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カード会社から今度は民間の介護保険のダイレクトメールきた 65歳になったから?







(2) ごく新しい「介護保険」きたー

 さて、先日来たのは、これ。
B475-1保険2018-12-11

 国の介護保険制度で支払うべきお金をカバーする民間の「介護保険」です。

 国の介護制度は現在のところ、かなり手厚いように見え、私の母もお世話になっています。

介護される人が十分な年金を得ているケースでは、支払いが困難になることもなく、民間保険によるカバーも必要ないでしょう。

しかし、子育て世代の現役の人が、両親2人の、あるいは夫妻の両親4人の介護をするとしたら、あるいは、一人っ子、ひとり親家庭で、たった一人の働き手が介護に回らねばならない場合、かなり大変になるかも。

こんなとき、この保険にうたっているサービスが受けられたら、どんなにかありがたことでしょう。
要介護2になれば一時金300万円のほか、各種サービスが受けられるようです。

・家事代行サービス
・見守りサービス
・配食サービス
・リフォームサービス
・有料老人ホーム等
B475-2保険2018-12-11

 ちなみに、保険料は、65歳から69歳までは月々2100円、70歳から74歳までは4330円だそうです。10年間の支払いは、約38万6千円。

B475-3保険2018-12-11

しかし、この保険の欠点、

 要介護度2から、お金が出るそうですが、これって、現在ピンピンしている人はいらない。
 現在ピンピンしている人が、今加入する必要はない?

 保険は万一を保障するもの。
 でも、この保険、契約できるのは、69歳まで。継続で74歳まで加入できる、だそうです。75歳でおしまい。
 
 保険会社も75歳以上は危なくて契約できないよと言っているようです。
 つまり、75歳までに要介護度2以上になる確率は極めて低いでしょうね。保険会社が綿密に計算して作った保険なんだから。

 さらにまた、私がこの保険、契約したとしましょう。

 契約者本人が「要介護度2」になったときに、この保険を思い出して請求できるでしょうか。認知症になった人はもちろん、思い出せないし。。。身動きできなければ、もちろん、保険関係書類を見ることも困難だったりして。

 つまり、本来なら、この保険が欲しいのは、同居している夫婦や子どもなんだと思います。
年寄りが人知れず単独で入っても意味がないのでは。

 また、介護にかかる費用は、ある程度自分の年金収入などで暮らしている人なら、十分捻出できるので、保険は必要ない、ということです。

 ギリギリで暮らしている人は、安全のためにこのような保険料を毎月支出する余裕はない、逆に生活に余裕がある人ならば、このような保険に入らずとも、介護に必要な費用は月々の収入で捻出できる、ということですね。

 ということで、このダイレクトメールも、ゴミ箱行きになりました。

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プロフィール

ぺんしょなーまん

Author:ぺんしょなーまん
 さらりーまん定年退職後、再雇用5年続けるも目出度くそれも卒業、晴れて無職、完全年金生活者に。地方在住。現役中に妻を亡くし家計簿をつけ財政を完全掌握、年金だけで暮らせることを確信。うん、うちも一流の中流だな。老後は独居老人かと思いきや我が子が社会人になり再び同居。炊事洗濯家事親父の専業主夫業のわなにハマるが、そのかたわらネットでどんぶらこと世界に漕ぎ出し、また年数回の海外旅行で家から逃げ出す。(まるで主婦じゃないか?)
(注)プロフィール画像は私の顔ではありません。東京駅八重洲口地下の「八重洲」の語源ヤンヨーステン(オランダ人)の像を何年か前に撮影したものを使用。

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