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2006年03月 アーカイブ

2006年03月01日

月山道路(R112)のホワイトアウト対策&除雪車に関するアンケート

ホワイトアウト対策および除雪車後方表示板への表示対策に関するアンケート調査の実施について(国土交通省酒田河川国道事務所)

月山道路の冬場の除雪作業なんかに関するアンケートだそうです。アンケートのポイントは、
・路肩がわかるように雪壁に青い着色剤を噴霧する「ホワイトアウト対策」に関すること
・除雪車両の後方に「あと○kmで追い抜きできます」みたいな表示をすることに関すること

いやあ、アンケート取るようなことか?と思ったけど、さりげなく「こういうことをやっています」「こういうことをやろうとしています」的なアピールにはなっているのかもしれない。というか、月山道路にこんな青い線って入れてたっけ?

2006年03月03日

酒田~仙台の高速バス、4月から増便&湯野浜温泉経由も

庄内交通高速バス 酒田―仙台線を4月から3便増(河北新報・要認証)

庄内交通など三社の共同運行でやってる仙台~鶴岡・酒田~本荘便が、4月から増便されるとともに、湯野浜温泉を経由する便が運行されるとのこと。へえ。
今回の増便で、たとえば酒田滞在時間が従来の7時間15分から、8時間20分に延びるとともに、朝夕のダイヤも見直されたので、案外便利かもしれない。いまいち、仙台から庄内への高速バスって使われているのかどうか知らなかったんだけど、これを見る限りけっこう使われているんですね。

もう一つの目玉が、仙台発12:40の便と酒田発10:00の便が湯野浜温泉を経由するという話。山形市内の人間からすると、え、今さらかよ、と思うけど、仙台人の感覚はよく知らないのでノーコメントで。昼過ぎに向こうを出て15時過ぎに到着。翌日は10時にチェックした後に軽く土産を買って昼過ぎに仙台に着く。ふうん、悪くないんじゃないですか。

ちなみに、山形便はどうなるのかと思ったんだけど、湯野浜温泉は経由しないみたい。まあ、そりゃそうだよな。

2006年03月06日

おおいずみ

うちの課長が、北海道出身者の目の前で大泉洋を「おおいずみ・ひろし」と読みやがった。
とたんに相手の表情が曇る。
心の中で、「いやあ、まずいだろ課長、それ」と思いつつ、しかも
「それで露骨にいやな顔するなよあんたも」と思う。

「おおいずみようですよ」と、とりあえず課長の顔を軽く潰した後、「すいません、山形で大泉と言ったら大泉逸郎なもんで」と意味不明につないだとたんに、相手の顔が

(゚Д゚)?

あーあ、ドツボにはまったよ。もはやリカバリー不可能だと思いつつ「えーと、ほら『孫』の」と言った次の瞬間、先方の顔が

( ´,_ゝ`)

あー、こいつ露骨すぎ。しかし実に残念なことに
> 大泉逸郎 の検索結果 約 59,500 件中 1 - 10 件目 (0.27 秒)
> 大泉洋 の検索結果 約 1,390,000 件中 1 - 10 件目 (0.10 秒)
はい、大泉逸郎の完敗ね。はいはい孫、孫。

それでも、河北町の店という店に行ってみなさいっての。大泉逸郎のポスター貼りまくりですよ。メニューの表より大きかったりしますよ。はいはい孫、孫。

2006年03月07日

写真を撮るパーキング「とるぱ」の募集がスタート

写真を撮るパーキング「とるぱ」を募集します(国土交通省東北地方整備局・記者発表)
東北とるぱ!

「写真を撮るパーキング」→「とるぱ」
いいねえ、こういうセンス。国交省っぽくって。(誉めてねえし

国土交通省が、道路沿線のおすすめ撮影スポット・およびそこにいくための安全なパーキングの情報をまとめるというもの。なるほど。おすすめ撮影スポットってだいたい既に駐車場があったりするんだけどさ。むしろ、おすすめ撮影スポットなんだけど、駐車場が整備されていなくて困ってる場所、なんてのを募集したほうがいいんじゃないのかね。

ホームページでは、東北地方の「とるぱ」を広く募集するとともに、集まった「とるぱ」を公開するという。ホームページにあるような、地域の活性化だとか、渋滞・迷惑駐車・交通事故の減少につながるかどうかは未知数だけど、それまで知らなかったビューポイントを知ることができそうな気がします。

もともとは九州の整備局が始めたんだけど、それが全国に展開されたっていう感じみたいですね。
九州とるぱ
すごいな。駐車場って、てっきり国道とかの脇にある駐車スペースだったり、景勝地に整備された駐車場のことを指しているのかと思ったら、神社の駐車場っていうのもある。移動手段を車に絞った、観光地リストみたいな感じになっていくのかな。

で、改めて、東北とるぱのホームページ見たけど、まだまだできたばかりでちょっとコメントに困る。「とるぱ」もほぼゼロだしね。というかゼロだしね。
我こそはと思う人は、「よい撮影スポット」「よい駐車場」であれば、被写体が自然でも文化的景観でも、都市景観でもなんでもOK(人物除く)だそうなのでぜひ。よし、「山形の情報だけやたら多いんですけど」っていうくらいに埋めてやれ。

ハイウェイカードの払い戻しが開始

平成18年3月1日(水)からハイカの払戻しを開始します。(東日本高速道路・プレスリリース)

以前書いた「ハイウェイカードの払い戻しはどうなった」の翌日に上の記者発表があって、そのタイミングの悪さに放置してましたよ。

多少面倒くさいし、払い戻しの計算式を見てもわかるように、使い切るのがいちばんの得策なので、今月いっぱいは払い戻す人も少ないような気がします。本格化するのは4月以降かな。とはいえ、ETCにしろハイカ廃止にしろ、この会社の連絡先はつながらないことが多いので有名だから、「よくわかんねえよ」という人は、今のうちに聞くだけ聞いてしまったほうがいいかもしれないね。
トップ画面の左上に置いている臨時のページも更新しました。

ちなみに、東日本高速にいる知り合いに「せっかくだから何かハイカのトリビアある?」って聞いたら、

「ハイカって、機械にかけるとき裏面(履歴が印字される面)を上にして機械に差し込むんだよね」

という、6へぇくらいしか取れなさそうなトリビアをいただきましたので、守秘義務に触れるのかどうか知らないけど、公開しちゃいます。

2006年03月08日

第29回 東北地方道路写真コンテスト

2006年 心に残しておきたい「道」の写真を募集!(国土交通省東北地方整備局・記者発表)
東北地方道路写真コンテスト(国土交通省東北地方整備局)
第29回 東北地方道路写真コンテスト(国土交通省東北地方整備局)

東北六県と仙台市、国土交通省、東日本高速道路東北支社で構成される東北地方道路広報連絡会議による「東北地方道路写真コンテスト」が今年も開催されます。「東北の道路」という超アバウトなテーマのもと、小中学生・高校生・一般の3部門に分かれて募集されます。

デジカメでも参加可能ということで、けっこうハードルは低めかも。「道」っていうと、風景写真の中に溶け込む生活道路や農道のイメージだけど、「道路」ってなると人工物っぽくって意識しすぎちゃうかもしれないね。

応募を考えている人は、上のリンク先からどうぞ。4月3日から募集開始で、5月31日まで。なお、一般の部で最優秀作品賞に選ばれると、賞状・楯のほか賞金10万円がもらえます。


と、去年の「第28回 東北地方道路写真コンテスト」丸写しで書いてみる。

2006年03月09日

ETC利用照会サービスがバージョンアップ?

ETC利用照会サービスが3月15日からリニューアルします(ETC利用照会サービス)

サイトの説明によると、変更される点は、
> (1)走行利用年月日が31日間指定できるようになります。
> (2)10明細一括でプリントアウトできるようになります。

ということで、今までの「いちいち1日分ずつ読み出して印刷」というめんどくさい状況が改善されるという。なるほど、これなら「先月の10日ころだったはず」という記憶があいまいな場合でも検索が可能だ。「先月利用した分」というような指定もできるので(発行はMax10枚なので、ちょっと手間は残るけど)企業の担当者も負担が軽くなるかも。
むしろ、今までがめんどくさすぎただけなんだけどね。

ちなみに、このバージョンアップ(これはリニューアルとは言わないだろ、普通)のため、利用照会サービスは、14日の22時から15日の8時まで、10時間にわたって利用停止が予定されている。
3月14日~15日システム停止の重要情報(ETC利用照会サービス)

2006年03月10日

かみのやま温泉の14旅館、仙台-上山の往復高速バス代キャッシュバックします

来月運行の仙台直通バス 宿泊客に運賃バック 上山(河北新報・要認証)

ちくしょう。上山行きの高速バスが高速道路上でバックしたのかと思ったぜ。
早い話が、上山の温泉旅館らが、仙台方面から高速バスを使ってくるお客に対し、予めプランで申し込んでおけば、高速バス代をキャッシュバックするというもの。ということは、例えば仙台駅から行こうとした場合、家から仙台駅までの交通費を除けば、タダで行けちゃうわけだ。これはすごいな、と思ったが、往復でも1,800円か。微妙なところかな。むしろ、かみのやま温泉(なんで変換するとこうなるんだよ)必死だな、というところか。こういう必死なのはいいことだけど。

記事によると、上山の14施設がキャンペーンに参加するんだけど、それってどこだよ、ということで、上山市観光協会のホームページを見たけど、わかんねえ。しょうがないので、あたれる限り個別のサイトをあたってみたけど、月岡ホテルくらいしかわかんねえ。電話で聞けっていうことなのかな。

期間は4月1日から6月9日まで。ゴールデンウィークだけじゃなくてしばらく先までやるんだね。むしろ春休みの「休みは短いからちょっと遠出は無理だけど」みたいなお客が取れないのが残念、ってとこかな。

(補記)
上のほうで、「上山の観光協会に載ってねえ」って書いたけど、「温泉ニュースBlog~山形・かみのやま温泉と仙台間に直通バス-4月1日から運行」によると、しっかりページがあることが発覚。関係者各位、大変しつれいいたしました。

ETCアンケート、利用回数が月1回未満でも「ETCをつけて満足」

ETCアンケート結果---月1回未満でも満足(レスポンス)

本当かよ。
その国土交通省のアンケートを見ていないので、そのへんはリンクを含めて補記したいのだけど、記事によるとアンケート結果は以下のとおり。
・調査は「ETC取り付けも、高速道路利用は月1回未満」「高速道路利用は月1回未満の非ETCユーザー」それぞれ1,000人に行った。
・ETC利用者のうち87.5%が月1回未満の状況でも「購入費あるいはそれ以上の快適性・便利さが得られた」と回答
・非ETCユーザーにその理由を問うと、「なくても不便を感じない」「購入費が高い」が各4割
・しかし、駐車場代・ガソリン代などのキャッシュレス決済が実現すれば「購入を検討する」が8割に

まあ、最後の質問は「検討する」だからおいておくとして(しかも共同通信はここの部分をメインにしてるけど)、本当かよ。
サンデードライバー以下の頻度(正しくは、高速道路の利用が月1回未満なので、車には毎日乗っているかもしれないけど)でも、ETCをつけてよかったと思えるもんなのかよ。「あれば便利」程度の感覚を超えて、満足度を得ているような書かれ方なので、ちょっと警戒してしまう。

先月くらいからETCの利用率の増加にも陰りが見えてきて、「これからは、余り高速道路を利用しない人にどう浸透するかで伸びるか伸びないかが」云々と書いた記憶があるけど(どこに書いたか見つからないけど)、これはけっこう意外な感じがする。だって、本当にこの結果にあるように、あまり高速道路を使わない人でも「よかった」って思うなら、セットアップした台数が全車両の2割未満ていう現状は「あれ?」って思うもの。

やや霞ヶ関な思考回路でいけば、「ほら、別に毎日使うような人でなくても充分満足できるんですよETCって」となるし、「だからあなたもつけてみませんか?」といったところか。あはは。

もし国土交通省に商魂があるのなら、「なくても不便に感じない」という人をいかに「ないと不便かも」って思わせることができるか(そして、それは「ないと不利かも」という制度改悪じゃダメですよ)というのに全力を傾けるべきだと思うし、従来のユーザもそれは歓迎するはずだ。ぶっちゃけ、どうやって付加価値付けるのか見当もつかないけど。そして、もし仮に「月1回未満の利用でも満足」という声がこれだけ多いのだとしたら、「~~だから満足」っていうのを捕まえてほしい。いやあ、正直謎だもん。そう感じた人は多いと思う。

そして高速道路各社の人は、そろそろETC利用車の増加に伴うマイナス面をカバーする方策を考えないといけないかもね。極端な話、従来の利用車が利用形態を全く変えずにETC利用した場合、時間帯いかんによっては減収になるんだもん。もしかすると、高速道路各社は国土交通省と違って、ETCの利用率増加を嬉しく思っていないかもしれないね。とはいえ、国の導くままにETC推進をしてしまったわけだから、そろそろ頭を使っていかないと、稼ぎが減ってトラブルと批判の声が増えるだけですよ、と。

いやあ、それにしても謎だ。
ちなみに適当に予想すると、山形の人の非ETCユーザーに聞くと、「ETCを利用しなくても不便を感じない」が8割くらいになる予感。かなり適当だけど。

2006年03月13日

ETCアンケート、利用回数が月1回未満でも「ETCをつけて満足」(その2)

先週末に書いた「ETCアンケート、利用回数が月1回未満でも「ETCをつけて満足」」の続き。

PDF大嫌い人間の私なので、国土交通省道路局の記者発表資料の中にあったアンケート結果のHTML版を見てみた。
ETCの普及促進に向けたアンケート調査を実施しました

この話については、maikawaさんのBlog「ITSを疑う」の中のエントリー「国交省ETCアンケート調査の恣意的な発表内容にあきれる」で詳しく書かれているので、実は今さら何を追いかける必要があろうかとも思うのだけど、先日振り上げた拳はどこかに下ろさないといけない。

実はいちばん驚いたのは、アンケートの本筋とずれるのだけど、ETCユーザの「利用頻度」についてのアンケート項目でした。恐らく商用と思われるヘビーユーザ、これの定義を仮に「週に複数回」利用とすると、その割合はETCユーザの17%でしかないのだ。もっと多いと思っていたんだけどな。通勤割引を通勤に使ってる人なんて微々たるもんじゃないか。わはは。また、今回のアンケート対象となった「月1回未満」というのも20%ということで、「月イチ~週イチ」の人が63%になる。ふぅむ。そんなもんか。

前回、お気楽に「ライトユーザの87.5%が「購入費あるいはそれ以上の快適性・便利さが得られた」と回答」なんて書いたけど、これを「購入費あるいはそれ以上の料金割引等が得られた」となると、66.5%に落ちる。つまり、ユーザが満足しているのは料金割引ではなく、料金所通過時の快適さ、そう言っても言い過ぎではないようだ。ということはだ、高速道路会社がせっせこせっせこシフトしてきた「料金割引は全てETCに集約」という作業も、ライトユーザにとっては実感が湧かないものなのね。もっとも、月イチユーザにしてみれば、まして時間帯をまったくかすらない可能性を考えると、そんなもんかもね。私も月イチだったらマイレージとか面倒くさくて登録しないもん、きっと。
それはETCを取り付けた理由との差を比べるとなお面白い。実は、ETCを取り付けた理由で最も多かったのが「ETC限定の料金割引を知ったから」で、7 割の人がこれを理由に挙げている(ちなみに快適性は約45%)。入口と出口の逆転現象。はたして、ユーザの心象の変化は何を意味するのか。思いのほかノンストップの快適性に酔いしれたのか、割引の物足りなさに落胆したのか。

そして、きわめつけがmaikawaさんも書いている満足度の調査。なぜか霞ヶ関のお馬鹿さんは、
> 『高速道路の利用が少ない方』の約半数が、『ETCを取り付けて、不満に思うことはない』
> と回答しており、ETCの満足度の高さがうかがえます
わははあはははははあhhあ。
まあ、設問を「ETCを取り付けて不満に思うことはありますか?」とネガティブな方向に踏み込んだのだけは評価できるけど、約半数しか「不満に思うことはない」と思っていないというのに胸を張ってどうする。

ちなみに、今ETCを利用していない人の考え方について「周りがほとんどETC車になったら取り付けると思う」が72%で、「次の車にETC車載器がついていたら利用する」が83%というのは、まあ個人的にはどうでもいいかなと。赤信号を待つ人の集団心理と、「あったら使う」という半ば当たり前の誘導だもの。もっとも、その前提と結果を入れ替えて、前提の整備に走る危険性については、maikawaさんが警鐘を鳴らしているそれと同じように、恐ろしいものがあるんだけどね。ETCを標準装備にしたらみんな使うんだから、標準装備にしてしまえ!というのは、あれ?と思うんですよ。

2006年03月16日

あつみ温泉と温海ICを結ぶアクセス道、07年度内完成見込む

あつみ温泉トンネル貫通 日沿道温海ICへのアクセス道 07年度内完成見込む(荘内日報)

日本海沿岸東北自動車道(まあ、営業路線名は日本海東北自動車道になるだろうけど)の温海ICが、あつみ温泉の温泉街から一山越えたところにできることから、温泉街とICを結ぶアクセス道路の建設を県が進めている。これの最大の難関となる「あつみ温泉トンネル」が昨日、無事に貫通したそうです。
2年前の秋に「温海ICへのアクセス県道、今秋にトンネル着工」で書いたときと同じく、2007年度(平成19年度)に完成予定だそうです。まあ、高速ができる前にこれが先行してできちゃっても、R7まで出ずに山を越えられるという点ではいいのかもしれないね。越える必要なんてあったっけか?という疑問はあるけどさ。

月山スキー場への道路、除雪が進む

スキー場オープンに向け除雪着々~月山の山岳道路(山形新聞)

桜の開花予想だなんだと言っているけど、月山はこれからがスキーシーズンだ。もっとも、雪質が好みでないので、行く気はあまり起きないんだけど。

記事によると、現在も6~7mの高さに雪が積もっており、ベタな表現だけど「雪の回廊」状態だとか。いいよなあ、この「13日は吹雪で作業が中止となったが」というのが、いかにも月山っぽくっていい。なお、今年の開通&スキー場オープンの予定は4月10日だとか。おいおい、めちゃくちゃ平日じゃないか。

2006年03月21日

高速道路三社がロゴマーク・ブランドネーム発表「NEXCO(ネクスコ)東日本」に(その1)

ロゴマーク・ブランドネームを決定しました!(東日本高速道路・プレスリリース)

というか、そもそも新会社のHPのURLが「www.e-nexco.co.jp」になった時点で、うすうすは感じていたんだけどな。なんでこんな飛び石連休の間に発表したんだろうっていう気がするんだけど。民営化からもうじき半年立つんだし、なんかすごい中途半端なタイミングな気がしてならない。

まず、ばしっとロゴマークを見てみよう。なぜかHPを見ると2つパターンがあり、詳細を書いたPDFになんとなく使い分けの理由が書いてある。

○パターンA
パターンA
PDFの説明によると「封筒など、主にステーショナリー関係へ展開」

○パターンB
パターンB
PDFの説明によると「看板など、主にサインシステム関係へ展開」

よ、よくわからない使い分けだなあ。ちなみに、中日本が橙色で、西日本が水色だそうな。たぶん、全国で五千万人くらいが思ったことをあえて書くと、「JRと一緒だな」。
色について「東日本・北日本の安息を感じさせる自然をイメージした、深みと明るさのある緑色」って説明があるけど、正直後付けな感じは否めない。

ちなみに、Nっぽいこの形は、やはり会社の略称「NEXCO」(これについては後述)の先頭の文字である「N」から取ったのだけど、それってつまり「Nippon」のNなわけで、道路も高速道路も関係ない部分じゃないか。JRだって、旧道路公団のJHだって、RなりHが自分の会社を主張していたんだから、少し違和感があるよなあ。
ちなみに、JR東日本のロゴは確か単色なのだけど、こちらの場合、PDF版を見る限り微妙にグラデーションをかけてるのかなあ。めんどくさいロゴだなあ。

と、ロゴマークについてはここまで。

高速道路三社がロゴマーク・ブランドネーム発表「NEXCO(ネクスコ)東日本」に(その2)

ロゴマーク・ブランドネームを決定しました!(東日本高速道路・プレスリリース)

続いてブランドネームの「NEXCO(ネクスコ)東日本」について。

「NEXCO東日本」

なんかいまいち。
そもそもの由来は、East 「N」ippon 「Ex」pressway 「Co」mpany Limitedだってさ。ふーん。さらに「"みち"とともに、"みち"の先へ」を表す「Next(次なる)」と「Co(「共に」を表す接頭語)」も含んでいるらしい。これまたこじつけっぽいなあ。民営化時点でHPを「nexco.ne.jp」「e-nexco.co.jp」にしている時点で既に決まった路線だった、あるいは既にロゴも名前も決まっていたような気がしてならないんですけど。

いろんなブログを検索しても、やっぱりこの愛称にはピンと来てないみたい。やれ「ユネスコみたい」だの「名前だけ変わってもねえ」だの。これはこれでごもっともだと思うよ。それにしても解せないのは、高速道路の英訳として、親しんだ(本来の意味としてはこれでいいのだけど)「Highway」から「Expressway」に変えてしまったこと。未だに交通情報を電話で知るには「ハイウェイテレフォン」だし、24時間の電話問合せ先は「ハイウェイガイド」。料金経路検索も「ハイウェイナビゲーター」だし。
このへんの整合性は今後どうやってとっていくんだろうね。

「NEXCO東日本」

うーん。いちおうこのBlogでも、今後は「東日本高速」ではなく、「NEXCO東日本」と表記することにします。気が進まないけど。

米映画「SILK」、酒田の山居倉庫周辺でロケ

米映画「SILK」、酒田の山居倉庫周辺でロケ(山形新聞)
山居倉庫で合作映画ロケ 19世紀の湊町 再現(読売新聞)
映画「SILK」酒田でロケ 主人公の出入国シーン撮影(荘内日報)
映画:米国作品のロケ、地元エキストラ50人が出演--酒田の山居倉庫前 /山形(毎日新聞)

日・加・伊合作「SILK」酒田ロケ(朝日新聞)

実は、いま一番このサイトでアクセスが多いのは、この映画「SILK」関係のエントリーです。喜んでよいのやら哀しむべきなのかしら。
山形県民122万人が注目の(大嘘)、撮影は23日に無事に行われたそうです。関係するBlogとかへのリンクはのちほど。とりあえずは新聞を流し読みしたものからピックアップしてみます。
何しろ、この時期のくせに冬のシーンだったらしく、雪は前日に
> 八幡地区の鳥海山荘付近から10トンダンプ28台分の雪を運び新井田川左岸に配置 (荘内日報から)
したというし、
> 公募のエキストラ50人と木舟を提供した最上川第八漁協(庄内町)の漁師も参加。 (読売新聞から)
という、まさに庄内あげての撮影(大げさ)になったそうな。ちなみに、記事の中でいちばん笑ったのは、

> 船頭役を演じた庄内町清川の漁師斎藤巌さん(80)は
> 「映画に出るなんて初めての経験。上映が今から楽しみ」
という、山形新聞に出ていたコメント。そりゃあまさか齢80になって映画に出るとは思ってなかったろうな。そして、こういう人は絶対に長生きするんだよな。頑張れ斎藤さん。

映画の撮影は、今後世界各地で行われて12月にクランクアップ。日本での公開は2007年になるのかな。ちなみに、映画ではあの山居倉庫の風景がどんな風になるのかなと、若干期待して記事を見たのだけど、
山形新聞から(山形新聞)
読売新聞から(読売新聞)
荘内日報から(荘内日報)
どう見ても、普段と同じ山居倉庫です。本当にありがとうございました。

(補記)
ぶっちゃけ、山形市内の人間じゃどうにもカバーしきれないので、以下のリンクを参考に。あ、TBありがとうございました。
SILK(おかめはちもく)」
幕末の港風景・山居倉庫 世界へ(鶴岡・酒田・ばばちゃんの知恵袋@山形通信)」
映画撮影目撃?(水都の辺)」

SILK撮影(酒田洋菓子協会日誌)」
ロケ現場はドキドキ★っす(こどもと一緒になに食べよっ♪)」
『SILK』シルク ハリウッド映画 本番スタート!(非日常の日常)」
昨日の山居倉庫(きょうのやまがた)」

け、けっこう見に行ったり関わったりしている人が多いんですね。ビビったよ。いずれにせよ、Msatoさんの「非日常の日常」で書かれていた
> 日本だけではなく世界的に見てもらえるので映画を見た人が、
> 「撮影場所を見たい!」と思ってくれれば酒田の観光にも繋がります。
> 是非ヒットして欲しいものです。
に激しく同意し、映画のヒットを多少なりとも祈念して、今日のところは筆を置きます。

2006年03月24日

平成18年度の道路開通情報

道路開通情報(国土交通省道路局)

なんか発表になってた。今回、Newということで掲載されていたのは、18年度開通予定の以下の7区間。

・主要地方道 天童寒河江線(天童市高だま~山形市灰塚) 0.9km

・主要地方道 天童寒河江線(中山町長崎) 0.6km
・主要地方道 山形上山線 (上山市弁天~上山市金瓶) 0.4km
・主要地方道 山形羽入線 (山形市今塚) 0.7km
・主要地方道 長井飯豊線 (飯豊町小白川~飯豊町手ノ子) 0.7km
・一般県道(山形) 大野目内表線 (山形市嶋~山形市内表) 1.0km

・一般県道(山形) 曲川新庄線 (新庄市十日町早坂~新庄市十日町桧町) 1.2km

ぶっちゃけ、どこかわからないところが多すぎる。よくわからないのだけど、近辺と思われる部分の地図を勝手にリンクしました。縮尺は全て21,000分の1。場所が違っていても怒らないで!18年度中に開通しなかったら怒っていいけど!みたいな。

冬の終わり~県・国土交通省が「道路雪害対策本部・支部」を解散

【防災情報】 山形河川国道事務所 雪害情報 (第2報) (終報)(国土交通省山形河川国道事務所・記者発表)

R13の栗子峠なんかでも、走っていて道路脇の斜面程度にしか雪が残っていないのだけど、県内の道路関係機関も上のリンク先にあるように県の「道路雪害対策本部」および国土交通省の「支部」が解散になりました。さて、今年は峠を攻める予定もないので、冬タイヤ脱がないとだな。面倒なので履き潰そうと思ってたけど、カミさんと要相談かな。

2006年03月25日

中山町の県野球場、命名権応募いまだゼロ

楽天2軍本拠地・山形県野球場 命名権応募いまだゼロ(河北新報・要認証)

先月、「中山町の県野球場、命名権販売へ」というのを書いたが、当初設定していた申し込み期限を来週に控えてもなお、申し込みがない状態らしい。

年間1,000万円という最低金額について、前回「いや、知名度からすればむしろこれでも高いくらいなのか??」と書いたけど、上の河北の記事でも県の担当者のコメントとして、
> 「2軍戦の様子がどこまでマスコミに載るか分からず、
> 各社とも広告効果があるかどうか見極めているのでは」
と書いている。見極めている、なんて好感触の企業が本当にあったのかよ。

どうなっちゃうのかな、第三報が楽しみだこりゃ。

(補記)
やっぱりというかなんというか、結果については「県野球場の命名権販売、応募はやっぱりゼロ

2006年03月28日

さくらんぼの花が満開 東根の温室でサクランボ花見ツアー

サクランボ今が満開 東根の温室で花見ツアー(河北新報)

以前、「さくらんぼの花」で、さくらんぼの花について
> 見るものかどうかは微妙なところですが。
と書いたが、見るひともいるらしい。しかも結構な人数が。へええ。

宮城県庁前のバス停で

いやー、なんかPRに必死さを感じます。
仙台~上山の高速バスは4月1日から。よろしく、仙台のみなさん。

2006年03月29日

県野球場の命名権販売、応募はやっぱりゼロ

1,000万円じゃ高すぎる? 県野球場(朝日新聞)
プロ野球:県野球場の命名権者公募、申し込みゼロ--楽天2軍本拠地 /山形(毎日新聞)

これまで「中山町の県野球場、命名権販売へ」と「中山町の県野球場、命名権応募いまだゼロ」でも書いた、中山町の県野球場の命名県販売が28日に締め切られた。結果はというと、大方の予想通り希望者ゼロ。わはははは。

朝日記事の中でには、応募に至らなかった理由として、やや悪意も含めてか
> 担当者は「やっぱり1軍の本拠じゃないとダメなのかな」。
と書いている。おいおい、楽天は宮城に移った二軍の練習場にすら命名権の応募があるぞ。何が足りないんだろうね。金額かな、試合数かな、それとも山形での広告的価値なのかな。
楽天2軍練習グラウンド命名権 デンコードー取得(河北新報)

一部のSA・PAでもハイカ(ハイウェイカード)のETC付替え・払戻しが可能に

ハイウェイカードのETCへの付替え・払戻しの受付窓口を拡大します。(NEXCO東日本)

はいはいきたきた。
これまで、事務所等および料金所に限られていたハイウェイカードの払戻しの受付窓口が、一部のサービスエリアにも拡大された。そりゃそうだよ、ネクスコ東日本(抵抗あるな、これ)の事務所なんて行く機会が無いし、料金所だって基本的には「通過する場所」だから、建物の横に車を停めて料金所の事務室に行くなんていうのは厄介すぎるもの。手元に残っているハイカなんてそうそう高額でもないしなあ。って諦めるのも癪だし。

で、プレスリリースの資料を見たんだけど、寒河江SAが入ってねえじゃないか。
はいはいきたきた。

2006年03月30日

県外からの観光客による「山形のここがいい・悪い」県が調査

県外からのお客さんの「山形のここがいいね」・県が調査(山形新聞)

山新の書き方が悪いんだけど、山形県のどういう点がよかったのかわかりづらいぞ。そもそも、魅力的な点よりも満足できた点のほうが大事だと思うしさ。

それより興味を引いたのは、記事にあった
> 不満を感じた内容では、観光地までのアクセスの悪さが各地で挙げられ、
> ほかに「案内標識が分かりづらい」「イメージとギャップがあった」
> 「食事に満足できない」などの声もあった。

平成15年頃だったと思うけど、県外から訪れる観光客の交通手段の比率は、車(バス等含む)が電車よりも多いというのがあった。意外だなと思ったのだけど、なるほど確かに観光目的だと(特に周遊するような観光目的だと)新幹線というのは実に「駅から先」が不便でしょうがない。むしろ時間はかかるのだけど自家用車の方が足回りが利くし、バスツアーのほうが確実にあちこち回れる。

それゆえに、この「観光地までのアクセスの悪さ」という指摘をした人たちが、「新幹線を降りてからの二次交通の悪さ」を指摘したのか、「新幹線を諦めたのだけどやっぱり車で行っても観光地までの道が悪い」なのか、「そもそも山形まで行くアクセスが悪い」なのかというのが気になる。

あとは、「案内標識が分かりづらい」というのも、隣県の観光地に比べれば充分優秀なほうだと思うし、「イメージとギャップがあった」「食事に満足できない」というのも、県民にしてみればむしろどれほど過剰な期待をしてきたのか問いたい、問い詰めたい(ry

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