2017/06/08 - 2017/06/08
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deracineさん
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この旅行記のスケジュール
2017/06/08
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電車での移動
架線のないハイテク路面電車を利用
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バスでの移動
路線バスでカルモナへ
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徒歩での移動
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徒歩での移動
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車での移動
観光案内所が紹介してくれたタクシーでヒマワリ畑を探す
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ヒマワリ観光
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バスでの移動
路線バス
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この旅行記スケジュールを元に
スペイン・アンダルシアらしい風景に一面に広がるヒマワリ畑があります
最近このヒマワリ畑観光に押し寄せる日本人が増え、地元カルモナの人々も不思議がってTVの特集番組が放送されたそうです
年配の方々はイタリアとロシアの合作映画「ひまわり」の冒頭シーンに流れるヒマワリ畑と甘く切ないメロディを懐かしく思い出されるでしょう
https://www.youtube.com/watch?v=bo3O_yF2ycU
私も太陽の国スペインのイメージにふさわしいこのヒマワリ畑を見たいと思い、いろいろ調査したところセビリア発の現地ツアーがありました
しかし85ユーロと高く(昨年は55ユーロだった)旅行にもコストパフォーマンスを追及する(=早く言えば”ケチ”)私たち夫婦には受け入れがたいものがあります
そこでセビリアから往復路線バスを利用し行って見ることに、、、、その結果や如何
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セビリアでの宿泊は Plaza de Nueva (ヌエバ広場)前の Inglaterra Hotel というところに2泊した
この広場からカルモナ行きバスの停留所がある San Bernard まで4駅を路面電車が走っているイングラテッラ ホテル ホテル
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これがその路面電車
なかなかのハイテク車両で超低床、おまけによく見ると電車なのに架線がなくスッキリしている
この方式を採用したのは街の景観保全及びセビリアでは Semana Santa(聖週間)にパソと呼ばれる山車のようなものを動かすが架線があると邪魔になるなどが導入の理由
バッテリーで走行し駅で停車中に急速充電する -
最初電車を見たとき「窓がない!」と思ったが早合点だった
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ご心配なく! ちゃんと窓はあり強力なサングラス仕様となっており冷房の効きもよい
これは夏の暑さが軽く40℃を超えるセビリアならではの知恵だろう
車内ではWi-Fiも利用できるようだ -
切符は駅にあるこの自動券売機で買う
全てスペイン語表記だったがスペイン語を勉強していたおかげで最初は少し戸惑ったがすぐに購入できた
料金は一律 1回1.4ユーロ -
なお日本のPASMOのように非接触式カードも利用できる(中央の赤い丸い部分がセンサー)
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終点の San Bernard 駅に着いてついてそこらにいた掃除のおばさんに
¿Donde está la parada para Carmona? (カルモナ行きのバス停はどこですか)
と尋ねたら 指さして xxxxxx, amarillo と答えた(その時は一部は聞き取れたが忘れた)
要するに「黄色のバス」ということだサン ベルナルド駅 駅
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しばらく待っていると確かに言われたようにヒマワリカラーのバスがやってきた
路線番号124、Carmona の表示もあったので間違いない -
バスは平日(月~金)は約1時間に1本運行している
カルモナまでは2.8ユーロ
途中セビリア空港のそばを通る -
セビリア空港を過ぎるとバスの両側にヒマワリ畑が見られるようになる
なおバスの乗客はスペインのおばさんが多く乗車していて賑やかに終点までずっと陽気におしゃべりしていた -
レンタカーだと好きな場所に止めて写真が撮れて好都合だが自分はペーパドライバー、しかも右側通行の経験もないので最初から検討しなかった
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これが終点の Carmona Paseo del Estatuto
遠くに見える尖塔は Iglesia de San Pedro(サン・ペドロ教会) -
ヒマワリ坊やが歓迎してくれた
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城塞都市の入り口 Alcázar de la Puerta de Sevilla(セビリア門城跡)
この1階に観光案内所があるセビーリャ門 建造物
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観光案内所から振り返って Iglesia de San Pedro(サン・ペドロ教会)を見た
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まずは見晴の効くカルモナのパラドールに向かい周囲を見渡して向かうべきヒマワリ畑の見当をつけることにした
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暑い太陽が照りつけるのでなるべく日陰を選んで歩いた
旧市街は道も狭いがクルマが何台か行き過ぎた -
パラドールに近づくと急に視界が開けた
右に見える小さな塔は見張りのための塔だろう -
これが Parador de Carmona (カルモナのパラドール)の入り口
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元々は、この街を守る城砦のひとつだったムーアの要塞を残酷王ペドロ1世が宮殿(パラドール・デ・カルモナ)に改装したもの
日本の天正少年遣欧使節や慶長遣欧使節の支倉常長一行も訪れた由緒正しいところだパラドール デ カルモナ ホテル
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少し歩いて疲れたことやトイレ休憩の必要もあったのでパラドールのバルで一休み
Sumo de Naranja(オレンジジュース)が美味しかった -
ちょっと中を見せてもらった
尖頭アーチをリブにした高い天井を持つ食堂 -
アルハンブラ宮殿のライオンの中庭を少し連想させるパティオもあった
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パラドールには素晴らしい眺望が得られるテラスもついていた
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テラスからは遥かコルドバ方面の地平線が拝めた
地平線を見る機会などは貴重だ
眼下のあちこちに黄色のじゅうたんのようなヒマワリ畑が広がっていた
パラドールのプールの水面がキラキラと輝いていた -
この素晴らしい光景をカメラのパノラマ撮影機能を使って写してみた
残念ながら肉眼で見た感動は到底得られない -
ここまでの時間経過をスマホ画面で示すと上の写真のとおり
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パラドールから俯瞰してヒマワリ畑が歩いていくには遠すぎることが分かったので観光案内所でタクシーを呼んでもらった
運転手にネットで見たブログを示し「この場所へ連れて行け」と指示したら「ヒマワリは毎年作付場所が変わるので今この場所にはない」というような回答だった
そこでお任せして適当な場所に連れていってもらったのがこれ
割と観光案内所から近いところだった -
道路の向こう、崖の上に立つのがカルモナのパラドール
セビリアに泊まらずここに宿泊するツアーが多いようだ -
これが利用したタクシー
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広い斜面に植えられたヒマワリ畑が良い写真になるかな~と漠然とイメージを描いていたがなかなかそのような理想的な場所はないようだ
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それにあにはからんやここのヒマワリ君、行儀が悪いのか、それともそんなものなのか一斉に同じ方向を向いていない
ヒマワリはスペイン語では Girasol(ヒラソル、イタリア語も同じだが発音が違う)といい、girar(回る)、sol(太陽)即ち太陽とともに回る=ヒマワリ
日本語と発想は全く同じ
スペインのヒマワリはスペイン人同様個性的なのかも知れない -
お世話になった観光案内所
立ち寄ると「日本人がヒマワリ観光のためカルモナに押し寄せる理由を知りたい」と電話インタビューを頼まれた
英語で「日本人はスペインは太陽の国でヒマワリを連想すること、夏の象徴で明るいイメージが好まれること、シニアには有名な映画の記憶があること」などと説明した
彼らにとってはヒマワリは単なる油を取るための作物で(日本に例えれば水田のようなもの)それに群がる日本人が理解できないようだセビーリャ門 建造物
-
なおカルモナではヒマワリ人気にあやかりいわゆるアグリツーリズムとして「Myヒマワリ畑」キャンペーンを実施している
要するにいわゆる貸農園だが日本からでは遠いので適宜発育状況の映像と開花後はドライフラワーを送ってくれるらしい
そしてもし開花期に訪れた場合はMyヒマワリ畑の見学と畑で典型的地元の昼食をご馳走する由(詳細は上の写真及び下記URL参照)・・・日本語ページ
http://www.girasolesdecarmona.com/ja/・・・現在オフシーズンのためリンク切れになっているようです
どういうわけかスペイン語及び英語ページでも大和ナデシコが表紙及びフォトギャラリーを飾っています
なお上記サイト(日本語サイトにはpdfがないが)によれば以下の3つの観光ルートがある
1)ヒマワリルート 2)オリーブルート 3)ゴラドンフルーツルート
1)2)ルートはカルモナ内のホテルピックアップあるいはセビリア門発9:00で地元の朝食込み、日本語及びスペイン語のガイド付き約2時間の観光(ヒマワリ、オリーブ畑観光、写真撮影)で25ユーロ(グループは要相談)
これを知っていれば最初から利用したかった -
ヒマワリの種が入っている袋も頂いた
なお現地のヒマワリは食用のため日本のに比べ背丈が低かった -
インタビューに答えたお礼にセビリア門跡にある展望台に招待してくれた
ここからは360度全方向に視界が開けカルモナの白い村が一望できた -
地元の学生も見学に訪れていた
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展望台には主なランドマークを示すパネルが展示されていた
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カルモナのパラドールよりもこちらの方が視界良好だった
ただし一般には開放されていない -
帰りも路線バスで帰ることにした
時間調整にバルに入った -
全メニュー1ユーロと書かれたウレシイ店だった
帰国してから調べたところ、このバル 100 Montaditos という店はスペイン全土に展開中のチェーンレストランで文字どおり100種類以上のMontaditos(バゲットにいろいろな具を挟んだミニサンドイッチ)があるそうな、、、 -
少しピンボケ気味ですが手前にあるのが Montadito (モンタディート)、その時は気付かなかったがなるほどミニサンドイッチだ
これにコーラと patatas fritas (ポテトチップス) を食べた -
帰りも黄色のバスに乗った
終点から終点なので安心して乗れる -
終点の Sevilla San Bernard 黄色い花をつけたアカシアの下がバス停
-
帰りも San Bernard から路面電車に乗った
駅の前にジャカランダがまだ咲いていたので写真を撮っていると地元の女性から何を撮っているのか不思議がられたサン ベルナルド駅 駅
-
「西洋桜」とも称されるジャカランダ(スペイン語の発音はハカランダ)
今回の旅の目的の一つはこのジャカランダの花を愛でることだったが少し盛りは過ぎていたようだ
さて今回の「ローカル路線バスの旅・ヒマワリ観光編」に要した交通費は以下の通り
路面電車 1.4×2+バス2.8×2=8.4ユーロ
タクシー代 28ユーロ
合計 36.4ユーロ・・・一人参加の場合、二人の場合は22.4ユーロ
現地ツアー85ユーロの詳細内容が不明なので比較できないがコスパはよしとしよう -
ヒマワリ、咲きました!
カルモナの観光案内所でもらったヒマワリの種を愚妻の妹にプレゼントしたところ今年の8月、見事に開花したとの知らせあり
異郷の地でも見事に大輪の花を咲かせスペインの香りを届けてくれました
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この旅行記へのコメント (2)
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- るなさん 2018/06/28 09:47:07
- 圧巻のひまわり畑
- deracineさん、こんにちは&初めまして。
お薦め旅行記からやってきましたるなと申します。
一面のひまわり畑、アンダルシアのイメージそのものですね!!いつか絶対行きたいシーンの一つですが、行きたいところだらけでなかなか順番が回ってきません(苦笑)まして6月なんて祝日もないし今までは海外逃亡の出来ない月でした。でも、6月のヨーロッパは薔薇など、どこもお花ベストシーズンですからこれからは行かれるといいな~と思っています。
南仏編も懐かしく思い出しながら拝見しました。そう言えば南仏でラヴェンダーとひまわりのコラボシーンを見たんですが、感動しましたね♪
スペインは一度行っているんですが、カタルーニャのみ。今年か来年スペイン再訪をと思っていて、deracineさんの旅行記はとても参考になりました!!
フォローさせて頂きますのでご挨拶まで。
るな
- deracineさん からの返信 2018/06/28 12:40:10
- Re: 圧巻のひまわり畑
- るなさん、こんにちわ
ご訪問、また沢山ご投票いただき有難うございます
現在アメリカ大西部を旅行中で、ベッドの上で iPad を使って書いています
ひとり旅かつ英語の現地ツアーに参加しているので日本語を話す機会もなく、淋しい思いをしてしている際にコメントをいただき嬉しい限りです
私はとっくにリタイヤした身分なので好きな時に旅行できますが、海外の場合治安が心配なのでなるべく昼の長い時期に行く関係で偶然花一杯の時期に重なるのでしょう
スペインは妻も大変気に入って楽しい旅が出来ました
行かれる際は少しでもスペイン語を話すと歓迎されますよ!
私もサグラダファミリアが完成する2016年以降に再訪しつぃですがどうなることやら、、、、、
こちらこそこれからもよろしくお願いします
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