山形~仙台間を結ぶ高速バスの一部が山形駅前に乗り入れ
停留所に「山形駅前」加わる 山交バス仙台行き、社員がPR(山形新聞)
高速バス仙台・山形線 JR山形駅前乗り入れ開始(河北新報)
3月からのダイヤ改正で山形駅前にも乗り入れる、というのを聞いたとき、「はて、そんなに便利かな?」とも思った。単に山形駅での乗り換えに一分一秒を争うようなことがあるだろうか、という柔い考えだが、これは浅はかだった。山形駅を利用する場合に限定しても、山交ビルからだと一旦地下道を潜らねばならないし、5分程度はかかる。雪や雨の日など5分程度とはいえけっこう面倒だ。それが同一運賃で乗り入れるわけだからこれは利便性が高い。しかも、駅の西側の人や駅周辺の駐車場、オフィスを利用している人にとっても喜ばしい限り。言われてみれば、仙台側では県庁市役所前に行く前に仙台駅前を全ての便が経由する。これまであのわずかな距離に踏み出せなかったのが不思議なくらいだ。
記事では、
> もともと、バスとJRは、同区間の乗客輸送において競合関係にあり、
> 山形駅へのバスの乗り入れは難しい面もあったが、
> 観光や通勤者の2次交通として利便性が向上し、相乗効果も図れるとして協力した。(山形新聞)
と書かれているが、都市間輸送の点ではとうに取り返しのつかない差がついているのはJRも知っていただろうし、乗り入れたことでさらに奪われる客なんてたかだか知れたもの。
むしろ、山交ビルを利用する客が逃げちゃうことを山交側が危惧したんじゃないの?っていう余計な勘繰りをしてしまいそうなものだけど。
なお、3月1日からの新ダイヤはこちら。
高速・都市間バス時刻表/山形~仙台間
へえ。
山形→仙台の場合は、山交ビル→山形駅前→センタービル→南高前だけど、
仙台→山形の場合は、南高前→山交ビル→山形駅前
って、山形駅前が終点になるのか。確かに車の流れから言えば当然だけど、これはけっこうさっきの心配もあっていたりして?