車で訪れられる観光は大きく分けて2ヶ所です。
- 4.0
- 旅行時期:2004/12(約20年前)
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by 旅好者さん(男性)
タスマニア州 クチコミ:4件
ホバート近郊にあるフィールド山国立公園は、オーストラリアの国立公園の中で一番最初に指定された内の1つです。余談ですが、この地区名はナショナル・パーク(National Park)という冗談の様な名が付けられていました。公園の入口付近は標高数100mですが、公園全体は標高1、260mのフィールド・イースト山(Mt.Field East)や標高1、439mのフィールド・ウェスト山(Mt.Field West)に代表される山岳地帯で占められています。(標高の高いところでは冬はスキーも出来ます)車で廻れるところは限られていて、入口近くの地域(Park Entrance Area)と未舗装道を16kmほど登ったドブソン湖地域(Lake Dobson Area)でした。園内には山腹や山頂などを巡る2時間から9時間といったたくさんのトレッキング・コースが作られています。
1番の観光スポットはラッセル滝(Russell Falls)です。公園に入ったところにあるビジター・センターから始まる10分ほどのトレイルを行きます。途中には国立公園の指定を記念した小さな碑がありました。トレイルは背の高い木の中を進みますが、この木はスワンプ・ガム(Swanp Gum)というジャイアント・ユーカリ(Giant Eucalypts)の一種で、最高では100mにも達するという地球上でもっとも高くなる樹木です。ここの高さは6~70mくらいだと思います。滝が近づいてくると大きなシダが多くなりますが、こちらは根本から2mくらいまでは普通の木の樹皮様のもので被われていて、そこには手のひらサイズの大きなコケが生えていました。肝心のラッセル滝ですが、幅20mくらい、高さ10mくらいの(白糸の)滝ですが、滝の真下から見上げると、その上に、さらに3~4段の浅い滝がありました。全体では5~60mくらいの高さがありそうです。
ドブソン湖方面へは未舗装の坂道です。道路状態があまり良くなく、セダン車には少々可哀想な道でした。見通しの利かないカーブが多いので、運転には充分な注意が必要です。途中には数台分の駐車エリヤが所々に作られていて、山腹のトレイルの出発点とのことです。先に進み、人造湖のフェントン湖(Lake Fenton)が見えるとドブソン湖までは残り4kmくらいです。周りの木々が背の低い細い木に変わり、もう少し登るとドブソン湖の駐車場に着きました。(ここから先にも道路は続いていますが、4WDのみ可です)高原の湖ですから静寂!をイメージしましたが、ゴム・ボートを出して水遊びしている子供達のはしゃぎ声が聞こえました。途中で、野生動物に出会うこともなく、ここからの眺めが格別に良いということはありません。トレッキングが目的でなければ、頑張って運転した割には報われない感じがしました。
余談ですが、1933年にホバート動物園へ売却された、最後のタスマニアン・タイガーはこの公園の中のフローレンティン谷(Florentine Valley)で捕らえられたものでした。以前、トロワナ・ワイルドライフ・パークのオーナーが大規模な探索を行ないましたが見つかりませんでしたね。
- 施設の満足度
-
4.0
- 利用した際の同行者:
- 友人
- 観光の所要時間:
- 半日
- アクセス:
- 3.0
- コストパフォーマンス:
- 3.0
- 景観:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 3.5
クチコミ投稿日:2023/09/20
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