キコ/qui-co. 8th development 『Lullaby』(2017年5月2日~5月4日)観劇の感想、
ツイッターでちょこちょこ呟いたけどそれとは別に
ストーリー上でまだ良くわからないところがいっぱい残ってるので(恋愛要素以外で)羅列してみる。
プロローグで新田の言う「今日は記念日」とは何の日?
宮本の「よそよそしい態度」「嫌そうな顔」は死んだ新田が現れた事に驚いてる表現?
宮本には野花が見えていない?「野花ちゃんがあんなことになって」と言いながら、そこにいる野花に気付いた様子がない。
「あんなことに」なったのは野花だけでなくあの場にいた全員なわけだし新田はゼロ距離で撃たれてるのだが?
野花が新田の告白をいちいち遮るのは「死んでる」と言わせないためのように見えるが、それ以上の何かがありそう。(わざわざ言わなくても新田が死んでるのは宮本にはわかっているはず)「母さんも待ってるよ」は早く一緒に「成仏(的な何か)」するため?
二人が去った後の宮本の独白がおかしい
「にっちゃんはもう駄目になっちゃったよ」「にっちゃんにはもう会いたくない」だと新田は死んでおらず狂って現れたと思っているように取れる。
「楽しいことばっかりだよ」の意味も不明。
「妻とは離婚しました」て言ってたけど離婚も何も、チヌちゃんも集会襲撃のとこで死んでたはずだよね?
そして外野に会いに行くというのが一番意味不明。
外野は集会の時、張に刺されて死んだのでは?(立ち上がって宮本に「どうってことな~い」してきたのは宮本の妄想では?)
だがエピローグでは外野の家から出てきたミツコ(テルテ)に「自殺した」と聞かされる。
集会の時テロ攻撃か何かでみんな死んでる中、テルテから「違うの宮本くん!あの人を助けて!」と外野を指して言われたのに、家を訪ねるまで外野とテルテの関係に気付いていないのも不思議。
もしや宮本とテルテも集会の時に死んだ?
『last scene』に出てるのは全員死者?あるいはテルテのみが生き残り?
クライマックスの平和集会、外野が危惧していたのは野花のスピーチが帰還兵の感情を逆撫でし怒りを買うこと?
張は外野にパッチたち疎開組を示して「君があの子達の親を殺したのかも知れん」と言った。もしそうなら外野たち帰還兵はパッチとムームの仇ということに。ならばパッチの犯行動機は親の仇討ち?
だがパッチは同じ境遇のムームも殺した。動機不明。単に凶行時に邪魔者を排除しただけ?
そもそもパッチはカルロスから貰った銃で何をしたかったのか?
はじめから野花が標的だったのか?演説の最初のハウリングの時「がんばって!」と励ましたのは演技?
野花の演説は戦争責任の追求と断罪なのだからパッチからすれば仇討ちの協力者では?何故殺す?
それとも演説内容がズレて行って本質的な怒りに変わったのを見て敵と見なして撃った?
カルロスの銃に残ってた銃弾は5発。
野花に1発、ムームに1発、新田夫妻に2発。これで4発。
もう1発残ってるはずなのに凶行後パッチが自殺を図った時は弾は出なかった。
(これは私の単なる数え間違いか?)
で、集会に襲撃かけて来たのはどの勢力?
てゆーかそもそも「戦争」ってどことどこが戦ったの?
敵も日本人だったって事は内戦?
「今のこの、まだちゃんとした名もない国には、かつて敵と味方に分かれて殺しあった日本人が 一緒に住んでいます。」
他国に滅ぼされて占領されたのでないなら何故国の名を失ったの?
大国どうしの代理戦争だったとかか?
野花の演説の後半はもう「考えるな感じろ」で受け止めるべきなんだろうな。
みんなが跪いている時点でもう現実じゃなくて象徴的なシーンに移行してる。
『赤猫の舌』の
「塵ひとつ落ちていない地獄 何ひとつ不自由のない地獄 誰もが電車で座れる地獄 バリアフリーのパイプが張り巡らされた地獄 交通事故がひとつも起きない地獄 地獄 地獄 地獄!!」
を思わずにいられない。
めちゃくちゃメッセージ性の強い、しかし美しい詩。
蛇足だけど「カナリア作戦」は何故まこと本人を連れ歩く必要があったのか?
ラジオで放送するなら別に生歌でなく録音で良かったのでは?
(まあこれ言っちゃうとマクロスだってそうだからそういうものと飲み込むしか無いのかな)
そうだ。野花の生体認証が誤作動する件は結局なんだったのだろう?
露骨に伏線ぽかったけど回収されたっけ?
とりあえずはこんな感じ。
恋愛-不倫テーマについてはまた別項で。
- 2017/05/05(金) 10:45:50|
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