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    【イラスト】何も考えなくて良い場所へ

    2023/ 11/ 04
    　　　　　　　　 　　　　　　　　
    ssn何も考えなくて良い場所


    　なーんも考えなくて良い場所、其処に座ってる女は死んでる。此の場所、が俺の想像する「何も考えなくても良い場所」。

    　何でだかどんどん追い詰められてる、俺に其の原因は分からない。創斃はリズムが崩れた所為か元気無い。少しでも楽しそうにしてるから良いとは思うが。こんな場所で風を感じ乍らぐったりしたい、何も考えなくて良い場所に行きたい。そしたら気楽になれる。ぐったり休みたい。でも時間が足りな過ぎる。創と俺と人に見せる顔の時間と、必要割合多過ぎる。


    　でも創ちゃんが倖せなら良いって、そう誤魔化すのは下手かえキリハ。お前とも暫くだ、俺は一体何してたんだ。最近…。よく忘れる。3日前、昨日、忘れてるし忘れて無かったりもする。でもぐっちゃぐちゃ、記憶の順序が無い。あ、忘れてた。スクショ貼らなきゃ。

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    　首用の縄は描かなかった、一寸迷ったけど。窓は最高に適当、よく分からん儘描いてる。


    　へへへ、知ってるか。創斃の事。
    彼奴は常に何かしてないと駄目な程不安が強かった、或いは今も強い奴なんだ。必ず何かで埋めてた。何が言いたいか？

    　俺はもう休みたいし別に裏へは行けるけど、根本的には誰も休めないかもしれんって考えてる事を言いたいだけ。
    器の体調不良が良くならない。彼奴は不安になる、俺は楽しくないし面白くないからキツくなる。リズムもぐっちゃぐちゃ、深夜に起きるのが当たり前でも、其れが体調不良有ると余り上手く行かないんだな。

    　創斃が寝ても、何も解決しないんだよ。俺が寝るのはそんな悪くないんだけどな。だから彼奴の活動時間を確保しなきゃ行けない、でももう器の不良が凄くて創じゃ耐え切れない気がするんだ。此処に来るだけで苦しいと思う。余計に、巻き込まれる。んでそっからまた失踪したら俺達が大変になる。其れが怖い。いっつも考える、如何したら時間を確保できる、如何したら使える状態でパス出来る、如何したらって。
    　でも如何しようも無い。暫くはちゃんと寝て休む位しないと良くなる気がしない。俺も余り眠れてないかも、いや眠り足りて無いか、そうだな。

     俺が出来る事は本当に有るのかな、なあ。器が不健康なのは知ってるけど、其れを健康にする方法は知らない。寝ても眠れないしそんな規則正しく眠れないから、休まらない。規則正しく何か継続するのがガキの頃から下手で駄目なんだ。頑張り時って言われても、俺は先ず、そうするなら創斃のあの条件を変えて貰わないと無理だ。

    　昼間の光、煩さが嫌いってのは結構厄介でな、彼奴にとっては只明るいだけでも何かを引っ掛けて思い出させるから、不愉快で辛いんだ。記憶が多いのは彼奴だから、余計な、怠惰で深夜に起きてるとも言い切れんさ。俺達には理由が有る、特に創斃には変え難い程の厄介な理由が。俺は規則正しいのが苦手なだけ。
    　小鳥が囀り、車の走行音がどっかから聞こえて、空は黒じゃなく紺でもなく綺麗な青で星も月も無い、朝陽じゃない。そんな事も彼奴は余り好きじゃない、だから、深夜から早朝に起きて活動する創斃を変えるのは本当に難しい。

    　変えるってより変わるかだけどな。変えるのは無理だが変わる事なら出来る。俺には別に変更に関する事が出来ても、其の本には行けない。其処は創斃自身の場所だ。だからこそ…今は何も考えず休めば良いんかね、なはは。

    　ええ、お前もそう思うの？キリちゃんって厳しいのか優しいのか分かんないね。でもそうだな。
    お前が望む事って大体俺にとって本当に良い事だ。じゃあ、後はバランスかなあ。うーん、俺意外と寝足りないけど寝る時間は…増やせないのよね。昼寝が眩しくて出来ない、煩いし。出来る時も有るけど大体夕方とかで、健全に繋がる昼寝じゃない。

    　じゃあさ、創斃に関してどう思うよ。放置って訳に行かんだろ？な、難しいだろ。決定は出来ないんだ。
    成る程ね、彼奴の「何時も通りが好き」な所を利用するのね。其れは良い案だ。多少アレでも彼奴は何時も通りに、大体彼奴は絵を描くか、何か…みたいな事を言う。必ず絵を描くが選択肢に含まれてる、後は創作だな。


    　んー、創斃ね、超鈍いのよ。疲れたとか寒いとか苦しいとかよく有る事を感じるのが遅い。だから苦しくても倒れる迄苦しいと気付かなかったり、体調を悪くする迄何かしてる事もよく有るから、其処が怖いのね。彼奴は集中すると黙りこくっちゃうし…だから俺も気付けないのよ。ええ心配し過ぎ？そうかしら。でも互いに無関心過ぎて前良く無かった気がするんだよ、余り干渉しないって決め込んでたら厄起きたりって感じ。

    　んー分かった、まあもう少しおどおどしない方が良いか。そうだな。良い感じに、俺が確りしてるとお前も創ちゃんも喜んでくれるからな、余り体調は良くないがもう少し胸を張ってみるのだ。其の位しか出来ない。変えられたら良いとは思ったけど、創斃は何かが変わると直ぐ精神的に調子悪そうになる気がする、変わらない、不器用な儘の方が創にとっては優しいのかもな。下手に適応を強いられた結果抉られて駄目になった所も有る。大人気取ってもう少し、見守って、気楽に居るか。心配性でな。




    　んじゃまた！最近創が普通に俺の水割りした焼酎を飲み干してくれる。ウイスキー飲めるかな？日本酒とワインは抑俺が飲めねえのでねえけど、ウイスキーなら有る。また他も試してみるのだ。嬉しいよ、食べるのも飲むのも本当に無い様なモンだったのに、少しづつ手を開いてくれてる感じ。食べる事すら嫌いな創が酒なら飲んでくれるなんて俺は嬉しい、飲み友達だぜな。へっへっへ。
    　でも暫くは同じ焼酎が良いのかしら。後で訊いてみる。
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