コントローラの多機能化→高価格化がつらい
修理明細票によると、「アナログモジュールL」という部品の交換を行い、部品代と技術料と消費税で修理費は4320円でした。京都への送料と、貼り直さなくちゃならない保護シート代を足すと、新作のパッケージソフトが1本買えてしまう額の出費です。ぐぬぬ……
Wii Uのゲームパッドは「単品販売」を行っていないので、故障したら修理に出さなくてはいけません。だから背に腹は替えられないのですが……もし単品販売を行っていたとしても、ゲームパッドは単品で売ったら1万円前後のラインは軽く超えるだろうと言われているので、4320円での修理ならまだマシですかねぇ。
この話……「だからWii Uはダメなんだよ」みたいな任天堂だけの批判と思われたくないので、太字&赤字で目立つように書きますけどWii Uに限らず最近のゲームのコントローラって高くなっているじゃないですか。
PS4のコントローラは、公式サイトによると定価が税込6458円。
XboxOneのコントローラも、公式サイトによると定価が税込6458円。
PS4でPS3のコントローラは使えない(サポート対象外)そうですし、XboxOneでXbox360のコントローラは使えないとのことです。
Wii UはゲームによってはWiiで使っていたコントローラがそのまま使えるものもあるというのは前の記事で書きましたが、単品販売を行っていないゲームパッド必須のゲームも多いですし、ゲームパッド以外のコントローラもPROコントローラは税込5184円、Wiiリモコンプラスは税込3908円します。
いつの間にか、ゲームのコントローラは5000円~6000円するのが当たり前になってしまっているんですね。それこそパッケージソフト1本買えてしまう価格です。
公式サイトにはもう情報が残っていませんが、検索して調べてみたところPS2のコントローラは定価で税込2940円だったそうですし(消費税が5%の時代)。公式サイトが残っているゲームキューブのコントローラは定価で税込2625円(消費税が5%の時代)だったそうです。
PS2やゲームキューブの頃から価格が倍になっていますし、検索してももう情報が出てきませんでしたがアナログスティックや振動機能がなかったPS初期やスーファミの頃はもっと安かったんじゃないかなと思います。
値段が高くなっている理由は分かります。
ゲームのコントローラはどんどん多機能化していますもの。
「ワイヤレス」なのはもう当たり前で、機種によっては「ジャイロセンサー」が付いていたり、「タッチパネル」が付いていたり、「振動機能が4軸」だったり、「スピーカー」が付いていたり、「マイク」が付いていたりしますからね。だから、「ぼったくりだ!」とは言いません。
でも、これ……本当にユーザーが望んだ形なんですかねぇ。
だって、コントローラが多機能化した結果、価格が跳ね上がり、それを負担するのはユーザーなワケですよ。
ゲーム機本体にはコントローラが必ず1コ付いてきますし、その本体も“逆ザヤ”と言われるメーカーが赤字覚悟で売っている価格なのは分かります。でも、コントローラって消耗品だと私は思うんですね。何年間も遊んでいれば、今回の私のように修理に出したり、調子が悪いからと新しいコントローラに買い換えたりすることはあるでしょう。その時に負担をするのはユーザーです。
もちろん私はムキになってゲームをしていたら肩を痛めてしまったこともあるくらいですから、一般的な人よりも力を入れてボタンを押してしまうところはあると思います。
しかしね。ゲームパッドのアナログスティックが壊れた私ですが、私は3Dアクションゲームをほとんど遊ばないので、この2年間でアナログスティックってそんなに使っていないんですよ。恐らく『スマブラ』を買った日に、試しにゲームパッドだけでプレイしてみようと思い、「うっひょー!楽しいいいいい!」と思いっきりアナログスティックを弾いたらぶっ壊れたんじゃないかと思います。
ちなみに、携帯ゲーム機の話は後にしますが、3DSも『スマブラ』の体験版をプレイしたらスライドパッドのカバーが裂けました(笑)。
前機種で言えば、Wiiの本体に付いてきた&同時に買ったWiiリモコン2本も使いすぎでAボタンの「反応」が悪くなって、現在は新たに買ったWiiリモコンプラスを使っていますからね。
逆に言うとそれだけ熱中して遊んでいたとも言えますし、こんな記事を書いたら「コントローラが壊れるほど力入れて遊ぶとかバカかよwwww」と言われそうですけど、私からは「コントローラが壊れないように力を加減できるくらいにしか夢中になれなかったんですね」と先に言っておこう!!
だからまぁ、コントローラが壊れることはある程度仕方がないと思っています。
しかし、壊れた時にかかる金額が2000~3000円なのか、5000~6000円なのかは大きな違いだと思うのです。金銭的な負担ももちろんありますが、何よりコントローラが壊れることを恐れて思いっきり遊べなくなってしまうのです。
価格が高くなってもワイヤレスなコントローラを望む人がいるのは分かります。大多数の人はコントローラを壊すまで熱中してゲームを遊ばないとも思いますから、本体同梱するコントローラはそれでイイです。
でも、私は有線式で構わないから2000~3000円くらいの安いコントローラも売ってくれないかなぁと思うのです。それならばコントローラが壊れてもイイから思いっきりボタンをガチャガチャ押せますし。実際、私がWii Uの『スマブラ』をGCコンで遊んでいるのはそういう理由ですしね。
据置ゲーム機が携帯ゲーム機に勝っている数少ない利点ってこれだと思うんですよ。
携帯ゲーム機はコントローラと本体が一体になっているため、ボタンやタッチパネルが壊れたら本体ごと修理に出さなくてはなりません。私の3DSはスライドパッドのカバーが裂けていて、タッチパネルが補正できないくらい狂っちゃっているので、new3DS LLに欲しい色が出たら本体ごと買い換える予定です。定価は税別20304円です。どんなコントローラよりも高く付きます。
コントローラと本体が分離されているから、思いっきり遊ぶことが出来る―――これが据置機の数少ないメリットだと思うのですが、コントローラが高価格化していくと、その数少ないメリットすら失うことになります。
また、据置ゲーム機の数少ない利点をもうちょっと語ると、(本体を持っていない人でも)1台のゲーム機で一緒になって遊ぶことが出来るという点もあると思います。
WiiやWii Uは言うまでもありませんが、PS3だって『ダウンタウン熱血行進曲』のリメイクが3DSではなくPS3で出た理由には「ファミコンの頃のようにみんなで一つの画面にかじりついて遊んで欲しい」という思惑があったからでしょう。
でも、コントローラが5000~6000円もしたら、友達が来た用のコントローラなんて買えません。スーファミやPSのように1家に1台クラスに普及したゲーム機ならば「ウチ来るなら家からコントローラ持ってきてよ」と言えますが、日本の据置ゲーム機は「持っている人がレア」な普及率です。WiiやPS3はまだ何とかなっても、Wii UやPS4やXboxOneは絶望的な普及率です。
Wii UはまだWiiリモコンが使えますが、PS4やXboxOneは前機種のコントローラも使えないワケですからね。「友達が遊びに来た時に一緒に遊ぶ」ことすら難しいのです。もう、この御時勢に据置ゲーム機を遊ぶ人には友達なんているワケがないと、そういう需要は無視していくということなのかも知れませんが。
繰り返しになりますが、コントローラの多機能化=高価格化を望むユーザーもいるだろうことは分かります。だから本体同梱するコントローラはそれで構わないと思います。
でも、2台目3台目のコントローラとして買いやすい価格のコントローラが欲しいのです。ワイヤレスじゃなくて構いませんから。
(関連記事:据置ゲーム機のメリットって何なんだろう?)
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