カード会社から今度は民間の介護保険のダイレクトメールきた 65歳になったから?
- 2018/12/12
- 10:07
(2) ごく新しい「介護保険」きたー
さて、先日来たのは、これ。
国の介護保険制度で支払うべきお金をカバーする民間の「介護保険」です。
国の介護制度は現在のところ、かなり手厚いように見え、私の母もお世話になっています。
介護される人が十分な年金を得ているケースでは、支払いが困難になることもなく、民間保険によるカバーも必要ないでしょう。
しかし、子育て世代の現役の人が、両親2人の、あるいは夫妻の両親4人の介護をするとしたら、あるいは、一人っ子、ひとり親家庭で、たった一人の働き手が介護に回らねばならない場合、かなり大変になるかも。
こんなとき、この保険にうたっているサービスが受けられたら、どんなにかありがたことでしょう。
要介護2になれば一時金300万円のほか、各種サービスが受けられるようです。
・家事代行サービス
・見守りサービス
・配食サービス
・リフォームサービス
・有料老人ホーム等
ちなみに、保険料は、65歳から69歳までは月々2100円、70歳から74歳までは4330円だそうです。10年間の支払いは、約38万6千円。
しかし、この保険の欠点、
要介護度2から、お金が出るそうですが、これって、現在ピンピンしている人はいらない。
現在ピンピンしている人が、今加入する必要はない?
保険は万一を保障するもの。
でも、この保険、契約できるのは、69歳まで。継続で74歳まで加入できる、だそうです。75歳でおしまい。
保険会社も75歳以上は危なくて契約できないよと言っているようです。
つまり、75歳までに要介護度2以上になる確率は極めて低いでしょうね。保険会社が綿密に計算して作った保険なんだから。
さらにまた、私がこの保険、契約したとしましょう。
契約者本人が「要介護度2」になったときに、この保険を思い出して請求できるでしょうか。認知症になった人はもちろん、思い出せないし。。。身動きできなければ、もちろん、保険関係書類を見ることも困難だったりして。
つまり、本来なら、この保険が欲しいのは、同居している夫婦や子どもなんだと思います。
年寄りが人知れず単独で入っても意味がないのでは。
また、介護にかかる費用は、ある程度自分の年金収入などで暮らしている人なら、十分捻出できるので、保険は必要ない、ということです。
ギリギリで暮らしている人は、安全のためにこのような保険料を毎月支出する余裕はない、逆に生活に余裕がある人ならば、このような保険に入らずとも、介護に必要な費用は月々の収入で捻出できる、ということですね。
ということで、このダイレクトメールも、ゴミ箱行きになりました。
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