アンティグアのスペイン語学校で習ったこと Part 2- 先生と女性問題について語る
本日 3日目レッスンでした。
だいぶ先生とも打ち解けてきたのもあり、本日は会話中心でした。
先生と私はお互い女性同士、自然と会話はグアテマラと日本の女性問題の話題に!
スペイン語初心者の私がこんな高度な会話ができるって不思議でしょ?
でも意外と分かり合えるんです。
私が話していてどうしても出てこない単語は、電子辞書使って素早く検索、
一方、先生の言ってることは、英語の日本語発音を聞いているようで、不思議と理解できてしまいました。
先生の年齢は聞いていませんが、おそらく会話から40歳くらいと思われます。
先生の世代では、
Mujeres guatemaltecas se casan a la edad de 18 - 19 años.
が当たり前だったようです。
そして、カトリックという宗教がら、離婚はご法度、離婚してしまうと差別を受けたそうです。
友達が離れて行くことも珍しくはなかったようです。
女性は結婚して、誰かの嫁であるのが当たり前の時代だったんですね。
(まあ、日本も私の母の世代は同じでしたね。)
descrminacion = discrimination
10数年前、ある離婚歴のある26歳の女性が、キッチンのガスレンジを買いにお店に行くと、店の若い男の子が、フォームに記入するように要求してきたそうです。
そこに夫の記載項目があったので、夫はいないので書かないというと、なら売ることは出来ないと言われたそうです。彼女はたいそう憤慨して、私が買うんだから関係ないでしょうと言っても譲らず、結局、別の店に行かざるを得なかったそうです。
(ここは 日本と違うかな。日本はお金を持っていれば高額な買い物を未婚女性でもできますよね。)
今でも、女の子は、中学1-2年で学校を辞めてしまうそうです。
一応、中学の3年間は義務教育だそうなのですが、父親の方針で、足し算とアルファベットがわかればそれ以上の教育はいらないからだとの事でした。
そんな女の子たちのその後の行き先として、ベビーシッターがあります。
グアテマラでは、保育園に子供を預けることは、子供にとってはものすごくかわいそうなこと思われいるそうです。
子供を預かって欲しい時は、まず身内を頼るそうで、両親、自分の姉妹、自分の兄弟、それでもダメなら兄弟の奥さん、それでもダメなら、ベビーシッターに頼るそうです。
まあ、日本と違って兄弟がそもそも多いから身内にも代わる代わる頼れるんでしょうね。
(先生も9人兄弟だそうで、先生の父親に至ってはなんと18人兄弟だったそうです。前妻と後妻の子供達を合わせてだそうですけど。)
なので、アンティグアのは保育園はたったの一箇所しかないそうです。
しかも料金は無料なんですよ!
それでも子供の父親が反対するので、必死でベビーシッターを探すそうです。
探し方は主にクチコミ。
近所の評判を聞いたり、道を歩いている女の子を質問攻めにしたり。
だいたい兄弟の多い長女が狙い目だそうです。なぜなら、すでに経験豊富だからだって(笑)
でも、しみじみ思ったのは、教養もなく、キャリアも持てず、若くして家庭に縛られる女性は決して幸せではなく、自由がないこと。
ちょっと前の私の母の世代もそうでした。
わたしの母は実家にお金がなくて高校を出てすぐ働かざるを得ず、いつかお金を貯めて大学に行こうと思っていたら今の父と知り合い、結婚したら大学に行かせてあげるという言葉を信じて婚約したら、すぐに妊娠。
死産や乳児で亡くなった子合わせて5人の子供を次々産んでたら、大学行く気も失せただろうなぁ、と同情します。
ピルなんて無い時代、避妊も男性任せでしたからね。
それに比べると、私は教育も十分受け、キャリアも順調にアップでき、そのおかげで自由を手に入れられています。
確実に私たち世代の女性は自由を手に入れている、そしてその責任も同時に。
もっと世界中の女性が生きやすくなれる世の中に変えていけたらなと思います。
いろいろと考えさせられたレッスンでした。
今回の会話で必須だった単語
mi generación = my generation
obligación = obligation
salario = salary
niñera = babysitter
guardería = daycare center
primaria = erementary school
secundaria =junior jogh school
bachillerato = higo school
mismos lugar = same place
お勉強で一杯なので、観光の話は帰国後にしまーす。
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