2017/01/24 - 2017/01/26
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tenkoさん
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寒い時は寒い所へ!昨年夏、暖かい下田に行ったメンバーで信州、長野、別所温泉辺りをぶらぶらしました。中高年のお姉さまお兄さまにとってこの寒さはキツイはずですが、我らのパワーは寒さより楽しさが先行。久しぶりの「冬らしさ」を体験してきました。メンバー4人は大学時代のサークル仲間。
会えばあの頃にさーっと戻ります。外見はそれなりでも心は青春そのものです。
2つの三重塔、激寒の中でひっそりと建っていました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 新幹線 自家用車
-
11:04あさま607号で東京駅を出発
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12:36上田駅着
六文銭だ! -
お昼ごはんはお蕎麦
お店の名は「くろつぼ」 -
古民家をそのまま使ってます。
我ら一行の中に地元民がいるので行ったのですが、旅人には分かりにくい。
この入口、どう見てもお蕎麦屋さんには見えない! -
中に入ると普通の家のお座敷
懐かしさが漂う -
ここは居間ですよね!
親戚の家でお蕎麦をごちそうになっているみたい -
メニューはお蕎麦中心
天せいろと鴨せいろを注文しました。 -
外に目をやると雪を被った門が・・・
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別所温泉、北向観音
北向観音堂 寺・神社・教会
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比叡山延暦寺の慈覚大師円仁により開創(825年)
北向観音堂 寺・神社・教会
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源平争乱で伽藍は焼失(1182年)
塩田陸奥守北条国時により再興(1252年) -
千手観音をご本尊とし北向きに建っている。
長野の善光寺が南向きに建っており、どちらか一方だけにお詣りするのを片詣りと言って、両方をお詣りするのが良いとされている。 -
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階段を下れば別所温泉のお店街に出る。
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陽が落ち始めるとぐんと寒くなってきます。
お宿に向かいます。 -
今夜のお宿は真田の隠し湯、角間温泉「岩屋館」
住所は上田市真田町ですが、山の中です。
どんどん山中に入っていき、人里離れたという表現そのものの隠れ里。秘湯の宿 角間温泉 岩屋館 宿・ホテル
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秘湯です。
山の中の温泉、守っていきたいですね。 -
お湯は炭酸泉
鉄分が酸化して温泉の色は茶褐色
炭酸イオン、鉄分を豊富に含んでいます。 -
さっそく露天風呂へ
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混浴だけどそれでは女性が入れない・・・・
で、専用時間を作ってくれています。 -
この木の階段(確か35段と言ってた気がする)を駆け上がっていくのです。
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左右はつらら
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着いた~
でも寒すぎ!
入ろうという意気込みはすっかり消失。 -
脱衣室の入口
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中はこんな感じ
この寒さでは無理でしょう・・・
ダメでしょう・・・・
ん~残念! -
隣に「りんごの湯」が
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あ~入りたい~
でも、無理無理無理! -
というわけで内湯に。
外は雪
雪を観ながらの温泉、最高~ -
お部屋は秘湯に似合わずツインベッドが。
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私たち女性部屋のお部屋は「海野の間」
真田十勇士のひとり海野六郎の名をとってます。
男性のお部屋は「佐助の間」
猿飛佐助ですね
「真田の間」は特別室でした。中を見たかった! -
夕食は山の幸が中心
蕎麦粉を使ったお豆腐や川魚の唐揚げ
山芋とろろの酢の物
鴨と豚肉の小鍋 -
揚げ物
川海老、うど、その他 -
鯉のあらい、サーモン
サーモンは信州産でニジマスとブラウントラウト(ます)を掛け合わせてできた1代限りの養殖品種。
長野水産試験場が約10年かけて開発。平成16年に新養殖品種として承認された。
トロリとしているがさっぱりしていて美味。川魚特有のにおいは無い。
この後お蕎麦、青じそご飯、お味噌汁、フルーツ -
五一ワインの赤
信州塩尻の林農園のワイン
ブドウはメルロー -
おはようございます!
起きてビックリ!
お食事処の窓の外のつらら -
つららというより氷の壁
外は何度なんでしょう?
つららを見るのはとても久しぶり、なのにいきなりこのつらら・・・・ -
朝食
地の物の佃煮
湯豆腐、卵焼き、ワカサギの甘露煮その他 -
露天風呂を次回に残してお宿を出ます。
小熊(はく製)ちゃんが見送ってくれました。
この熊ちゃんは女将さんのお父さんが川で瀕死の状態で見つけ猟友会に知らせたら、見つけた人が引き取るように・・・・と言われてここにいるそうです。
以前は外を見ているように置いてあったのですが、お客さんが本物と勘違いして「ギャー!!!」
それからは内向きに置いたそうです。 -
小布施町にやってきました。
北斎館です。
残念なことに今日は展示物入替の日で、屋台の展示しか見ることができませんでした。
これは東町の屋台北斎館 美術館・博物館
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屋台の天井の絵(真筆)
左は竜、右は鳳凰
生々しいタッチですごい!
気持ち悪いくらい -
上町の屋台
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男波
北斎と言えばこの波の絵ですよね。 -
女波
北斎は江戸の生まれですが、小布施に住む高井鴻山を訪ね、彼の支援でたくさんの作品を残した。
北斎(83歳)は天保13年(1842年)鴻山37歳の時に小布施を訪れる。
鴻山は北斎の卓越した才能を見抜きアトリエを作って北斎に入門する。 -
小布施を少しぶらぶら
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竹風堂でお昼ご飯
竹風堂 小布施本店 グルメ・レストラン
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栗ごはんセット
竹製のお弁当箱に栗ごはん
山菜、漬物、むかごの甘煮、お味噌汁 -
デザート
塩大福風アイス
小豆とちょっと塩味が効いたアイス -
こちらはマロンアイス
小布施の栗を使ったアイス
美味しさは言わずもがな -
土蔵造りのこの家は造り酒屋
桝一市村酒造場 -
枡一酒造
創業宝暦5年(1756年)とありますねぇ!枡一市村酒造場 専門店
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杉玉
新酒が出来ました~ -
桝一酒造は栗菓子の小布施堂も経営しています。
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黒柴犬のお散歩に出会いました。
真っ白な雪に黒色が映えて、りりしく感じます。 -
昨日、別所温泉の北向観音にお詣りしたので、片詣りにならないように長野市の善光寺をお詣りします。
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長い参道はお店が並んでいます。
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善光寺の入口と長野駅間のシャトルバス
参道を走っています。 -
御本陣藤屋
加賀百万石の本陣で、明治以降も著名人が数多く宿泊している。
伊藤博文、福沢諭吉、乃木希典などTHE FUJIYA GOHONJIN グルメ・レストラン
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七味唐辛子の八幡屋
江戸時代より270年続く
独特不変の製法で唐辛子、胡麻、麻種、山椒、陳皮、紫蘇、生姜の七種を調合根元 八幡屋礒五郎 本店 グルメ・レストラン
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様々な七味唐辛子が並ぶ
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善光寺郵便局
えっ、これが郵便局?と驚いてしまいました。
参道の屋並みに溶け込んでいます。善光寺郵便局 名所・史跡
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仁王門
左右の仁王像は高村光雲と米原雲海の作善光寺(長野県長野市) 寺・神社・教会
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山号は定額山
宗派は無宗派
約1400年前に伽藍の造営 -
はるか昔から今に至るまで日本全国からお詣りする人が絶えない。
履いてきた草鞋をここに吊るして長い旅のここまで来られた無事を感謝し、これからの旅路の無事を祈る。 -
草鞋に願いを描いた布が巻き付けてありました。
どんな思いでここまで来たのでしょう‥… -
仲見世通り
1年中で1番寒い頃なので、人出も最低かも。 -
六地蔵
善光寺(長野県長野市) 寺・神社・教会
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山門
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信濃国司の従者として都に上がった本田善光が物部氏により打ち捨てられたご本尊となる仏像を持ち帰ったということでその名前をとって「善光寺」と名付けられた。
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柄杓の柄に小さなつららができてます。
見えますか? -
鐘楼
善光寺(長野県長野市) 寺・神社・教会
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本堂
本尊は一光三尊阿弥陀如来
現在の像は鎌倉時代の作
武田信玄は本尊、什宝、寺僧まで全てを甲府に移したがその後織田、徳川軍に敗れ最後は秀吉が京都の方広寺の本尊とするが、秀吉の死の直前に枕元に立ち信州に帰りたいと告げた。
そのため1598年に40数年ぶりに戻ったとのこと。
時の権力者に翻弄された本尊ですね。
戒壇巡りもしました。真っ暗闇の中を進み秘仏の本尊との結縁で極楽浄土に行けるという約束をしてくれるそうです。私もこれで安心。善光寺(長野県長野市) 寺・神社・教会
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今夜の夕食は焼肉
「あぶりや平平」
私たちが最初に入りました。
この後次々とお客様が来て1時間後には満席。
予約が取りにくいお店だそうです。あぶりや平平 グルメ・レストラン
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炭火です。
洋服に臭いがついてしまうので、1人に1枚大きなビニール袋を頂きました。
この袋にコートやマフラーを入れて口をぎゅっと絞ります。 -
3日目の朝です。
昨夜は上田駅前の東急REIホテルに宿泊。
シンプルですが気持ちいい対応のホテルです。上田東急REIホテル 宿・ホテル
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朝食はブッフェ
和洋折衷でした。品数は多くありませんが私には充分。
カレーがあり、皆さん召し上がっていました。 -
今日は2つの塔をめぐります。
まず大法寺の三重塔大法寺 寺・神社・教会
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だらだら続く道を登っていきます。
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道の途中、五百羅漢が出迎えてくれました。
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長い間、風や雨、雪、そして太陽に晒されて風化が激しいです。
この羅漢さん瓢箪徳利を抱いています。表情は写真では分かりにくいですが、お酒を飲めるぞ~って喜んでいるのかな? -
登ってきた道そして階段
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国宝大法寺三重塔
一番下の屋根が2番目、3番目に比べて大きいのが特徴大法寺 寺・神社・教会
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大法寺は大宝年間(701~704)藤原鎌足の子の僧定恵によって創設
塔は墨書により正慶2年(1333年)頃に造営中だったということが分かる。
あまり装飾を用いずシンプルな造りの塔 -
眼下に塩田平を望む
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一番下の屋根を大きくするとバランスが良く見え、より美しく見える。
そのため屋根の手先がふつうは三手先なのだが、この塔は二手先になっている。
こういう造りは大変珍しく、この塔の他には奈良の興福寺の塔があるだけ。 -
「見返りの塔」と言われている。
あまりの美しさに思わず振り返るということらしい。
私も振り返って1枚パチリ! -
地図で上の塔が大法寺、下が安楽寺
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もう1つの塔、安楽寺の三重塔に向かう。
塩田平は静かに雪に覆われていました。 -
杉の木立の向こうに見えてきた。
安楽寺八角三重塔安楽寺(長野県上田市) 寺・神社・教会
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塔は見上げるもの
この塔も美しい -
国宝八角三重塔
鎌倉時代末期の正応2年(1289年)に建立
一番下に裳階(もこしと読む。ひさしのこと)を付けた珍しい三重塔
中国宋時代の禅宗様(唐様)で建てられている。
八角形の三重塔は日本で唯一安楽寺(長野県上田市) 寺・神社・教会
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八角の塔の屋根に雪をのせて、ひっそりと・・・でも凛と建っている姿に感動
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この図を見ると一番下の屋根はひさしだということが分かる。
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階段を下って安楽寺を後にしました。
「信州の鎌倉」
この塩田平を鎌倉北条氏(義政から三代にわたり約60年)が、信濃の一大勢力としてこの地を治めたことから信州の鎌倉と言われている。その間、多くの神社仏閣が建てられた。 -
上田に戻り柳町に行く。
旧北国街道沿いに古い家並が残っている。
善光寺街道とも呼ばれ、正式には北国脇往還という。北国街道筋の柳町 名所・史跡
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上田の銘酒「亀齢」の蔵元
日本で数少ない女性杜氏の酒蔵岡崎酒造 名所・史跡
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玄関先に瓦で作った行燈
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酒蔵のお隣にあったパン屋さん 「ルヴァン」
東京、富ヶ谷に本店がある。天然酵母のパンでは草分け的存在とか。
オーナーは上田出身、町おこしの願いを込めて柳町に出店。ルヴァン 信州上田店 グルメ・レストラン
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天然酵母のパン
出来立てのあんパンとくるみのパンを買いました。
香りとパン生地の歯ごたえがなんとも美味しい。 -
酒蔵のお店の裏にお雛様
江戸末期から明治初頭くらいのものかと・・・・ -
2泊3日、信州上田の旅を無事終えて東京に帰ります。
激寒でした。
あんなつらら、初めて見ました。
鎌倉時代から山奥にひっそりと建つ三重の塔
心にピシッときました。
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