Emacs の auto-complete と dabbrev 補完機能を組み合わせて使う
以前、 Emacs の便利な機能である dabbrev 補完と auto-complete について紹介しました。 今回はこれらを組み合わせて使う方法について紹介しようと思います。
- Emacs Lisp モードを便利にする機能 3 選(auto-complete, eldoc, rainbow-delimiters) | プログラマーズ雑記帳 #auto-complete
- Emacs の使い方 基本のキー | プログラマーズ雑記帳 #補完
2 つの機能を組み合わせると、 auto-complete の補完に dabbrev の候補も追加されるようになります。
ただ、 dabbrev 補完と auto-complete はともに超便利な機能ですが、 合わせると便利さが倍かというとそれほどでもなく、M-/(dabbrev-expand)も併用しています。 しかし、私の場合は M-/への慣れもあるので、 今まで M-/ を使ったことがない人には、 キーを覚える必要がなく、とても便利な機能になるのではないかなと思います。
それではここから、実際にこの機能を使うためのインストール、設定方法について説明いきます。 といってもパッケージで提供されているので簡単です。
まず、auto-complete をインストールしていなければ、 インストールしておきます。
その後、ac-dabbrevのパッケージをインストールします。 パッケージのインストールが完了すれば、 自動的に auto-complete に dabbrev の候補が追加されます。
なお、使う場合には auto-complete 自体が有効になっている必要があります。詳しい説明は以前の auto-complete の記事を参照して下さい。
とりあえず一番手っ取り早い方法は、以下のコードを ~/.emacs.d/init.el に追記する方法でしょう。
(require 'auto-complete-config) (ac-config-default)これで c-mode のような auto-complete-config に登録されているモードでは auto-complete が有効になります。 他のモードでも有効にしたい場合には、次のような記述を追加します。
(add-hook 'html-mode-hook '(lambda () (auto-complete-mode t)))
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