日沿道などの整備促進求める 日本海沿岸4県の17JC集会(山形新聞)
だいたいだ、いまいち形成できていない日本海側のつながりを今から作るメリットがいかほどにあろうかという疑問は残る。例えば庄内と新潟がつながるとなんとなく嬉しいけど、そこまで使うかと言ったら使わない気がするし、秋田とつながって嬉しいかと言うとなおさら疑問だ。もっとも、これは田川のほうの出身の感覚だからかもしれなくて、飽海のほうの人は逆に考えるのかもしれないけれど。どうしても、庄内から内陸、あるいは仙台のほうに目が向いてしまうんだよね。もし日沿道ができて、政令指定市である新潟へのアクセスが向上したからといって、今まで山形や仙台に向いていた目線がそちらにシフトするかというと、毎回書いていることだけど、別問題だと思う。高速道路は、というかインフラはあくまでハードであってツールであるから、ソフトを充実させないと吸い取られるだけだ。
> 同協議会のメンバーからは「私たちは、エゴで道路がほしいと言っているのではない」
> 「地方の人々にとって道路は、生きるために必要なもの」など、
> 地方の道路整備を無駄遣いとする一部世論に反論する意見が出た。
という声があるそうだけど、生きるために必要などと言い切るのであれば、そのインフラを活かすほうにも全力を投じてほしいと思う。作ってもらったけど活かせないのでまた陳情に陳情、補助金に次ぐ補助金、ではいつまでたっても日本海国土軸なんか作れやしないっての。