ども、ご無沙汰しております。
来週は千早誕生祭ですが、現在その誕生祭動画とニコマスP一周年動画の進捗がともに未だ0%という危機的状況だったりします…。
というのは、BB抜きに関する実験をあれこれやっていたからで、いろいろと試行錯誤してたら、SDキャプ環境に限らずこれは使えるのではないのかなという方法を見つけたので、記事にしてみました。
なお、これはあくまで自分の環境下で比較的有効だったというだけで、別のキャプチャ環境等だとうまくいかないかもしれないので、参考程度のつもりで流し読みしてください…。
追記:
ここで紹介している方法(とりあえず半透過マット法(仮)という名称をつけました)を紹介する動画を作成したので、こちらも参照してみてください。
以下、格納です。
以前にBB抜きに関する記事を書きましたが、以下に書くのはその延長線的なやり方なので、前の記事を参考にしつつ読んでいってください。
たとえばこんなケースでBB抜きをしたい場合…
素材に青と緑があるケース。これはさすがに極端な例だが…。アス比が4:3なのはスルーしてください
ブルーバックの素材を抜くと…
これはマットを使うのではなくて、ブルーバックでキャプチャした素材の青色を直接抜くやり方。ブルーバックの青色を抜けば当然千早の髪と衣装の青も抜けてしまう
かといってグリーンバックの素材を抜けば…
これもグリーンバックでキャプチャした素材の緑色を直接抜くやり方。当然こうなるでしょう…
765comm@ndにはほかにレッドバックもありますが、口パクがある場合には使えません。それにグレーバックではかなり無理がありますし…。
こういうケースでの対処法でまず考えられるのは、千早をグリーンバック・律子をブルーバックでそれぞれ抜いて、あとで両者を合成するという方法です。
でもここで何か他にいい方法はないかといろいろと試行錯誤してみて(こういうことやってるから製作が進まないのだが(汗))、とりあえず使えそう(?)な方法を発見したので、以下で説明します。
まずタイムラインの上にグレーバックの素材を置き、その下にブルーバックとグリーンバックの素材を置きます(NiVEではタイムラインの上にある素材が優先的に表示されます)。各素材は一フレームもずれないようにトラックの位置を調整しておきます。
次に、ブルーバックの素材を青色で抜き、トラックを非表示にした上で、グレーバックのエフェクトにトラックマットを追加して、ブルーバック素材のトラックを指定します。
グレーバックの灰色の部分をブルーバックのマットで抜くの図。千早の青色がやはり抜けているが、ブルーバックで直接抜いたときとは抜け方が違う点に注目。千早の青色はいわば半透明の状態になっている
それから、グリーンバック素材の緑色を抜いて、こちらはそのまま表示させます(トラックマット指定はしません)。そうすると、
グリーンバックで抜いた千早がグレーバックの下に透けて見える状態になるので、マットで抜けた分が補完される。律子のほうはグレーバックのほうがきれいに抜けているので、グリーンバックの色落ちしたほうは隠れてくれる
こんな感じに、きれいに抜けてくれました。
タイムラインはこんな感じになります。
グレーバックのトラックに追加したトラックマットエフェクトのプロパティで非表示にしたブルーバックのタイムラインを指定。グリーンバックはそのまま表示
…まぁ、結局BB素材を3本使ってるから別々に抜いて後で合成するのとそんなに変わらないじゃんという見方もあるのですが(苦笑)、この方法は、素材の変色をある程度防げる(もちろん完全ではない)というのと、以下のようなメリットがあります。
たとえば、こんなケース。
ロリトリオである意味は特にありません…青系と緑系の色があるやよいの服に注目!
ブルーバックやグリーンバックの素材を抜くと…
ブルーバック素材を抜いたとき。やよいの服の青色が抜けてしまう…
グリーンバック素材を抜いたとき。やよいの財布の緑色と、この画像では分かりにくいが目の色も抜け落ちている
このケースだと、やよいの上半身をブルーバック・下半身をグリーンバックで抜いてあとで合成する、財布と目の部分にマスクを使ってうんぬん…というやり方が考えられますが、それらのやり方だと手間がかかってしまうので、上で説明した、グレーバックをブルーバックトラックマットで抜いてその下にグリーンバックを抜いた素材を重ねる方法を使えば、
ふぅ…
青や緑が混在している素材でも、あまり手間をかけずにきれいに抜くことができます。
自分としては、ブルー・グリーン・グレーバックの3本の素材を用意すれば、素材の色を気にすることなく抜くことができるこの方法は結構使えるのではないかと思うのですが、どうですかねぇ…。もし既知の方法だったら、この記事は華麗にスルーしちゃってください(苦笑)。
…まぁ、HDキャプ環境があればそもそもこんな問題は発生しないと思うのですが…。
さぁ、これから頑張って千早誕生祭動画を作ろう…間に合いそうにないなぁ…
2/20追記:
高画質キャプ環境で、グレーバックのマット抜きでなくてもきれいに抜けるという方は、グレーバックを使わずにブルーバック素材2本+グレーバックで上と同様なやり方ができると思います(詳しくは下の画像を参照してください)。
タイムラインの一番上をグレーバックではなくてブルーバックにした場合。2本のブルーバック素材は全く同じもので、トラックマットエフェクトに、真ん中の非表示にして青色を抜いたブルーバック素材を指定。これならキャプチャする素材は2本で済む
服や財布の変色はないので、このやり方でも大丈夫そう。ただ画像はアナログキャプチャ素材で試したものなので、輪郭に青色が残っている…つまりアナログキャプチャではやはりグレーバックを使わなければならない(涙)
さらに追記:
マット抜きで抜けた青色は下のタイムラインのグリーンバック素材のほうで補完してくれるので、ブルーバックの青は強めに抜いても大丈夫そう…。ですので、アナログキャプチャ素材でもできなくはない!?
これなら使えなくはない…? でもグレーバックと比べると全体の色調が若干変わってるかも…。画質を求めるか、効率を求めるか…ん~難しい…
来週は千早誕生祭ですが、現在その誕生祭動画とニコマスP一周年動画の進捗がともに未だ0%という危機的状況だったりします…。
というのは、BB抜きに関する実験をあれこれやっていたからで、いろいろと試行錯誤してたら、SDキャプ環境に限らずこれは使えるのではないのかなという方法を見つけたので、記事にしてみました。
なお、これはあくまで自分の環境下で比較的有効だったというだけで、別のキャプチャ環境等だとうまくいかないかもしれないので、参考程度のつもりで流し読みしてください…。
追記:
ここで紹介している方法(とりあえず半透過マット法(仮)という名称をつけました)を紹介する動画を作成したので、こちらも参照してみてください。
以下、格納です。
以前にBB抜きに関する記事を書きましたが、以下に書くのはその延長線的なやり方なので、前の記事を参考にしつつ読んでいってください。
たとえばこんなケースでBB抜きをしたい場合…
素材に青と緑があるケース。これはさすがに極端な例だが…。アス比が4:3なのはスルーしてください
ブルーバックの素材を抜くと…
これはマットを使うのではなくて、ブルーバックでキャプチャした素材の青色を直接抜くやり方。ブルーバックの青色を抜けば当然千早の髪と衣装の青も抜けてしまう
かといってグリーンバックの素材を抜けば…
これもグリーンバックでキャプチャした素材の緑色を直接抜くやり方。当然こうなるでしょう…
765comm@ndにはほかにレッドバックもありますが、口パクがある場合には使えません。それにグレーバックではかなり無理がありますし…。
こういうケースでの対処法でまず考えられるのは、千早をグリーンバック・律子をブルーバックでそれぞれ抜いて、あとで両者を合成するという方法です。
でもここで何か他にいい方法はないかといろいろと試行錯誤してみて(こういうことやってるから製作が進まないのだが(汗))、とりあえず使えそう(?)な方法を発見したので、以下で説明します。
まずタイムラインの上にグレーバックの素材を置き、その下にブルーバックとグリーンバックの素材を置きます(NiVEではタイムラインの上にある素材が優先的に表示されます)。各素材は一フレームもずれないようにトラックの位置を調整しておきます。
次に、ブルーバックの素材を青色で抜き、トラックを非表示にした上で、グレーバックのエフェクトにトラックマットを追加して、ブルーバック素材のトラックを指定します。
グレーバックの灰色の部分をブルーバックのマットで抜くの図。千早の青色がやはり抜けているが、ブルーバックで直接抜いたときとは抜け方が違う点に注目。千早の青色はいわば半透明の状態になっている
それから、グリーンバック素材の緑色を抜いて、こちらはそのまま表示させます(トラックマット指定はしません)。そうすると、
グリーンバックで抜いた千早がグレーバックの下に透けて見える状態になるので、マットで抜けた分が補完される。律子のほうはグレーバックのほうがきれいに抜けているので、グリーンバックの色落ちしたほうは隠れてくれる
こんな感じに、きれいに抜けてくれました。
タイムラインはこんな感じになります。
グレーバックのトラックに追加したトラックマットエフェクトのプロパティで非表示にしたブルーバックのタイムラインを指定。グリーンバックはそのまま表示
…まぁ、結局BB素材を3本使ってるから別々に抜いて後で合成するのとそんなに変わらないじゃんという見方もあるのですが(苦笑)、この方法は、素材の変色をある程度防げる(もちろん完全ではない)というのと、以下のようなメリットがあります。
たとえば、こんなケース。
ロリトリオである意味は特にありません…青系と緑系の色があるやよいの服に注目!
ブルーバックやグリーンバックの素材を抜くと…
ブルーバック素材を抜いたとき。やよいの服の青色が抜けてしまう…
グリーンバック素材を抜いたとき。やよいの財布の緑色と、この画像では分かりにくいが目の色も抜け落ちている
このケースだと、やよいの上半身をブルーバック・下半身をグリーンバックで抜いてあとで合成する、財布と目の部分にマスクを使ってうんぬん…というやり方が考えられますが、それらのやり方だと手間がかかってしまうので、上で説明した、グレーバックをブルーバックトラックマットで抜いてその下にグリーンバックを抜いた素材を重ねる方法を使えば、
ふぅ…
青や緑が混在している素材でも、あまり手間をかけずにきれいに抜くことができます。
自分としては、ブルー・グリーン・グレーバックの3本の素材を用意すれば、素材の色を気にすることなく抜くことができるこの方法は結構使えるのではないかと思うのですが、どうですかねぇ…。もし既知の方法だったら、この記事は華麗にスルーしちゃってください(苦笑)。
…まぁ、HDキャプ環境があればそもそもこんな問題は発生しないと思うのですが…。
さぁ、これから頑張って千早誕生祭動画を作ろう…間に合いそうにないなぁ…
2/20追記:
高画質キャプ環境で、グレーバックのマット抜きでなくてもきれいに抜けるという方は、グレーバックを使わずにブルーバック素材2本+グレーバックで上と同様なやり方ができると思います(詳しくは下の画像を参照してください)。
タイムラインの一番上をグレーバックではなくてブルーバックにした場合。2本のブルーバック素材は全く同じもので、トラックマットエフェクトに、真ん中の非表示にして青色を抜いたブルーバック素材を指定。これならキャプチャする素材は2本で済む
服や財布の変色はないので、このやり方でも大丈夫そう。ただ画像はアナログキャプチャ素材で試したものなので、輪郭に青色が残っている…つまりアナログキャプチャではやはりグレーバックを使わなければならない(涙)
さらに追記:
マット抜きで抜けた青色は下のタイムラインのグリーンバック素材のほうで補完してくれるので、ブルーバックの青は強めに抜いても大丈夫そう…。ですので、アナログキャプチャ素材でもできなくはない!?
これなら使えなくはない…? でもグレーバックと比べると全体の色調が若干変わってるかも…。画質を求めるか、効率を求めるか…ん~難しい…
コメント
にゃんこD | URL | SFo5/nok
フムフム。
毎度のことながら、藪柑子Pの拘りと工夫は凄いですね。
あ、千早誕生祭は勿論楽しみにしているんですが、
くれぐれもご無理はなさらずに~。
それでは。
( 02:03 [Edit] )
藪柑子P | URL | SZGktgZg
>>にゃんこD
コメント、ありがとうございます!
こだわりというよりかは、青色と緑色がある場合のBB抜きの問題をどうにかしないと、誕生祭動画に取り掛かれない状況だったので…そういうことはもっと早めに調べとかなければいけないんですけどね(苦笑)。
千早誕生祭動画については、できれば今週中に完成させるつもりです(遅刻前提かよ…)。ちなみに素材のキャプチャがまだ終わってなかったりします(おい)。無理はしないけど頑張って作ります…お気遣いありがとうございます!
( 03:14 [Edit] )
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