2015/08/05 - 2015/08/12
11位(同エリア44件中)
eme10さん
- eme10さんTOP
- 旅行記292冊
- クチコミ122件
- Q&A回答2件
- 880,961アクセス
- フォロワー56人
同じイタリアのトリノから電車でヴェローナ経由でトレントへとやって来ました。トレントは2年前に来て1泊だけしましたが、その時の印象がとても良かったので再訪です。
この地域はスパークリングワインの生産が盛んで、Ferrari等の世界的に有名なワイナリーもいくつかあるのでせっかく1週間もトレント近郊に居るんだし、アグリツーリズモの様な農家に泊まった経験も無いので視野を広げる良い機会だと思ってワイナリー巡りを中心とした文化体験系の旅にしてみました。
最初にトレントに3泊、その後トレントとロヴェレートの間にあるカッリアーノという町のアグリツーリズモに2泊、その後再びトレントに2泊という日程です。
ホテルはトレントではグランドホテルトレント、カッリアーノではAgriturismo Salizzoniに宿泊しました。
なお、移動は全て電車やバスの公共交通機関です。
私自身はこの旅行をする前はワインなんてたまに家で夕飯の時に飲むくらいでワイン自体への興味なんて正直そんなに無かったのですが、果たして二度目のトレントやワイナリー巡り、アグリツーリズモは楽しめたのでしょうか?
【旅程】★が付いているのがこの旅行記に該当するスケジュール
7/28〜30:【フランス】リヨン
7/30〜8/5:【イタリア】ピエモンテ州(サウゼドゥルクス、ヴェナーリアレアーレ、トリノ)
★8/5〜12:【イタリア】トレンティーノ・アルト・アディジェ州(トレント、カッリアーノ、ベセネッロ、メッツォコローナ)
8/12〜18:【オーストリア】チロル州(キルヒベルク・イン・チロル、ヨッホベルク・イン・チロル、ゲルロス)
8/18〜21:【ドイツ】バイエルン州(ニュルンベルク、バンベルク)
8/21〜24:【ドイツ】バーデン・ヴュルテンベルク州(エヒターディンゲン、シュトゥットガルト、ルードヴィッヒズベルク)
8/24〜26:【フランス】ストラスブール
【使用機材】
カメラ:Sony DSC-RX1
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 2.5
- 同行者
- 乳幼児連れ家族旅行
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
トリノを17:10分に出て途中ヴェローナで乗り換えてここトレントに到着したのが22:50です。
ヴェローナからトレントまでのローカル線がエアコンが効いておらずに蒸し風呂状態でかなり暑くてキツかったです。
ヨーロッパの人は電車の窓を開けるのを嫌がるというのはどこかで聞いたことがありますが、車内が暑すぎて人種関係なく窓を全開にしていました。
夜遅くの到着で大荷物、そして小さい子連れという不安要素は多々ありましたが、実際に来てみると割と普通でした。
まあ以前来た時にこの街は結構安全そうという実感があったのでそこまで心配はしていませんでしたが。 -
前回もグランドホテルトレントを予約して結構良かったので今回もリピートです。というかこの時期に1泊70EURで泊まれるのがここ位しかなかった。
普通にチェックインして部屋に来ました。
トリプルルームです。
ベッドの寝心地はそこそこ快適で、以前はWiFiも有線もネットが1日3EURしていましたが、今は無料になっていました。速度もそこそこ速くてVPNも繋がります。
以前泊まった時は部屋にケトルがあって今回もあるだろうと思っていたらこの部屋にはケトルが無かったのでケトルが使えるかリクエストしましたが使えませんでした。グランド ホテル トレント ホテル
-
バスルームにはバスタブが付いていましたが、バスタブの栓が詰まっていて排水が悪く全然お湯が減らないのでクレームをつけて修理するようにフロントの小太りな中年男性スタッフに言ったら今は深夜だから無理だと逆ギレされました。超感じ悪いです。
しょうがないのでこの日は直してもらうのを諦めてシャワーを浴びて寝ました。
こういう時は使えないスタッフには頼らずに違う人にリクエストするに限ります。グランド ホテル トレント ホテル
-
翌朝フロントに居た有能そうな感じの良い美人スタッフにバスタブの栓が詰まっている件をお願いしてから観光と買い出しに出ました。
ここは駅前のダンテ広場です。
まずはこの近くのツーリストインフォメーションでTrentino Guest Cardという1週間40EURでトレンティーノの公共交通機関や観光施設の大半の入場料が無料になるカードを購入しました。
宿泊先の宿泊施設がTrentino Guest Cardと提携していればわざわざ買う必要は無く、宿泊時に貰えるのですがあいにくグランドホテルトレントは未提携でチェックインの時に貰えるか聞いたら普通にダメだったので大人2人で80EURと結構しますが1週間トレンティーノにいるので思い切って購入することにしました。 -
ツーリストインフォメーションでゲストカードをゲットした後はスーパーで買い物をして買った物をホテルに置いてから観光スタートです。
とりあえず前回来た時に行かなかった城を目指します。 -
途中でカフェに寄って軽食を食べました。
甘いデザートコーヒーみたいなのを頼んだら甘すぎて失敗。
その他トーストも頼んで食べて味は普通で、食べている途中に店のブレーカーが落ちてびっくりしました。 -
目的地のブオンコンシーリョ城です。
以前来た時は入口の階段がきつくてベビーカーを抱えて上がるのが面倒で入場料もかかるのでスルーしましたが、今回は頑張ってベビーカーを抱えて登りました。 -
入場券を買うというかゲストカードで発券する際に地元の学生からゲストカードの使い勝手についてのアンケートで色々聞かれました。
最初はベビーカーごと城に入って中を見ようと思いましたが、結構な階段が多かったので諦めてベビーカーだけチケット売り場で預かって貰って娘を抱っこ紐で背負って城の中を見ました。カステッロ デル プオン コンシーリョ博物館 (ブオンコンシリオ城) 博物館・美術館・ギャラリー
-
内装や展示物を見つつ歩いていたら抱っこ紐で背負っていた娘が寝てしまいました。
カステッロ デル プオン コンシーリョ博物館 (ブオンコンシリオ城) 博物館・美術館・ギャラリー
-
こんな感じで展示されています。
特別豪華絢爛な部屋は無かったです。カステッロ デル プオン コンシーリョ博物館 (ブオンコンシリオ城) 博物館・美術館・ギャラリー
-
城の後ろ側はこんな感じ。
カステッロ デル プオン コンシーリョ博物館 (ブオンコンシリオ城) 博物館・美術館・ギャラリー
-
ただ、このエリアの天井画は見事でした。
カステッロ デル プオン コンシーリョ博物館 (ブオンコンシリオ城) 博物館・美術館・ギャラリー
-
イチオシ
正直それほど見どころがある城だとは思いませんでしたが、ゲストカードだと無料なので良かったです。小さい子供は無料とは言え2人で80EURも投資しているので元を取るべく頑張って観光しなければ。
カステッロ デル プオン コンシーリョ博物館 (ブオンコンシリオ城) 博物館・美術館・ギャラリー
-
サクッと城を見た後は預けていたベビーカーを回収してから城を後にしました。
それにしても山岳リゾートで涼しい快適な夏を過ごせれば良いなという感じでトレント近郊に来たわけですが、実際に来てみるとくっそ暑いです。
私はさいたま市に住んでいますが、東京やさいたま市辺りと気温が変わりません。
よく考えてみればトレントは別に高地にあるわけではなく盆地にあるので、夏暑くて冬寒いのではという事に気がついた次第。カステッロ デル プオン コンシーリョ博物館 (ブオンコンシリオ城) 博物館・美術館・ギャラリー
-
城の近くから見る景色は結構綺麗です。
ベビーカーを持ち上げて階段を降りる時に流暢な日本語を話す男性が手伝ってくれました。 -
暑すぎて日陰を探しつつ街歩きをしています。
それにしてもこの38度位の暑さに加えて結構強烈な日差しでも現地人は帽子なんて被っていませんが、黒髪の日本人にはキツイです。日射病や熱中症対策に帽子を持ってきて良かったです。 -
街中心部のドゥオーモ広場に来てみたら何と工事中でした。
普段はとても雰囲気のある美しい広場なのでこれはちょっと残念。ドゥオーモ広場 (トレント) 観光名所
-
サンヴィジーリオ大聖堂は無料で入れますが、撮影禁止だったので中の写真は撮れませんでした。
ドゥオーモ広場 (トレント) 観光名所
-
トレンティーノゲストカードで3EURか5EURの入場料が無料になる美術館がドゥオーモ広場に面したところにあったので入ってみました。
ここは「アクシデントがあったけど助かった!神様ありがとう」系の絵が沢山ありました。
例えば、車で事故ったけど怪我もなかった、神様ありがとうとか、2階の窓から落ちたけど下に藁が沢山積んであって助かった、神様ありがとうみたいなテーマの絵が時代別に沢山あってバカバカしさにちょっと笑える美術館です。
まあ正直これは無料じゃなければ行ってませんね。 -
まあそんな感じで街を見てホテルに戻って休憩をした後はケトルが欲しくなったので大きなショッピングセンターがありそうなエリアまでバスで行くことにしました。
写真は今回宿泊したグランドホテルトレントです。立派な4つ星ホテルでした。 -
向かったのはトレントの北の方にあるTrento Nord-Zona Commerciale駅の東側にある小規模なショッピングセンターが何件かあるエリアです。
本当はカルフールとかAuchanとかConadとかの大型スーパーに行きたかったのですが、トレントの付近では無いみたいなので市バスで行けるショッピングセンターやヨーロッパでよく見るMedia Worldという電気屋があったので行ってみたは良いものの、取り扱っているケトルの種類も少ないし、この旅で立ち寄ったリヨンのカルフールやトリノのAuchanという大型スーパーで見たケトルと比べて価格も高いしで日本から電圧が対応しているトラベルケトルを買って持ってくるか、トリノかリヨンでケトルを買っておけば良かったと後悔。
トラベルケトルなんていらねーだろ、と思っていましたが乳幼児を連れていたり持参したカップラーメンを食べたい時なんかに使えなくて不便だったので、次回長期で旅行する事があれば必ず持っていくことにします。
夕飯は今回行ったショッピングセンターの近くにあったRoadside Grillというイタリアのファミレス的なチェーン店です。
無料のお通しでピーナッツが小さいバケツに入って出てきたり、子供用のお絵かきセットもくれたりとサービスも良いし、ファミレスと言っても使っている肉はイタリア産の牛肉なのでステーキも超美味しかったです。 -
私が頼んだのは丁度キャンペーンで半額になっていたハンバーガーです。味はそこそこでしたがポテトはとても美味しかったです。何より半額になって5.5EURの割にボリュームが凄かった。
嫁の頼んだステーキは一口食べさせてもらったらとても美味しかったですが、大半は3歳の娘に食べられていました。
郊外のショッピングセンター街まで市バスで来たは良いものの、結局ケトルは買えずじまいでしたが、まさかの大満足な夕飯になりました。
会計はトータルで28EUR位でリーズナブルです。
特に、キャンペーン中の割引メニューを選ぶといい感じというのを店内のポスターやメニューを見ていて思いました。
この日は市バスでホテルに戻って終了です。 -
翌日、この日は洗濯物が溜まっていたのでコインランドリーに洗濯しに向かいますが、洗濯物をバッグに入れてホテルを出てコインランドリーに行く前にまずツーリストインフォメーションに行ってFerrariというトレント郊外にある有名なワイナリーのツアーの予約をしてもらいました。
ゲストカードがあるからせっかく無料で行けるんだし、ワイナリーにも行ってみよう!というノリでツーリストインフォメーションのスタッフに予約して貰いました。
この時ゲストカードで無料になると思い込んで予約していましたが、実際行ってみてフェラーリの人に話を聞いてみるとワイン購入時に1割引にはなるけどツアー代金は定価(1人5EUR)になるようです。
午後にツアーがあるようでそれを予約して貰って、それまでに洗濯をします。
ランドリーはグーグルマップで見つけていたのでそれを頼りに行ってきました。イタリアではLavanderia automaticaとグーグルマップ上で検索するといい感じにコインランドリーがヒットします。Lavanderiaがクリーニング店、automaticaが自動って意味合いでしょうね。
ここのランドリーは珍しく洗剤が売っていません。
どうやら服を洗濯機に入れてランドリー代の5EURを入れて回すと自動で洗剤が注入されるようでした。
一応液体洗剤も持参していたので洗剤入れから投入しておきました。 -
洗濯の後は乾燥機にかけて完了です。
洗濯に約40分、乾燥に15分か20分位かかるので店内で電子書籍を呼んで暇を潰しました。
子供はベビーカーで寝ていたので楽でした。 -
洗濯が終わった頃にはフェラーリのワインツアーの時間も近づいてきていたので急いでホテルに戻って支度をします。
-
フェラーリのワイナリーまではトレント駅前のバス停から12番のバスに乗って直行できます。
アディジェ川を渡った直後のPonte di Ravinaというバス停かその次のRavina del Ponteというバス停で降りればそこから徒歩3分位で入口に着けますが、受付がどこだかわからなかったのでとりあえずフェラーリの工場の敷地内に入りました。 -
日本で旅行の計画を立てている時に何気なくトレンティーノゲストカードが使えるワイナリーのWEBサイトを開こうとトレントの一番上にあったこのフェラーリのリンクを開いたら、ファッションの高級ブランドかと錯覚しそうな位エライお洒落なサイトで驚いて、ここには出来れば行ってみたいと思っていました。
無事ツアーの予約も出来て到着できたのでとりあえずその建物の中に入ってみたら受付がありましたが、ワイナリーのツアーではなく普通のオフィスの受付でした。
それにしてもワイナリーって普通に農家が細々とやっているイメージでワイン工場っていうイメージは無かったのですが、いざ来てみるとまさにワイン工場って感じです。
しかも何故か建物やオブジェがいちいち凝っていたり内装がやたらお洒落で田舎臭さなんてものは微塵も感じさせないどころか非常に洗練されています。 -
こちらがツアーの入口です。
丁度昼休み中で鍵がかかっていましたが、休みが終わる時間まで待っていても鍵が開かなかったので、ドアの横にあったインターホンで呼び出して開けてもらいました。 -
イチオシ
敷地内も色々お洒落です。
-
インターホンを押したら係員の人が来て鍵を開けてくれたのでとりあえず中に案内してもらいました。
一番乗りですが、もう少し後になったらツアーバスが来るからそれまで待っていてと言われて待ちます。
内装も凄いですね。ワイナリーってよりホテルのホールって感じです。 -
ボトルもお洒落です。
-
フェラーリは箱までお洒落です。
しばらく待っていたら私達と同じような個人参加の家族が2組位とツアーバスで団体客が来たので英語のガイドツアーが始まりました。
まずはフェラーリの歴史などを紹介するビデオをツアー参加者全員で別室で10分位見ました。
映像の出来栄えもしっかりしていて歴史やワインの作り方も大体理解しました。 -
映像を見終わったらいよいよワインを作る工程を見学します。
私達ともう一組はベビーカーで参加していたのですが、ここはエレベーターが整備されていたのでベビーカーを使いながら見学できたのも良かったです。
エレベーターを出るとワイナリー独特のなんとも言えないぶどうの発酵した良い香りが漂っています。本当にワイナリーに来たって感じです。 -
沢山のぶどうを発酵させるタンクが並んでいます。
-
その後更に移動してワインを熟成させる工程の説明がありました。
英語でガイドの人が説明してくれるので、英語ならそれなりに理解できるので良かったです。
基本的にベビーカーは邪魔になるので、邪魔にならないように端っこのほうで説明を聞いていました。
肝心の娘が騒がないか心配でしたが、大人しくベビーカーに座って寝てくれていたので助かっています。 -
長く保管していると写真に写っているボトルのように沈殿物が底に貯まるので、この部屋に保管されている全てのボトルを毎日手作業で1本1本軽く回すように動かしてケアしているとの説明がありました。
高いスパークリングワインはそういう手間もかかっているんですね。 -
イチオシ
ワインのボトルを保管している場所は当然ながら低温です。
数分いると結構寒くなってきました。年中一定の温度を保つように温度管理されています。 -
色々説明してくれるので説明を聞いた時はそれなりに理解したはずが、残念なことに1ヶ月位経って旅行記を書く頃になるとほとんど忘れてしまっています。
-
ここにあるのは本当に貴重なワインだそうです。
普通のワインは別の倉庫にあるとのこと。 -
熟成段階に応じてボトルを置く角度を変えて沈殿物を蓋付近に集めてから出荷する時に一瞬栓を抜いて沈殿物を除去してからコルクで栓をし直して出荷するんですね。
最低でも24ヶ月以上はボトルで熟成させるとのこと。
ここにあるワインの便の栓はコルク栓ではなくビール瓶と同じような栓です。
コルクで栓をするのは出荷する時ということも知らなかったので勉強になります。 -
こちらは新しいワインの倉庫。
全部機械がやってくれます。 -
出荷工程に使う機械です。
ボトル詰めやラベル貼り、栓をするのとかは全て自動で行われているようです。 -
フェラーリのスパークリングワインです。
そういえばイタリアのスパークリングワインというか泡の入ったワインにはスプマンテとかプロセッコとかフリザンテとかランブルスコとか色々呼び方がありますがその区別の方法の説明とかもされましたが忘れてしまいました。 -
伝統的な製法でワインを作っていてもこういうラベル貼りとか箱詰めとかのどうでも良い所を機械化するところはちゃんと機械化して効率も良さそうです。
-
そんな感じでガイドツアーが終わりました。1時間かからない位で一通り見た感じです。
これはオフィスの入口近くに飾ってあったオブジェですが完成度が高くて凄い。 -
ツアーが終わるとオフィスの入口の所に出るのですが、内装もとても綺麗でお洒落でした。
-
そしてお楽しみの試飲タイムです。
まずはスパークリングワインをコップ1杯、しかも結構多めに注いでくれました。
これは結構飲んだ後に写真を撮りましたが飲む前に写真を撮れば良かったです。
味?そんなの美味しいに決まっているではありませんか。
実際に工場内に充満するぶどうの発酵した独特の良い香りを嗅いで、製造過程を見てから飲む1杯は格別です。
おつまみも出てきたのでそれを食べながら飲みましたが、とても料理に合うスパークリングワインでした。普通に飲むよりも食べながら飲んだほうがおいしく感じます。 -
その次は最近力を入れているというロゼを注いでくれました。
ロゼは結構好みが別れると思います。
私は普通の方が好みでした。 -
もちろんワインだけではなくおつまみも出てきますがこのおつまみがとても美味しかったです。
3種類位出てきたので空気を読みつつ一通り食べて様子を見ていましたが、結構余っていたので普通におかわりしました。
最後にスパークリングワインが購入できたのでとりあえず一番安いのを1本だけ購入しました。会計時にトレンティーノゲストカードで1割引になりました。
定価で1本13EURのFerrariの2015年ExpoパッケージのBrutを1本だけ買ったのですが、もし翌日帰国とかだったらもう数本買って帰ったと思います。
(ちなみに私が買って帰ったのと全く同じ商品が地元のジャスコで3,980円位で売っていました。Ferrariは箱がお洒落で大抵箱とボトルがセットで飾られているので簡単に見つけられた次第)
流石に帰国まであと半月以上あるのに重いスパークリングワインを何本も買うのは後々の移動が大変になるので諦めます。
あと、ここで購入する利点としては最高のコンディションで保管されているワインなので、流通の過程で劣化していることがないというのはワインを売る時にガイドさんがアピールしていました。
なのでスペシャルな1本を買いたい人なんかには最適だと思います。
そしてツアー代もトレンティーノゲストカードに含まれると思い込んでいましたが、ワインを買った時に言われたのがトレンティーノゲストカードにはツアー代は含まれずどうやら1人5EURかかるとの事。でも何故か今回は特別に無料で良いよとサービスしてもらえました。
ツアーの内容と試飲とおつまみを考えれば1人5EURなら是非行くべきです!
イタリア大使館のパーティー等で出されたり、ミラノ万博の公式スパークリングワインだったりするので元々美味しいスパークリングワインだと思いますが、製造過程を実際に見て知ってから飲む1杯は格別です。
毎日ガイドツアーが催行されているわけではないので英語かイタリア語が出来る人はフェラーリ社に直接電話して確認するか、トレントのツーリストインフォメーションで確認と予約をしてもらうと良いと思います。 -
ワインにそれほど興味はありませんでしたが、良い勉強にもなったし、試飲も美味しかったしおまけにおつまみでお腹まで満たされたしで大満足でフェラーリのガイドツアーを終えて、また市バスでトレント市内へと戻ります。
市バスの運賃もTrentino Guest Cardで無料です。 -
トレント市内に戻り、スーパーで買い物をした後は夕食を食べに行きました。
-
Antica Trattoria Due Moriという何故かちゃんとした日本語メニューのあるトラットリアに入ってみました。
鹿肉のカルパッチョをオーダーしてみました。
本当は牛肉のカルパッチョを食べたかったのですが、メニューになかったのでメニューにあった鹿肉のカルパッチョを頂きます。
味はまずまずといった感じ。 -
メインは魚を頼んでみました。
養殖されているマスを使った料理でしたが、良い意味で日本で普通に食べる普通の白身魚って感じで味にどこか懐かしさを感じました。
まだ旅は前半ですが、日本食が恋しくなってきています。 -
これは嫁が頼んだタリアテッレ。
支払った価格を考えると総合的な満足度はあまり高くはないですが、失敗したとまでは感じなかったのでまあこんなものでしょうという感じ。
そんな感じでトレントでの3日目が終了です。 -
トレント4日目。
この日は土曜で土日の2日間はCallianoというTrentoとRoveretoの間にある町のアグリツーリズモで2泊するので一旦トレントから離れます。
ただ、2日後に今まで泊まっていたグランドホテルトレントに2泊するので不要な荷物をホテルに預けてちょっとだけ身軽にしてから出発です。
カッリアーノへはトレントのバスターミナルから出ている301番のロヴェレート行きのバスに乗る必要があり、トレントのバスターミナルは鉄道駅のすぐ横にあります。
ホテルからは徒歩5分もかからない場所にあるので移動が楽でした。
バスターミナルに行く途中にあるダンテ広場では朝市が開かれていて農産物などが売られていました。
このバス代もトレンティーノゲストカードで無料になります。 -
カッリアーノの町に入る直前のバス停で降りてそこから予約したアグリツーリズモまで歩きます。
宿泊するのはAgriturismo Salizzoniというカッリアーノにあるアグリツーリズモです。
1泊65EURとこの近辺のアグリツーリズモにしては安かったのと、車が無くても辿り着ける場所だったのが決め手です。
ベッドはクイーンサイズのベッドです。
エアコンが無かったので暑かったです。 -
バスルームは広くて設備も新しいです。これは良かった。
-
チェックインして部屋に荷物を置いたらウェルカムドリンクをくれるということなのでとりあえずカプチーノを頂きました。
ここのアグリツーリズモは英語が通じるルカ君と、Google翻訳を使いこなすお茶目なお父さんが良い感じでした。 -
アグリツーリズモを出発した後は当然ながらあの城を目指します。
ベゼーノ城で入場料がかかる城ですが、これもトレンティーノゲストカードで無料になるのでその城を目指します。
城までの行き方は行きに乗ってきたバスの車窓から城の道への入口の看板が見えたのでそちらを目指して歩きます。 -
カッリアーノやその隣のベセネッロはぶどう畑が広がっていてまさにワインの産地という感じです。
ベゼーノ城に行く人はグーグルマップで城の南側に城の近くを通っている大通りがありますが、その道からではベゼーノ城に行くことは出来ません。
城の北にあるベセネッロの村から伸びている道からなら車でアクセス出来ます。 -
左右に広がるぶどう畑の間の舗装された道路をひたすらベビーカーを押しながら歩きます。
-
イチオシ
道の途中には十字架がありました。
-
今思えば最初に城への行き方を聞いておけば良かったのですが、まあ城は見えてるしあの位の高低差ならまあ大丈夫かなという感じでとりあえず徒歩で向かっています。
-
イチオシ
しかし、高い所にある城なので高低差が激しくいざ歩いてみると結構大変です。
ベビーカーを押しながら進みますが、割と急勾配な上り坂&35℃以上の猛暑の中坂道を登るのは激しくしんどかったです。
しかも、1週間前に直したはずのベビーカーのパンクが完全に治っていなかったのか、またタイヤの空気が抜けてきていました。 -
暑い中休み休みで頑張って登ってきました。
しかしベビーカーを押しながら上り坂を上がるのがこんなにキツイとは。
これで城が大したことなかったらまさに涙目。単なる登山になってしまいます。 -
城の入口に来てみたら何故か中世のコスプレをした人達がいました。
Trentino Guest Cardで入場料の5EURが無料になるので中に入ります。
いきなりドラクエの世界に迷い込んでしまいました。中世の格好をしている人が沢山居ます。偶然ですが丁度何かのイベント期間中だったようです。ベゼーノ城 城・宮殿
-
鎧とか槍とかが飾られています。
それにしてもここまで歩いてくるので疲れてしまい、近くにあったベンチでずーっと座ってました。
その間子供はこの芝生を延々走り回っていました。ベゼーノ城 城・宮殿
-
せっかく苦労してここまで登ってきたのでとりあえず城の中心部へ行ってみましょう。
ベゼーノ城 城・宮殿
-
ベゼーノ城の内部です。
観光客も結構いますが、日本人というかアジア系は私達だけしかいませんでした。ベゼーノ城 城・宮殿
-
城の広場では子供向けの催し物をやっていました。
中世祭りって感じで、結構本格的です。ベゼーノ城 城・宮殿
-
ここに来るまではまさかイベントをやっているなんて思ってもいなかったので超ラッキーでした。
この日は土曜だったので、もし平日に来たらイベントもなく閑散としたお城だったのかな。ベゼーノ城 城・宮殿
-
城を一周してみました。
崩れて廃墟のようになっているところもあります。ベゼーノ城 城・宮殿
-
ここにもテントが。
テントではなにか売っていたり、子供が遊べたり、スタッフが休憩していたりしました。ベゼーノ城 城・宮殿
-
これは16世紀当時の屋外のキッチンでしょうか。
ベゼーノ城 城・宮殿
-
一通り見てから広場に戻りました。
ベゼーノ城 城・宮殿
-
Beseno城は結構大きな城です。
先日行ったトレントのブオンコンシーリョ城とは規模が違います。
ここに行くなら車があると便利です。
城の麓には駐車場がありました。公共交通機関だけならベセネッロの町の中心にあるスーパーの横のバス停で降りてそこから徒歩で行けます。ベゼーノ城 城・宮殿
-
槍や兜なんかもありました。
ベゼーノ城 城・宮殿
-
入場時に貰ったパンフレットです。
まさにお祭りの日に来たんですね。色々時間別にイベントが有りました。ベゼーノ城 城・宮殿
-
こんな風に中世の格好をした兵士が並んでいたりなかなか面白いです。
城にそんなに長居をするつもりも無かったのですが、結構面白そうな祭だったので割と長い時間城に滞在しています。ベゼーノ城 城・宮殿
-
城からの景色です。
正面に見える町が今回宿泊しているカッリアーノの町です。ベゼーノ城 城・宮殿
-
この日は曇ったり雨が降ったり雷がなったりちょっと晴れたりと山の上にある城なので天候の変化が激しかったです。
ベゼーノ城 城・宮殿
-
イチオシ
空模様がかなり怪しくなってきました。
ベゼーノ城 城・宮殿
-
お腹が空いていたので売店で売っていた中世のレシピを再現して作ったお菓子を買って食べました。
何種類かメニューがあった中でキワモノっぽいミントとお米で作られたお菓子を買ってみましたが、意外にも結構美味しくてびっくりしました。流石イタリア。こんなところでも食べ物が美味いなんて。
店員さんもフレンドリーでとても良かったです。ベゼーノ城 城・宮殿
-
イチオシ
天気が怪しいから帰ろうかなと思ったら晴れ間が見えてきました。
天候が変わるのが早すぎです。ベゼーノ城 城・宮殿
-
何やらイベントが始まりそうな感じ。
ベゼーノ城 城・宮殿
-
芝生の上で何かやっています。何でしょうか。
ベゼーノ城 城・宮殿
-
これはなんか戦闘が始まりそうな予感。
ベゼーノ城 城・宮殿
-
農民が槍を持って突撃ーって感じですかね。
ベゼーノ城 城・宮殿
-
本当にそんな感じでした。
ベゼーノ城 城・宮殿
-
イチオシ
槍兵がぶつかった後から剣を持った兵士が出てきてチャンバラのように打ち合っていました。
まあ祭りなのでもちろん怪我するような感じでは無かったです。ベゼーノ城 城・宮殿
-
戦いが終わって何分かしたら雨が降ってきたので止むまで雨宿りしていたら、今度は大砲が用意されていました。
なんかみんな耳を塞いでいます。
写真に取ろうかなとしたら「どーーーん!!!!!!!」と物凄い音が聞こえてあまりの音の凄さにドキッとして反動で首を痛めそうになりました。ベゼーノ城 城・宮殿
-
2発目は撃つタイミングもしっかりわかっていたので問題なく見てられました。
この後雨も弱くなってきたので城を出て町に降りましたが、行きのように徒歩ではなくどうやら無料のシャトルバスが麓の駐車場から出ていたので坂道を下った先まで載せてもらいました。
どうやらベセネッロの中心のスーパー横のバス停からベゼーノ城までピストン輸送しているバスがあったみたいです。
このバスの存在さえ知っていればこんなに苦労して登って来なかったのに。
予めアグリツーリズモで城の行き方を聞いておけば良かった。ベゼーノ城 城・宮殿
-
ベセネッロからカッリアーノへは歩いて戻ります。
途中スーパーに寄りたかったのですが閉まっていたので夕飯はカッリアーノの町の中心にあったピッツェリアに行きました。
とりあえずハウスワインを頼んでみますが、流石ワインの産地だけあって安くて美味しいです。 -
私はマルゲリータを頼んで、嫁は肉が乗っている写真のピザを頼みました。
味は中々です。 -
奥にいるお兄さんが一人でピザを焼いていたようでした。
価格も普通に安かったしいい夕食になりました。 -
この後はアグリツーリズモに戻ってこの日は終了です。
何気なくBeseno城に行ってみた一日でしたが、城に行ってみたらまさかのお祭り中でとても楽しい一日でした。
この後部屋で私達が使っているエアバギーミミというベビーカーのパンクを修理しました。
この1週間位前に同じタイヤがパンクしていたので、パンクした原因(タイヤにホッチキスの針が刺さっていて、ちゃんと抜いたつもりでしたが針が途中で折れていたみたいで、折れた部分がタイヤの裏に残っていた)を完全に取り除けていなかったのがパンクが再発した原因だったのですが、この時はそれに気づかずにとりあえず穴の空いたチューブをパッチで塞いでケアしました。
(でも完全には直っておらず、また1週間後位にまたパンクが再発します) -
アグリツーリズモ2日目の日曜日です。
朝食を食べた時に英語が通じるLucaにここのアグリツーリズモのワイナリーを見てみたいと相談したら快くOKをくれたのでワイン造りを見学します。
先日行ったFerrariがとても良い経験になってワインへの興味もちょっと出てきているのでこういう小規模なワイナリーはどんな感じなのかとても楽しみです。 -
収穫したぶどうを絞った後の果汁を発酵させるタンクです。
結構小規模なワイナリーなのにちゃんとしたタンクが何基かあってちょっと驚きました。 -
樽に入れて熟成中のワインです。
樽はオーク材で出来ており、樽の中に入っているワインに木の香りを移すために3年か5年で新しい樽に変えるそうです。
考えてみれば当たり前ですが樽の香りが付くのはこの工程なんですね。 -
案内してくれたLuca君です。
彼は英語が話せて超親切だし、滞在中いろいろ良くして貰いました。 -
ボトル詰め作業もまさかの自動化。
そんなに大きなワイナリーではないのに結構自動化されているところもあって驚きました。
まあでもこういう作業を手作業でやってもあまり意味無さそうだし効率化出来るところは効率化した方が良いですね。 -
ここでは赤、白の他にもスイートワインを作っているということで、ここの一番お勧めのスイートワインを見せてもらいました。
黄色い箱に入っている「Castel Beseno」というベゼーノ城の名前を冠したワインです。 -
ここで試飲させてくれる流れでしたが、ぶどう畑はどんな風になっているの?
と聞いたら連れて行ってくれるとのこと。
試飲は後にしてルカくんの車でぶどう畑まで連れて行って貰いました。 -
車に乗りながら色々説明してくれました。
昨日私達が歩いていたぶどう畑はまさかの全部そこのアグリツーリズモが所有しているぶどう畑でした。
他にも何箇所か畑を所有しているとの事。そのうちの一つに案内してくれました。
実際に畑に入ってみて、赤ワインのこのぶどうは苦いよと言っていましたが実際に食べてみると普通に甘くて美味しかったです。これでも苦い方なのかとちょっと衝撃。 -
収穫の時は全て手作業、しかも6人位で3km四方の畑を1日で終わらせるとか。
すごいです。しかも説明しているルカ君も普通に収穫に参加しているとか。 -
これはマスカットですね。白ワインかスイートワイン用のやつですがこの時期はまだ実が小さいので9月末位に来ると良い感じとの事。
-
ぶどうは全て収穫しやすい高さに揃えられて実っていました。
イタリアって結構適当なイメージが有りますが、こうして見ると非常に合理的で生産性も高いのかなと関心します。
彼曰く9月の初旬〜中旬に来ると収穫の時期で良いよとの事。
次来るなら9月に行ってみよう。 -
そしてアグリツーリズモに戻って待ちに待った試飲タイムです。
選んだのはもちろんおすすめの「Castel Beseno」というスイートワイン。
飲んでみるとほのかにぶどうのすっきりとした甘さの中にチョコレートの風味を感じるとても美味しいワインでした。
かなり気に入ったので後に2本お買い上げしました。
こうして味わうワインはとても良かったです。
畑でぶどうの段階から加工、熟成、ボトル詰めまで一通り見て理解した後だとやっぱりひと味違います。 -
大満足のワイナリー見学を終えた後はとりあえずガルダ湖に行こうかなとバス停を目指して歩きます。
-
しかしバス停に着いたら次のバスが1時間以上後だったので、とりあえずカッリアーノ南部にある別の城を目指して歩いてみました。
-
しばらく歩くと目的地のPietra城が見えてきました。
ここも中々の城っぽいです。 -
城の近くまで歩いてきました。
城に行くには上り坂を登らなくてはいけませんでしたが、昨日のベゼーノ城までの道のりに比べれば相当楽だったのであっさりと入口に到着です。 -
が、しかし城が閉まっていて入れませんでした。
引き返します。 -
ピエトラ城近くのバス停に戻ったのがバスが来る予定の時刻の3分後位で、遅れていたらそれに乗ってガルダ湖に行こうと思っていましたが、いくら待ってもバスは来ません。
既に通りすぎてしまったのでしょう。
そして待っている内に天候が急激に悪化して雨が降ってきたのでしばらく雨宿りして、雨が止んだ所で近くにあったピッツェリアに入って昼食を食べることにしました。 -
入ったのはRistorante Pizzeria la Roccaというお店。
地方にあった割にお客さんが沢山いました。
昼の閉店間際な時間帯だったので私達が席に座ってメニューが来る頃には殆どの人が帰っていました。
ここは色々受賞歴がある有名店のようでした。 -
嫁が頼んだルッコラの上にチーズが乗っている創作系のピザ。
-
私が頼んだのはマリナーラです。
ガーリックが乗っていてさっぱりとしていて食べやすくとても美味しかったです。この旅で食べたピザの中では一番美味しかったヴェナーリア・レアーレのテイクアウトのピザに次いで美味しかった。
値段は有名店らしくちょっとだけ高めでした。 -
食後はアグリツーリズモに戻ります。
-
そういえば9月の最初の日曜日はMagnalongaというベセネッロ、カッリアーノ、ヴォラーノの3つの町をまたいで無料の食べ歩きが出来るイベントがあるよと宿泊しているアグリツーリズモのスタッフのルカが教えてくれました。
やはりワイン目当てでこの地域に来るなら9月が良さそうです。 -
カッリアーノの町はベゼーノ城が近くにある以外は特にこれといった見どころはありませんが、割ときれいな普通の町でした。
-
水道の水も問題なく飲めます。
アグリツーリズモのオーナーのお茶目なおじさんに水道水は飲めるかと聞いたらナチュラルミネラルウォーターだから大丈夫だとの事だったので普通に飲みましたが問題なかったです。 -
普通の町なので結構閑散としています。
-
これが今回宿泊したアグリツーリズモ・サリッツォーニの入口です。
宿泊施設としてはエアコンが無かったので結構暑かったのがマイナス点ですが、ワイナリーとぶどう畑を無料で見せてくれて美味しいワインも無料で1杯飲ませてくれたりとアグリツーリズモならではの体験が出来たので総合的に見てとても素晴らしい宿泊になりました。 -
この日の夕飯は前日に行ったピッツェリアでマルゲリータをテイクアウトして部屋で食べました。
翌日は再びトレントに戻ります。 -
翌日、アグリツーリズモをチェックアウトする際に気に入ったワインを買ってから301番のトレント行きのバスでトレントのバスターミナルへと向かいます。
長距離バスのようなタイプのバスなので、ベビーカーやスーツケースなどの大きな荷物はバスに乗る前にバスの下の部分に載せてから乗り込みました。
バス代はTrentino Guest Cardで無料です。
ここまでで大体トレンティーノゲストカードの値段が40EURで恐らく半分の20EURは使ったと思うので残りの3日で元を取れるように頑張って行きます。 -
トレントでの残り2泊の宿泊先は前々日まで宿泊していたグランドホテルトレントです。
チェックインした際に前々日に預けていった荷物は部屋にあるよと言われて部屋に入るとちゃんと荷物がセッティングされていました。グランド ホテル トレント ホテル
-
ホテルを出てまず向かったのはツーリストインフォメーションです。
この日はもう一つのRotariというワイナリーのガイドツアーに参加できないか聞いてみたら午後にイタリア語のガイドツアーがあるので予約して貰いました。
ただ、トレントのツーリストインフォメーションで予約したのが始まる1時間前位とあまり時間が無かったので急いでロータリのワイナリーがあるMezzocoronaまで電車で行きました。
駅に着く直前にRotariの建物が見えましたが、とても大きな規模のワイナリーです。
ガイドツアーの受付を行っている売店は駅の側の入口ではなく反対側にあるのでロータリの敷地の中を突っ切って行きました。 -
急いで行った甲斐もあり何とか間に合いました。
売店でツアーの受付を済ませてから集合場所に行ってツアー開始です。ガイドツアー代はトレンティーノゲストカードで無料になります。
ここはベビーカーは段差が多いのでNGでした。
とりあえず預けて抱っこ紐で子供を背負ってイタリア語のガイドツアーに参加します。
まずはロータリの歴史を紹介するようなビデオをシアタールーム的な場所で鑑賞してからツアーが始まります。この辺の構成は数日前に行ったフェラーリと同じでした。
とても感じの良い女性ガイドさんがイタリア語で色々説明してくれるのですが、イタリア語なので断片的にしか理解できませんでした。 -
ボトル詰めや箱詰めは当然ながら機械が行います。
-
ワインのボトルが並べられている空間です。ロータリのワイナリーは規模が非常に大きく、ガイドツアーも専用のパンフレットがツーリストインフォメーションにあったり力を入れているようです。
この空間にあるボトルはここで熟成させているのではなく恐らくディスプレイ用だと思います。 -
ワインが入っている樽もありました。
色々説明してくれてはいるのですがイタリア語では理解できず。
英語のツアーも曜日や時間によっては行われているはずなので、よほどの事がなければ英語のツアーをおすすめします。 -
ぶどうを絞って出た果汁を発酵させるタンクのあるエリアへ。
どでかいタンクが沢山あります。そしてぶどうの発酵した良い香りもします。
駅からワイナリーの売店の入口に行くまでに広大な敷地を通って来たのですごく大きなワイナリーだというのはわかってはいましたが、ここまで大きいとは。 -
タンクの次はスパークリングワインを瓶に入れて熟成させる過程を見学。
このコンテナがすごくて、沈殿物を動かすために一日一回自動でシェイクしてくれます。 -
シャルドネとピノネロをブレンドして更に砂糖と酵母を入れて瓶詰めするんですね。この空間の温度は11〜13℃に保たれており、瓶内二次発酵は最低24ヶ月行うことで花の香りやフルーティーな香りが付くんですね。
熟成が終わったら謎を解く(フランス語でRemuage)工程に入り瓶の中に貯まる沈殿物は1日1回コンテナが自動で回転して沈殿物を揺さぶって、10〜12日経過後に瓶の角度を変えて行くのを何度か繰り返して最終的に瓶の口が下に向いて沈殿物が蓋の近くに来るようにしてから集荷するためのボトル詰めの際に一旦蓋を抜いて沈殿物を除去してコルク栓を入れるみたいです。
わかりやすい図や英語の説明があったので写真に撮っておきました。 -
よく見ると瓶の下の蓋の所に沈殿物が溜まっています。
-
図や英語の説明が貼ってあったおかげでイタリア語のガイドツアーでも結構理解できた気がします。
-
Rotariのスパークリングワインはトレントのスーパーにも普通に置いてあって1本4EURとか5EUR位で買えたのですが、安いのは単に品質が悪いのではなくてこれだけ大規模なワイナリーだから大量生産出来て値段が下げれるんだなと思いました。
-
この日はラインが動いていませんでしたが、かなり巨大な事がわかります。
そして何故だろう。ここの工場は何故かとてもお洒落というか気合の入った建物です。
工場って結構機能性重視で屋根のデザインとかは普通気にしないと思いますが、ここは有名な建築家が手がけたのでしょうか。 -
イチオシ
ガイドツアーの最後はお楽しみの試飲タイムです。
最初に飲ませてくれたのはRotariのスプマンテです。
味は、「これぞシャンパン」というような感じで、癖がなくフルーティーで飲みやすい誰にでもお勧めできる感じのスプマンテでした。 -
おつまみは地元産のチーズ(超美味かった)とパンと肉の3種類でした。
-
Mezzocoronaブランドの赤ワインも飲ませてくれました。
これは樽の香りが強く、結構美味しかったので売店で買って帰りました。確か1本7EUR位だったと思います。 -
こちらは最初に飲んだスパークリングワイン。
癖がなく飲みやすくて美味しかったです。 -
試飲の後はツアーの集合場所まで戻ります。
屋根が凄いですね。 -
まるで美術館のようです。
ツアーの集合場所は左の建物の中でした。 -
周囲はこんな感じで広大な土地にぶどう畑が広がっています。
-
最後に売店でワインを買ってからトレントへと戻ります。
最初に中規模のFerrari、次に小規模なSalizzoni、最後に大規模なRotariと三者三様の規模のワイナリーを見て色々比較したり、説明されても分からなかった部分の埋め合わせが出来たのはとても良かったです。 -
駅へと戻ります。
正面に見えるのがトレニタリアのボルツァーノ方面に行く電車が停まる駅で、写真には写っていませんが右側に別のローカル線の駅が別々にあります。
この時はローカル線の駅に行ってそこからトレント方面に戻るつもりでいました。 -
しかし、駅に行く途中で踏切が降りてしまいこの電車に乗ることが出来ませんでした。
これに乗れたら途中下車してトレント2日目に行ったロードサイドグリルという店に行って夕飯を食べようと思ったのに。
メッツォコローナからトレントへ行くには2種類の電車があり、一つはトレニタリアのボルツァーノ方面に行く電車で、もう一つはこの写真にあるローカル線があります。
ローカル線のトレントの駅はボルツァーノ方面やヴェローナ方面、バッサーノ・デル・グラッパ方面の電車が停まるメインの駅とは別の場所にあり、メインの駅を出て北側にちょっと行った所にあります。 -
逃したローカル線は1時間に1本あるかないかのレベルなので諦めて普通の列車でトレントまで戻ります。
あと、Mezzocoronaの駅はエレベーターがありませんでした。
ベビーカーがあったので階段の登り降りがあってホームまで行くのが大変でした。電車賃はトレンティーノゲストカードで無料になります。 -
そしてトレントに戻ってきました。
2日後にはトレントを去りますが、バス代やら電車賃やらワイナリーのガイドツアー代やら入場料やらでトレンティーノゲストカードの元を取りつつあります。
この日は最後にスーパーで色々買って夕飯もスーパーの惣菜で済ませました。 -
トレント7日目。いよいよ翌日はトレントというかイタリアを離れる日です。
最終日はとりあえずイタリアで買っておきたいものを買うためにスーパーに行ってから街歩きをしました。 -
ある程度トレントの見どころは見ましたが、最後にケーブルカーに乗ってみます。
-
ケーブルカーの運賃もトレンティーノゲストカードで無料になります。
往復すればゲストカードの価格の40EUR分は超える計算なので往復しようとケーブルカーに乗りました。
本数も15分に1本位とそれほど待たずに乗れました。 -
あっという間に頂上に到着です。
流石に高いところだけあって気温も下よりも5℃位は低くてまさに気軽に来れる避暑地と言った感じ。
ケーブルカー近くにあるビューポイントからはトレントの街の中心が見渡せます。 -
こちらはトレント郊外。
3日目に行ったFerrariのワイナリーがある方面です。 -
ちょっと先に進んでみるとぶどう畑と村がありました。
今回トレント近郊を周りましたが、あまり飲んではいないけどワイン三昧な旅となりました。
こう何回も何十回も海外に行っていると最初の頃に感じた海外旅行ならではの自分の知らない世界に出会えた感動とかは無くなってきますが、そんな中でも今回のワイナリー巡りで新しい知識やら経験が増えて楽しかったです。
まあ正直ワイン関連の知識はともかく、同じようなことはイタリアまで来なくても日本で工場見学にでも行けば出来ますが。 -
良い景色も見られたことだし、あまり長居してもすることもないのでケーブルカーでトレントに戻ります。
-
ケーブルカーは上と下に係員が1人ずついました。
係員の人は常に下と通信していたりケーブルカーが来たらドアを開け閉めしたりと忙しそうでした。 -
しばらくするとケーブルカーが動き出します。
上の駅は断崖絶壁の上に建てられています。 -
途中すれ違ったケーブルカー。
-
下に戻ると暑いです。
-
手前に見えるのがトレントの長距離バスターミナルです。
ここを発着する301番のトレントからロヴェレート間のバスでカッリアーノのアグリツーリズモに行きました。 -
最後にバスターミナルの奥にあった教会に行ってみます。
-
結構古い教会でした。
-
ダンテ広場のダンテ像。
-
この日が実質最後のイタリアなので、最後はジェラートで。
-
ドゥオーモ広場の近くにあるジェラテリアでしたが、中々美味しかったです。
-
ドゥオーモ広場に寄ってみます。
ドゥオーモ広場 (トレント) 観光名所
-
イチオシ
最後に写真を撮りつつ歩きます。
ドゥオーモ広場 (トレント) 観光名所
-
そしてこの後はホテルに戻ってホテルの部屋でスーパーで買った食材のご飯を食べてこの日は終了。
翌日は12時の電車でいよいよオーストリアに入ります。
次の目的地はチロル地方のキルヒベルク・イン・チロルというキッツビュールの手前にある小さな町です。
1週間いて3つのワイナリーを見ることが出来たり、ベゼーノ城ではたまたま中世の祭りを見ることが出来たりと色々ラッキーな旅でした。
ただ、トータル1ヶ月もある上、ベビーカー有りの子連れ旅だとダレてしまってトレンティーノ地方のケーブルカーで山登りとかハイキングとかは出来なかったのはちょっとだけ心残りではあります。
アクティブな旅がしたいのならこのエリアは車を借りたほうが便利です。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
【2015】子連れヨーロッパ1ヶ月の旅
-
前の旅行記
【子連れヨーロッパ1ヶ月の旅】サヴォア家の宮殿があるヴェナーリア・レアーレとトリノ
2015/08/01~
トリノ
-
次の旅行記
【子連れヨーロッパ1ヶ月の旅】夏のチロル地方に一週間滞在
2015/08/12~
チロル
-
【子連れヨーロッパ1ヶ月の旅】TGVの乗継のためリヨンへ
2015/07/28~
リヨン
-
【子連れヨーロッパ1ヶ月の旅】フランス国境にほど近いサウゼドゥルクスへ
2015/07/30~
ピエモンテ州
-
【子連れヨーロッパ1ヶ月の旅】サヴォア家の宮殿があるヴェナーリア・レアーレとトリノ
2015/08/01~
トリノ
-
【子連れヨーロッパ1ヶ月の旅】トレンティーノ・アルト・アディジェ州で楽しむワイナリー巡り
2015/08/05~
トレント
-
【子連れヨーロッパ1ヶ月の旅】夏のチロル地方に一週間滞在
2015/08/12~
チロル
-
【子連れヨーロッパ1ヶ月の旅】ニュルンベルクに再訪して3泊
2015/08/18~
ニュルンベルク
-
【子連れヨーロッパ1ヶ月の旅】ニュルンベルクから日帰りでバンベルクへ
2015/08/19~
バンベルク
-
【子連れヨーロッパ1ヶ月の旅】シュトゥットガルトとルードヴィッヒズベルク
2015/08/21~
シュツットガルト
-
【子連れヨーロッパ1ヶ月の旅】最終目的地は美しい水の都ストラスブールへ再訪
2015/08/24~
ストラスブール
旅行記グループをもっと見る
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったホテル
-
グランド ホテル トレント
3.29
この旅行で行ったスポット
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 【2015】子連れヨーロッパ1ヶ月の旅
0
170