川崎裕一 / マネタイズおじさん

元起業家でスタートアップのコーチやってます。スマートニュース株式会社執行役員。

シリコンバレー精神出版記念会

とりあえず速度重視ということで。

梅田さん(u)、吉岡さん(y)、弾さん(d)

y:タレントを採用するだけではなく一つにまとめることが重要だ。才能を無駄遣いさせてはだめ。

u:人を強制するツールがない。それがオープンソースの特徴。企業には強制のツールがある。ここが違う。Googleは営利企業なのだが強制のツールがあまりない。ボトムアップのアプローチでやりたいことをやっているような感じだ。

y:ソースコードが根幹。ライセンスでしか商売できない。と思ってた。netscapeがソースコードを公開したこと。これが吉岡さんの頭を駆けめぐった。半分は脅威、半分はどうしようもない関心。

開発者が何によって行動しているのか、なんで200万人も惹きつけたんだかは未だに分からない。分からないけど鳥肌が立つことであることは間違いない。

結局何なんだというのは分からない。色々解説はあるけど分かったと思っちゃいけない。一部が理解されているだけである。

資本主義に飲み込まれたように見えたがオープンソースはもっと普遍概念だった。人間が何かを作るという根源の部分は変わっていない。変わらない。

u:シリコンバレーは99半ばから00半ばがバブルだった。VA LinuxとかRedhatは完全にバブル。

y:ビジネスが発見したおかげでlinuxは企業の中で使えるモノになった。バブルはいいこともしている。

オープンソースのモデルの方が生産性が圧倒的に高い。オラクルやマイクロソフトの生産性と比べてオープンソースの製品のトップの生産性が良い勝負である。ただ普通の会社ではオープンソースの生産性にはかなわない。

linuxのどこが新しいか、それは開発方法であって機能は新しいものではない。(danさんに指摘されて)

人間の何かをやりたいと思う本能は非常に強いと思う。善意の総和と悪意の総和は前者の方が大きいと思う。
これがオープンソースの根幹を作っているのではないかと思う。

人間は霞をくって生きていけないから、十分利益を上げた上でオープンソースを発展させていきたいと思っている。ここはまだ難しい。

日本でオープンソースを手がけて何かができるんじゃないかとおもった。

y:日本はオープンソースで何かをするのは難しいなぁ。

d:そうかなぁ。

y:ベンチャーが競争優位なところだけで何とか

d:オープンソースのリーダーはシリコンバレーにはいない。もっと僻地にいる。オープンソースには中心はない。

y:オープンソースを日本に根付かせるためにはスーツをきなくちゃならないところもある。

y:若い人は気負いを持たずにカジュアルにオープンソースの技術を用いている。Googleやその他ベンチャーで使われている技術はオープンソースである。コードレベルでおっている人は多くない。だが横の繋がりで情報を共有している。日本で競争力のあるサービスが東京でできるようになる。人口密度の高さが役に立つかもしれない。

y:生活変わった?

u:変わらない。

シリコンバレーに住んでいるという感じではなくネットに済んでいるという感じ。だけど日本ではこれはできない。

自分について語っている人がすごく増えている。このことをチェックする時間が膨大に増えた。やっぱり気になる。

ネットの1万の内トップ1%は本当にすごい。ここを見に行くというのは習慣になってきた。

y:なんではてななのよ?

u:近藤の存在。彼に関してはなんだこれは、というのが大きい。

スターウォーズでアメリカ進出決めるとかおかしいでしょ。シリコンバレーの雰囲気がする唯一の会社だ。だけど成功するとはいえない。普通の会社を成功させるのは10-100倍は難しいから。

こっちにいったら儲かるのになぁということをしない。例えば取締役会で決まったことは下に落ちない。

エグジットは本当に何も考えていない。新しい何かを生み出す、今の延長線上にあるかもしれないし、日本側から生まれるのかも知れない。