ドイツ七名窯の第一に位置するマイセン磁器の美しさに感嘆した。
- 5.0
- 旅行時期:2001/05(約24年前)
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by jijidarumaさん(男性)
マイセン クチコミ:3件
【ドイツ七名窯の第一に位置するマイセン磁器の美しさに感嘆した。】
エルベ川に面した西洋磁器の発祥地として知られる古都マイセンはドレスデンから20kmの位置にある。戦災の被害も少なく、中世の街の雰囲気を残した町だ。
<5月9日(水) 快晴 264km>
Meißen8:50に出発。=>マイセン磁器工場・博物館見学 9:15~11:15、Albrechtburg城・大聖堂見学 11:30~13:30 =>B101・A4・72・9 (Nossen・Cheminitz・Hof) 264km =>Bayreuth 16:30~17:10 市庁舎、城、新宮殿 ・ Hotel Jagtschloss Thiergarten 17:40到着。
*快晴の古都マイセン。今日は気持の良い朝だ。ホテルを8:50に出発して、少し離れた所にある州立マイセン磁器工場に向かう。場所は思いのほか目に付きにくく、工場前を通り過ぎてしまい、2度行ったり来たりしてしまう。
【Porzellan-Manufaktur Meißen州立マイセン磁器工場】
(9:15~11:15 、入館料DM28=1,680円)
ヨーロッパを代表するマイセン工房と磁器博物館を見学し、その美しさに感嘆した。
工房はガイドツアーのみだが、実際に創作中の様子を見ることができ、テープによる日本語解説もあって、分かり易く、楽しく、興味深いものだった。
磁器博物館には18世紀から現代まで、年代に従って、総数3000点の磁器が陳列されている。また、階段下のスペースには、可愛い花模様のマイセン食器を長テーブル上に、テーブルセッティングとして陳列していた。見事なものです。
陶磁器で作られたパイプオルガンも目を引くものでした。
(1階のお店で、小さなマイセンの薔薇模様の花瓶を購入した。決めるのに時間がかかったが。 DM 379.85=22,800円)
尚、マイセン磁器のブランドマークは青い交差した剣である。マイセン磁器であることを証明するマークだ。
【Meißen マイセン磁器】
ヨーロッパの磁器の先駆けとなった、Meißenマイセンは*ドイツ七名窯の第一に位置する。宮廷錬金術師のBöttgerベットガーは1709年、ヨーロッパで初めて白色磁器の製造に成功した。ベットガーの仕えるザクセン選帝侯アウグスト1世は磁器製造の秘密を守るため、1710年、磁器工場をアルブレヒト城内に作り、ベットガー達を磁器製造に専念させた。“白い黄金”と称されるマイセンの白色磁器はヨーロッパ中の人気を博し、大きな富をもたらした。
マイセンのブランドマークは青い交差した剣であり、最も人気の高いモチーフはZwiebelmusterツヴィーベルムスタ(玉葱模様、英語ではBlue Onionブルーオニオン)と呼ばれ、コバルトブルーの色合いを持ち、昔も今も全てが磁器職人の手作業で、繊細且つ優美に造られている磁器である。
<*参考追記(2008.04.10.):ドイツの陶磁器>
18世紀後半、ドイツでの磁器窯隆盛の時代、「ドイツの七名窯」に挙げられた、歴史ある由緒ある名窯は、《 第一にヨーロッパの磁器の先駆けとなった、Meißenマイセンであり、Höchst ヘキスト・Fürstenberg フュルステンベルク・KPM Berlinベルリン・Nymphenburgニュンフェンブルグ・FrankenthalフランケンタールそしてLudwigsburgルードヴィクスブルグの7つです。
その後、18世紀の半ばから、ドイツ各地に磁器窯が造られ、ドイツに於いて、マイセンがキングなら、ドレスデンはクイーンと例えられているDP Dresdenドレスデンや、Villeroy&Bochヴィレロイ・ボッホ、Rosentahlローゼンタール、Hutschenreutherフッチェンロイター、テューリンゲン陶磁器のKloster Veilsdorfクロスター・ヴェールスドルフやKahlaカーラ等が創業されている。
ドイツを旅する上で、楽しみの一つは“世界に冠たる”ドイツの陶磁器を見ることです。博物館の名品を見て回ることも良いのですが、直に名窯の工房をのぞき、作品の仕上がる工程を見るのも楽しいものです。
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- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 4.0
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 展示内容:
- 5.0
クチコミ投稿日:2024/03/07
いいね!:6票