NEXCO東日本のホームページの中でも、なかなか侮れないコンテンツの一つに、東北支社の「今月のお客様の声」がある。
もっとも、東北地方で高速道路を頻繁に使っている人なら、SAやPAのトイレ、掲示板などで見かけるポスターのやつ、とでも書けばピンと来るんじゃないだろうか。
どことなく、スーパーの入口に貼ってある「お客様からの投書」(お客からの投書と店側からの返答が掲示されているやつ)を思わせるものだけど、さすがに金をかけているためか、苦情や質問もかなり腐心して選んでいるように見える。そりゃそうだな、「高速道路高いです」なんて投書を取り上げてもどうしようもないしな。
中には秀逸な質問や意見もあって、これがけっこう面白い。今回(2007年3月分)、「おっ」と思ったのは、
ハイウェイラジオの放送区間の看板について東北地方の高速道路には、
「放送区間始まり」の看板があるのに、なぜ「放送区間終わり」の標識がないのでしょうか?
というもの。
NHKの周波数は覚えていないくせに、ハイウェイラジオの1620kHzは全国一律だしいつの間にか覚えてしまっている(YBCの918kHzも覚えているが)。そんな馴染みのハイウェイラジオだが、確かに「ここから」というアナウンスの標識(あるいは「○km先から」というアナウンスの標識)は見たことがあるけれど、「ここまで」というのは、ほとんど見たことがない。
その理由は以下の通り。
放送区間は、制限速度で高速道路を走行した場合、
ほとんどのお客様が放送内容をご理解いただける、
最低2回の放送を聴ける延長を確保していることから、
東北地方に限らず全国的に「おわり」の表示板を設置しておりません。
なるほど。確かに普通の人がラジオをつけて、情報をモノにできる区間さえ電波を飛ばしていれば充分だ。そして、恐らくほとんどの人がそうだと思うが、電波の範囲が終わる前に、そもそも情報だけ仕入れればスイッチを切ったり他の局に切り替えるし。
とは言いつつも、一つ気になったのが『全国的に「おわり」の表示板を設置しておりません。』というもの。あれ?どこかで「ここまで」っていう標識を見たことがあるような気がするんだけどなあ?