２015日本美食飽食紀行（６）移転間近！　築地市場マグロ競り見学　

いつの頃からか、築地市場のマグロの競りが特に外国人観光客に大人気のスポットになったようです。マグロにまたがって写真を撮る白人が話題になったこともありました。そんなことが続くと当然規制がかかり（真剣勝負の商売の場ですから当然ですが）、規制がかかるとさらに人気が出て、ついにこんな状態になっていました。

前日、宿の隣の警備員室で情報を仕入れた結果、「（２）受付時間　午前５時００分より」という公式見解とは裏腹に、3時半には行った方がいいことが判明。

当然こんな具合に真っ暗です。

３時半に起きてすぐに受付に行って、やっとこさ一組目の最後尾です。それから１５分後には二組目もどんどんうまり。。。。

右手の黄緑色が一組目、左の緑色が二組目。まだ４時になっていません。。

一応、こんな風に、受付は５時からだけど沢山並んでたら５時前に受付をはじめるよ！と。。。

５時までまだまだ、という時間に受付は終了しました。

遠くから来た人は大変です。どてーっと寝転んで注意される人、長机に座って注意される人。。。。

うちはすぐ隣に宿があるので、交代でちょっと寝転びに行ったりトイレに行ったり、タブレットを持ってきて遊んだり。嫁は英語の上手な警備員さんと何やら世間話に興じています。

ヒマな観光客がぼけーっと時間をつぶす間にも、働く人々が。。。

５時、をめがけてやってきて受け付け終了、と言われる外国人の反応はさまざまです。ひたすら頼み込む人、オーノー、じゃ、明日は何時に来ればいいの？３時？クレイジー、でもくるわ！と明るく帰る人、５時って書いてあるじゃないか、と文句をつける人、市場の方へどんどん勝手に侵入していき警備員さんに取り押さえられる人、買い物できる時間までいられる場所を教えて貰う人。...

そうこうするうちに、空が。。。。

いよいよ出発です。出発前に「写真はいいが、フラッシュは禁止」とか、「通ってもいい場所は限られている。それ以外は立ち入り禁止」などの注意があります。

参加者はざっとみて９割くらいが外国人、多分７割が白人の人達です。日本人はごく少なくさらにその半分以上は外国人のお付き添いのようす。

見学者区域入口からいよいよ競り場へ。

多分、150〜200尾ぐらいの大小のマグロが、10〜20尾ぐらいの各店のグループ別に行儀よく並んでいた。各グループの近くの柱にはお店の名前が貼ってある。サイズは、平均150センチ、デカイので2メートル以上といったところでしょう。

手前にあるのはしっぽを切り取った一部分かな。味見している人が。.

尾っぽの部分が切り取られていて、仲買人達はここで品定めをするのだそうな。

フラッシュを炊いて注意される人もいますが、おおむねみんなお行儀よし。

どーれどれ。。。という雰囲気。

メモを取る人、取らない人、流儀はいろいろのようです。手前の人がこの日一番沢山競り落としていました。

やがて木箱の上にたった人が、ガランガランと鐘を鳴らして競りの開始。年始のテレビのニュースでお馴染みの光景。

どんどん売れていく。。。

３０分ほどで二組目と交代、出なさい〜、と促されて元の受付前へ。途中にこんな場所が。一日に出る発泡スチロール箱の数ってどのくらいなんだろう。。。

久しぶりに八千代さんの鰺フライ！と思っていそいそと出かけたら、何故か閉まっていました。この時間で閉まっているってことは、運悪く、珍しくも水曜日ではない「不定休」に当たってしまったのかなぁ。。。。

相変わらず寿司屋に行列だが、寿司はいらんしなぁ。。。仕方ないので宿に隣接の店でいいか。。あと1分で６時だし。

嫁はミックスフライ。鮭、白身、メンチカツだったそうな。

八千代の鰺フライを食べさせたかったなぁ、と思いつつ。

この日の定食はホッケの干物。

味は可もなく不可もなし。築地なんだから魚が旨いのは当たり前だし。

宿をチェックアウトし、荷物を預かって貰おうと思ったら今日一日しか預かれないと断られ（このあたりがこういう宿と一流ホテルの違い）、仕方ないので予定より早めに築地を出発することにしました。

もうじき移転してしまう築地市場。早起きはつらいものがありましたが、やっぱり見ておいてよかったです。