というわけで、手元には無くなりましたが、昨日まであった寝室用んも壁掛け時計です。
この時計を選んだ条件としては、

この 3 点。

寝室で使う前提なので、視認性とか以前に寝ているときに気にならないとか、そういう条件で探しました。

 

僕は寝る時は常夜灯を含めて全部灯りを消すのですが、遮光カーテンを閉めていると真っ暗闇になって時計の針が見えないので、ライトが灯る機能が欲しかったのです。
（ちなみにホテル宿泊の時などは、窓から街灯りのぼんやりした光が入ってくるようにして寝てます。そういう雰囲気好き）

照度センサーで暗くなると LED が点灯するという機能を持つ時計は探してみると意外に多いです。
しかし、ウチの場合はどうせ夜中に帰ってくるので遮光カーテンを閉めたままにしてあることが多いので、日中でも暗く、LEDが点灯しっ放しになってしまうことになります。

この時計は、「夜○時から朝○時まで点灯」という、珍しい設定ができる機能があります。
メーカーの人の作り手の発想だと、センサーを使って暗くなったら LED というアイデアになると思うのですが、実際には生活サイクル上、寝ている時間（部屋を暗くして時計を見るタイミング）が決まっているので、こういう時限式の方が優れたアイデアだと思います。
深夜の決まった少しの間だけ点灯するので、LED 用の電池の消耗を押さえることができて省エネで経済的。
これ思いついた人、頭がいいと思う。さすがデジカメを真っ先に作ったメーカである CASIO。

2番目の「ムーブメントの音がしない」というのは、秒針がステップを刻む、カチッカチッという時計独特の音です。
最近の時計の秒針はスムーズ駆動みたいな感じで、スーッと無音で流れるように動くものも多いようです。
この時計は、昼間はカチカチと秒針が刻まれる音が微かにしているのですが、深夜になると秒針が止まる設計になっています。
なので寝ているときに時計の音が気になったりということがありません。
しかし、スムーズさせるのが難しいなら深夜は針を止めてしまえという発想も面白いですね。

3つめは、時計といったらジョージネルソンみたいなデザインの古典もあるのですが、僕の好みではないという…。
正直、時計のデザインとして優れているとは思えないのですよね。
僕の理想は、普通のオフィスにあるような事務的な時計。これが時計デザインの頂点だと思うのです。
ということで、なるべく事務所っぽいものにしました。この事務所感のある外観、いいですね！

あと、電波時計の機能は必須。時間を知りたいのにそれが狂うというのは今の時代で考えられない。
そんな機能で探していたら、カレンダー機能と温度＆湿度の表示機能のついている、この時計を見つけました。
温度とか別にいらない気もするけど、環境情報を表示してくれるなら、僕のスマートハウス構想にも合致するし、あればあったで嬉しいですね。

 

 

電池は最初からパッケージに含まれています。
単3電池３本、単4電池２本。サイズの違う電池が２種類使われているのは、どうやらどちらかが LED 点灯用に使われているようです。同じところから電源供給をすると電力の上下の関係で時刻が狂いやすくなったりするとかの設計なんでしょうか。それとも同じ期間で電池交換になるようにするためでしょうか。
とにかく、LEDを使わないなら 電池を外しておくとかもできていいと思います。

 

 

 

見やすいようになるべくサイズが大きい物を、と思ってはいたのですが、想像以上に大きく柱からはみ出ています。

 

 

 

横はクローゼットの折れ曲がり式の扉なのですが、ギリギリ当たらないという奇跡。

 

 

 

 夜間になると、こんな感じでぼんやりと光ります。

温度やカレンダーを表示する LED のところは緑色に、文字盤は白く光ります。
眩しくなく部屋も明るくならず、絶妙の照度です。

 

文字盤の両脇が光る仕様は最初不思議だったのですが、寝てみると理由が分かりました。

上下に LED があると、その光が目に入って眩しいからですね。

 

ただの時計と思うなかれ、いろいろとアイデアのつまった機能的な時計だな、と思いました。
外観は普通なのにね。