旅には必ず、蟲というテーマが入る我が家の旅行。
今回は、佐賀・長崎に行く!というのが決まっていたのだけど、
じゃぁどこ...
続きを読むに行こうか、となったときに出会ったのが、
「SとN」という佐賀・長崎観光振興推進協議会が発行している冊子。
私たちは東京の日本橋にある長崎館で入手したものです。
その冊子に掲載していたのが、ここ「たびら昆虫自然園」。
よくある博物館のような建物の中にパネルが展示して、というところとは違う模様。
これは、実際に行ってみねば!ということで行ってきました。
入場料410円を支払って、まずは時間を確認される。
「園内を説明して回るのでお時間40分頂戴しますが大丈夫ですか?」と。
時間は問題なかったので、ぜひに!とお願いする。
てっきり、自分たちで自由に散策できるものかと思ったら、解説員が1名ついてくれる。
と言っても我々以外に客はいなそうなので、混雑していたら何グループか1塊になるのかも。
まずは入口においてある入れ物にいる、クワガタの説明から。
動き回っているクワガタ、何年ぶりに見たかなぁ。
このとき、興奮しているとさきっちょがパッカーンって割れて、穏便なときは閉じている、という話を聞く。
なるほど、観察していると確かに人が持ち上げると興奮して割れているけど、葉っぱを歩いているときは閉じている。
こんな感じに丁寧な解説を解説員はしてくれる。
園内に入ると、園の成り立ちや、どういう想いで園を運営ている、とか説明してくれる。
勿論、その季節季節にいる昆虫の生態や、今だったらここにこういう昆虫がいますよ、というのを嬉々として説明してくれる。
その中で「確かここにいたのになぁ、、」という言葉が時々出る。
ということは、ここに何が生息しているのか、というのをちゃんと見ている、ということ。
すごーぃ!と思わず、言ってしまった。
園内は森林パート、畑パート、小川パートと里山を再現しているだけあって自然が豊富。
特徴的なのは、本当に自然をそのままにしているので、畑でも虫食いな野菜が放置されている。
野菜作りが目的ではないので、言われればそうなのだけど、普段虫食い野菜を目にすることがないので結構衝撃的。
実際に探したり、触ったり、昆虫の生態を学びながら体験できるそんな自然の中にある「たびら昆虫自然園」。
昆虫嫌いにはちょっと、厳しめな施設だけど、平気であればあらためて自然とはなんぞや、昆虫の生態とは、と色々と共存について考えさせられます。
それと園の存続にもご尽力された、という地元の栗林カメラマンの作品が随所に園内飾ってあるのだけど、その昆虫目線の作品を見るのも楽しいです。
あとは、標本の数は圧倒モンです。何やら近所にある田平天主堂の神父さんが寄贈されたもの、とか。
日本のものに限らず、世界中の昆虫標本がたっくさんあるので、こちらも見ごたえ抜群です。
1時間以上、楽しんで入園料410円とは・・。安すぎですな。
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投稿日:2017/06/24