当時、墓地の墓石が津波で薙ぎ倒されたままの光景や、土台だけを残して跡形もない民家の脇に落ちていた手のもげた人形が忘れられません。
軽いPTSDです。私気が小さいのです。

大槌駅。ドンガパチョの像があると聞いてました。私、小学生の頃はあだ名ドンガパチョでした。

ひょうたん島のモデルになった島もあるはずです。

井上ひさし氏の書いた吉里吉里人は面白かった。最後がちょっと…。

吉里吉里駅ではキリっとした表情の女子高生が降りていきました。洒落ではありません。

上皇さまがお泊りになったホテルはまぎく。
浪板観光ホテルという名前だったころ、当時の両陛下がお泊りになってからのご縁だそうです。

良い天気なので海も綺麗。

岩手船越で列車交換。

鯨と海の科学館は岩手船越駅から徒歩10分との事。震災の時にマッコウクジラ(雄、17.6m)の実物骨格が流されずに残ったそう。

またまた、良い天気なので海がきれい。

旧駅は津波で流され、1キロほど山側に移動したとのこと。

それにしても、高い線路の位置からも海が見えないほど堤防が高い。

陸中山田駅。駅舎はオランダ風の風車が乗っているそうです。

列車は新しく気持ちがよかった。トイレも綺麗でした。

宮古には色々な列車が…。ラクビーW杯。

これも。

これはありがとう。

三陸鉄道を勝手に応援する会が今年2月に設置したクロジカ君(黒字化)。でも何故ウサギ。しかし、しかの角がニホンジカの特徴である三叉四突(三つの叉と四つの突起)で感心しました。

宮古は、私が東北鉄旅を始めた2010年に北リアス線に乗るため訪れています。乗った時間は覚えていませんが、久慈についたのがナナジ。11月だったのでもう暗かった。

宮古駅。アレーこんな駅だったっけ、印象が変わったと思ったら震災後に改築されているそう。
左手の観光案内所で盛岡行きのバス停を聞こうと思ったら、先に入っていたオバサン二人が「宿の迎えの車は、どこに来ているか。」と分かるようなわからないような質問をして、係りのお姉さんを困らせていました。
時間が掛かりそうなので、その横にいた少し眉をひそめた綺麗なお姉さんに聞いたら、「六番です。」「えっーと、ですからそれはどこ…。」「むこっかわです。」
と言われました。
なんかトバッチリ。

宮古駅前のロータリーにあった像。

以前は別の処にあり、平成11年に宮古駅前に移設されたとの事ですが、私覚えてません。

ここでの旅行貯金は、ほぼ諦めてましたが、すでにバスが来ています。急がなきゃ

予約優先ということで、一番先に乗せてもらいました。結局予約していたのは私だけ。先頭席を確保します。

国道106号は閉伊川(へいがわ)と並走しています。

ありゃ、もう一つの並走が。

このバスは1605時に宮古駅前を出ていますが、この列車は1609時に山田線を盛岡に向けて発車しています。到着予定は1822時、運賃は1940円です。
バスは一応2分早く1820時に盛岡駅前到着。料金は90円高いです。
今回は名高い106急行に乗ってみたかったのでこちら。

閉伊川沿いを上流に向かい走行します。

途中、風光明媚な景色もありました。

岩手の山は岩だらけ。巌手と言うほうがいいか。

腹帯バス停。保健婦の指導によりカボチャ栽培が奨励され、村人の栄養不足が解消されたとのこと。でもそれがカボチャの馬車。?

妙な看板を発見。
閉伊川漁協ではヤマメを毎年２０万～３０万匹放流しているが鵜にかなり食べられているとのこと。
　閉伊川のカワウは2000年ごろから増え始め、テッポウにより県内で昨年は６組合で303羽を駆除したとのこと。
　最近やり始めたのがドローンで巣の中にドライアイスを投下して卵を冷やし、繁殖を抑制する方法だそうです。「ウッ、寒い。」となるのでしょうか。また、鵜が捕食している河川でスピーカーを付けて飛ばし、音で追い払うなどしているとの事。(概略は岩手日報を参考)

道の駅やまびこ館。ゴルフ場並みのきれいな芝生がありました。ワンコは立ち入り禁止とか。ここでトイレ休憩ですが時間は3分。何もできません。

川もだいぶ細くなってきました。

現在、復興支援道路として宮古盛岡横断道路の48㎞が改良中です。

トンネルなども出来ればカーブも緩くなり、かつ時間も短縮されるでしょう。

区界(くざかい)のトンネルを過ぎると高い処に飛び出します。スマホの電波が入りました。山の向こうが遠野の様です。

川の流れは先ほどと逆方向になりました。梁川(やながわ)です。梁川ダムが建設中。

バスの運行ルートが解らなかったので、とりあえず盛岡駅までにしてました。
バス内の音声案内で駅まで行くよりも「中央通り1丁目」と言うバス停で降りたほうが菜園・大通りに近いようなので、途中下車しました。
後で調べると60円運賃損してました。岩手県北バスのHPでもっと調べきゃよかった。
http://www.iwate-kenpokubus.co.jp/regular/bus_search/

写真はホテルニューカリーナ。こっち側はレストランで反対側の所がホテル入り口。

ホテルはだいぶたっているけどまあ清掃されている。
実はよからぬ噂をHPで見つけたのだが、〇島〇るのHPでココには炎がついてなかったのでココにしました。
なにせ2番目のクイである「炭焼きおばちゃん」はほぼ隣だ。

ホテルはこれでよい。
早速、店に行ってみよう。果たしておばちゃんはいるのだろうか。

『2015北東北フリー切符の旅　目指せ完乗　北上駅の牧水の歌碑と盛岡の「おばちゃん」に酔い、花輪線で秋田の大館、小坂にびっくり、大鰐温泉でがっかり　第2巻』
https://4travel.jp/travelogue/11296583
『最初は読めなかった左沢（あてらさわ）線　仙山線で天童へ。新庄から陸羽東線で小牛田。盛岡の「おばちゃん」を訪ね、二戸と青森に寄り帰る。』　
https://4travel.jp/travelogue/11293378

「おばちゃん」のお店に行って、恐る恐る戸をあると客はなく、依然見たことのある京子さんがかなり萎んで座っていました。聞けば大病をして16kg痩せたそうだ。以前はいなかったお姉さんもいる。さて、おばちゃんは元気?。
「家にいるけど具合は悪くない。」とのこと、安心しました。　　

翌日、駅に向かう際に撮影したお店。もう来ないだろうな。