自己中の私が考える社会人となって同居する子の下宿代
- 2018/02/25
- 23:50
今年は4月から我が子は社会人。家に戻り同居を始めます。
そこで考えるのは、我が子の下宿代。
私は社会人になったのは遅く26歳の年でした。それまで学生でしたので両親におんぶに抱っこの生活。アルバイトをして家にお金を入れたことなど一度もありません。そもそも、アルバイトすらほとんどしたことなし。
社会人になるときには、電話の設置代と中古車、それに当面の生活費をもらって意気揚々と就職先に向かいました。至れり尽くせり。なんと親孝行息子だったことでしょう。
そんな私が親となり、子が学校に通う間は、お金に苦労させてはならじとばかり、私の両親と同様に全てお膳立てしていました。
その子がいよいよ社会人になるので、どういう扱いをするか、ちょっと考えました。
セミリタイヤの分野では、日本人は金融リテラシーが欠如している、子供のうちからこれらの教育を受けさせるべきだとか、そういう意見が多いように見受けられます。
振り返ってみると、私もそのような教育は受けたこともありませんし、わずかに親の姿をみて、お金を大切に使ってきた程度でした。
定年間際になって、お金の勉強をしたのですが、お金を増やすというような積極的な運用はいまさら必要なく、金融財産をいかに維持していくか、だけ考えれば良いという境地に達しました。
さて、悔いが残るとすれば、我が子には何も教えなかったな、ということです。大学に入る前は、受験もあったので学業のことだけ心配していましたが、いざ、社会人になる段になって、「しまった、お金のこと、何も教えていない!」と、多少の焦りを感じています。
でも、自分のことを振り返ると、親に金融リテラシーのことで教わったことはありません。ただ、質素堅実だけを後ろ姿から教わったのみです。
我が子は大学にいる間にほんのわずかアルバイトをした程度で自分でお金を稼いだ経験はほとんどありません。学生暮らしはおそらく初任給よりも多い費用で生活していたはずですし。私の後ろ姿も「質素堅実」ではないでしょうし。
しかし、社会人になるということは、たとえ同居していても、会計的に親から独立する良い機会です。これを逃すと一生独立できないかもしれません。
ネットで社会人の同居と家計負担について調べてみると、案外、ヒットするものが少ない。欧州では、大学生の頃になると独立した住居に住み、同居するのは稀と聞いています。住宅事情にもよるのでしょうか。
我が国の場合はいずれの記事も、お金を入れる理由が「せわになったから」とか「恩返し」とか、観点がずれているように感じます。
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実家暮らしの新社会人の86.9%が家計にお金を入れると回答! 一人暮らしでも32.8%が仕送り予定【新社会人白書2017】 マイナビ 学生の窓口 フレッシャーズ 2017/03/31
実家暮らし派に聞いた! ズバリ、家にいくらお金を入れている?
SUUMOジャーナル 2015年7月24日 (金)
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単に下宿している間の自己消費分を負担する、という理由はないのでしょうか。
私は、社会人になったら、同居していても、かかる費用は分担してもらおうと考えております。
もちろん、全部ではなく、私一人の生活費からはみ出る部分、おそらく一人分の食材費と、今までの実績から光熱費(特に朝風呂でかかる水ガス費)くらいかと思っています。それ以外は、「親族割引」で無料ですが。
昔の私の実家でしたら、子が支払った費用は貯金しておいて、子のために使うなんてことをしてくれたりしていましたが、それも必要ないでしょう。
これで、子の生活が軌道に乗れば、あとはしっかりと自分で自分の給与を貯金なり、財産形成なりしていって欲しいところです。仕事も長続きするかどうかはわかりませんが。
実は、我が子には、すでに証券会社の口座も作らせてあります。親はあと10年も生きないかもしれません。同居している間に、少しづつ資産の運用でも自分で考えてもらえたなら良いかなと考えています。
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