日常からネタをひねり出す「4行日記」のススメ

ライフハック系ブログの雄、「シゴタノ!」管理人の大橋悦夫さんのブログ本を読みました。2006年発刊に発刊された本書で語られているブログ運営術は、5年経った今でも色褪せていません。すべてのブロガー必読の書です。

「手帳ブログ」のススメ

読んでいてビックリしました。なぜなら、私がこの一年、「人気ブログになる方法」と称して、得意げにポストしてきた記事と同じ内容が、5年前に出版されていた本に多く書かれていたからです。ホントお恥ずかしい…^^

私が年末まで毎日更新を決めたのは、本書を読んだ影響が大きいです。毎日更新という千本ノック通して、本書の内容を超えるブログ・ライティング術をヒネリ出していけたらと思います。

そして、私自身が成長すると共に、わかったブログが成長し、ブログの成長が自分を引き上げてくれる…。そんな成長スパイラルを起こしたいです。


four lines / CERULEAN, an undaily visual journal

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4行日記のススメ

これは文字通り、日記を4行で書くというもの。たった4行だけ?と思うかもしれませんが、それぞれの行に新見があるのがポイントです。

1行目 【事実】 その日にあったことや自分がやったことを書く

2行目 【気づき】 その事実を通して気づいたことを書く(反省する)

3行目 【教訓】 その気づきから導き出されたことを教訓としてまとめる(次の行動の目標を作る)

4行目 【宣言】 その教訓を活かして、できている自分の姿を描く(イメージを描く)

日々の出来事からネタをひねり出すことができれば、ブログ更新は格段に楽になることは、以前から当ブログでも紹介してきました。「4行日記」は、まさに「日常からネタをひねり出す」ための具体的かつ強力なフレームワークです。

4行といわず、文章にボリュームを持たせて、同じ構造をもった文章を書いても良いでしょう。目に入ったものについて、4行日記を頭の中で簡単に考えてみることを、日頃から意識したいです。

ちなみに、当記事の冒頭の文章(「ライフハック系ブログの雄~成長スパイラルを起こしたいです」の部分)は、4行日記の構造に沿って書いたものです。実際に書いてみて、すごく使いやすいフレームだと思いました。


Blueimpulse / PYONKO

人に語れるちょっとしたコツに昇華させる

自分の経験を通して「こうだ」と思っていること(素朴理論)を、「語れるコツ」としてまとめていく、ということになります。

続いて、まとめたコツを体系化します。例えば「○○するときの3箇条」「判断に困ったときの5つのポイント」など、内容に応じていくつかの素朴理論をリスト形式にまとめ、名前をつけます

仕事や趣味で上手くいった時がチャンスです。成功の要素、つまり、その時の自分の行動や考え方を書き出してリスト化すれば、人に語れるコツとしてまとめることができます。

また、ブログを毎日更新していると、一見バラバラな記事でも、共通した文脈があることに気が付くときがあります。その文脈で新しくまとめなおすことで、「語れるコツ」の記事になります。

スポーツと会社の組織論に共通点が多いように、物ごとには、共通点が意外とあるものです。ブログを更新することで、語れる範囲が少しずつ広がっていく喜びを得ることができます。


No cash? / HowardLake

モチベーションはお金にあらず

自分のブログにアフィリエイト・リンクを張ることで広告収入を得ることができれば、ブログを続ける上での強い動機付けになりそうですが、それは一時的なもので、ニンジンに過ぎません。

長く続ける上では、自分が書いたことが誰かに認められたり、評価されたりすることで生まれる自信や書き手冥利のような動機付けが必要です。

お金を報酬としてもらうことで、不満を減らすことはできますが、仕事の満足度を上げていくには、、達成感や周囲からの承認・評価が必要になります。ニンジン(=お金)を鼻の先にぶら下げる方法は、短期的には有効ですが、長続きしません。

アフィリエイトが目立つブログには、リピーターが付きにくいため、アフィリエイトブログの集客は検索エンジンがメインになります。ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)は、その辺を良く心得ていて、アフィリエイト・レビュー・コンテストなどを開催して、アフィリエイト目的のブロガーを評価することで、モチベーションを高めています。

しかし、ASPや広告主に評価されても、いわば「社内表彰」のようなもので、世間では通用しません。日々苦労してブログを更新するのであれば、広く多くの人に評価されるブログを目指したいと、個人的には思います。


write / erichhh

週記を書く

日曜日にブログを読み返すことによって、前日までの1週間を振り返り、翌日からの新しい1週間に備えることができます。振り返った結果は可能であれば、ブログに書き残します。

本書では、週に一度ブログを読み返して「週記」をつけることを勧めています。ブログだけでなく、ツイートやフェイスブックなども一緒に読み返して、振り返ってみるのも良いでしょう。

当ブログはエッセイ風の記事を意識しているので、日記的な記事をポストすることがほとんどありません。年末まで毎日更新をすると宣言してしまったので、一度テスト的に週記をやってみようと思いました。記事のネタが一つ増えるので、上手く回ればブログ更新が楽になります。

最後に、本書にあった印象的な文を最後にご紹介して、本記事を締めたいと思います。

「やっても仕方がない」「やらなくてもわかる」という頭の中の小宇宙のカベを蹴破り、「よくわからないけどやってみる」という破壊的行動が自分を一歩前に進めます。

やってみよう!

今日のわかった

次のステップは、ブログ独自の世界観のようなものを意識することかなあと、ふと思いました。

読書2011
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