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    【創の独り言】疲れてるだけ

    2023/ 05/ 08
                     
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     描きかけ。
    アタ君は不眠だね、寝てから2時間で起きる様になって居る。其の所為か…視界が変で視界と反応が遅い。本当に酷かった、自分1人になった時の明るく最低限は言う事を聞く器の手の軽さを感じた。彼の視界はとても暗いんだ、電気が有っても何が有っても暗くて見えてるのに彼には恐らく見えて無い。器すら軽いと感じる。

     今日は雨がごうごうと降り風は吹き狂う様に暴れて冷える日だ、一昨日かな、昨日か一昨日綺麗な月がどんどん振り向く度に空の彼方へと落ちる様に移ろうのを見ていた、嫌な位早いんだ。集中してると月が直ぐ動き振り返ると位置がまた変わってる、感覚と一致しなくて嫌だったな。
     先日の早朝は、アタ君と朝の風を浴びて居た。日の昇らぬ天気に恵まれた早朝に吹いて居た冷たい風が心地良かった、曇天で空気も寒くなってた。雲はずっと動いて行くし冷たい風は全身を冷たくしてくれる、其の早朝が晴れて騒がしい朝より好ましかった。
    生命は騒がしい、輝かしくて僕は苦手だ。其れがどんな血肉を持ってるのか考えるのが嫌だ、どんな分類の運命に行くのか考えるのが嫌だ、其の血肉が大きく大きくなっても倖せじゃない事を考えるのが嫌だ。余りにも芸術的で輝かし過ぎる、生命は穢れをも美徳にする程強い力が有って、僕は凄く苦手だ。


     冷たい風が恋しいな、冷たい空気の停滞よりも風が良い。あの風が未だ生きてる事もどうだって良く思わせてくれる、でも其の内夏だね、残念。また冬を待とう、もっと寒くて震えてしまう様な凍てつきに襲われる。

     まあ、考え事はどうでも良いんだ、楽しいだけで必要な事は違う。
    でも怠くて何かするのも億劫なんだよね…。

     昨日こそ彼に『息抜きをしなさい』と押されて絵を描くのに集中したのだがなあ、今日は絵を考える気にならない。あのスクショも所詮落書きに過ぎない程度なのでそう固く考える必要は全く無いし寧ろふざけて描く位で新しい描き方にこぎ着けた方が得策なのだが、うーむ。彼が寝て居る内にあの2人に頼んでシャワーだけ済ませてしまおうかな、彼等もアタ君の真似は余り出来ないらしいが取り敢えず動かせるので、寧ろ僕が表に近くて干渉が軽い内に軽度の負担で済ませて貰いたい…。

     3人の表情が見える、何時間か前にも見て笑った。色んな絵を描きたいのだが如何せんややこしくなってしまった、単純に一手積み重ねるのも重くなり勝ちだ。彼等の力は強いけれど、ああ。家族全てが柱だ、無論僕も彼も柱だ。誰も欠ける様な出来にはなって居ない、もし欠けたら惨事も好い所である。

     うーん、でもね…僕はアタ君と外の景色を少し見たいんだ。雨が強く降るから気になる。もし人間が何処かから出てきたら怖いから彼が居ないと困る、2人でも何とかなるのかな…E君は行けるだろうとは思うけど経験の少なさから僕が信用できない。いや、信じてみようか。最近誰とも余り話して無い…訳では無いのだが人間の話してる動画を茫然と見てたから少し誰かと話したい。

     別に、ニンゲンから僕が見えないのなら余りおどおどせずに居られるが、見られると頭が真っ白になるから困る。ずっと遠くに居ないと駄目、怒られない所迄逃げないとまた死ぬ様な目に遭う、此れ以上無駄な怨みで自分を絞めて周りを困らせたくない。
    家族となら話せる。

     2人も恋しいよ、何時もの笑顔が見たい。余り落ち着いた気分じゃないんだろうなあ僕は、なにかしたいのに何かが決まらず暇な手と頭が徒に動いて時間が流れて行く、何かが分からない事が嫌なのか、行動の鈍さに心は不安を覚え易いのか。後者かなあ。
    早くしないとなあ。
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