終戦70年を目前に、鵠沼郷土資料展示室(鵠沼市民センター内)では、企画展「あの戦争が終わって……70年」を9月15日(火)まで開催している。午前10時から午後4時(月曜休館)。
会場では戦争勃発の経緯から、激化に至るまでの大まかな流れを踏まえ、食糧難にあえいだ当時の貧しい暮らしぶりや、空襲におびえながらの勤労、軍国教育などが約500点の写真とともに紹介されている。
終戦間近に「8月24日に藤沢地区を爆撃する」との爆撃予告が書かれた伝単(ビラ)が、米軍のB29からばら撒かれた様子や、藤沢近海から上陸して本土決戦を企てる米軍の「コロネット作戦」に対抗して赤柴八重蔵中将が江の島島内に作った砲台の写真、戦後、相模湾に大挙した連合国の大艦隊の写真なども展示。また、外務大臣で元首相の広田弘毅氏、外交官の森島守人氏、ユダヤ人に「命のビザ」を発給した外交官の杉原千畝氏の戦後の鵠沼での生活をはじめ、山本五十六大将が鵠沼の友人に宛てた開戦3カ月後の書簡など、「鵠沼と戦争」にクローズアップした企画展となっている。同展示室の内藤喜嗣さんは、「過ちを侵さぬよう、戦争の悲惨さを心に刻んでほしい」と話す。
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