はたして山形県民はサクランボを山ほど食べるのか
サクランボ:給食メニューに--山形の大郷小 /山形(毎日新聞)
憶測の話をします。
「山形県の人は、サクランボの産地だから山ほどサクランボを食べる」と思っている人が全国に大勢いると聞きます(既にここで脳内ソース)。
が、ぜったいそんなことはない。するってえと何か、静岡の人は毎食後にお茶を飲むのか?飲みそうだな。鳥取県の人は21世紀になっても二十世紀梨なのか?それ全然関係ないな。
要するに、世間がイメージするほど、サクランボが食卓に並ぶ頻度の差はないです。そもそも、農家直売のサクランボも、市内のヤマザワに並ぶサクランボも、東京のスーパーのサクランボもそうそう値段は変わりません。あっても1kgあたり1000円くらいでしょ?
以前の職場の人から「送って」って頼まれるけど、はっきり言ってこっちで買って送っても、関東で店頭のを買っても、下手をすると、山形での価格+宅配便の費用>関東での価格 ってことになる。
そんなもんです。
あえて地元の利点を上げるとすれば、雨や雹に当たって傷がついたり(今年は雹の影響がすごく大きい)、形が双子になってしまったりした規格外品が安く手に入るくらいだろうか。というか、ほとんどの県民はそんなのを親戚筋や隣近所からもらって食べてると思う。
しかも、サクランボってあんまり量が食べられないんですよ。5人家族とかだったら、1kgもあれば充分だと思うけど、ミカンなんか1kg(10個くらい)でちょうどくらいでしょ。しかもミカンを手が黄色くなるまで食べる人は聞いたことあるけど、サクランボをそんなになるまで食べる人って聞いたことない。おまけに、kgあたりの単価はミカンの倍くらいだから、家計にも優しくない。夕張の人は毎日夕張メロン、っていうのと同じくらいおかしな認識なんです。