31歳の若さで現役を引退したDFアッガー [写真]=Getty Images
現役引退を表明したデンマーク代表DFダニエル・アッガーが、その理由を明かした。デンマークの放送局『TV2』が伝えている。
かつてリヴァプールで長くプレーし、2014年から古巣のブレンビーIFに復帰していたアッガー。9日に、31歳という若さで現役を離れることを公式発表し、世界に驚きを与えた。
デンマークメディア『Jyllands Posten』のインタビューに応えた同選手は以下のように話し、引退の理由が薬物の過剰使用を止めたかったからであると明らかにした。
「僕がブレンビーのドクターと学んだことは、『リヴァプールと代表チームは僕に通常の2倍に当たる量の痛み止めを服用させていた』ということだ。一日に3回、あの忌々しい薬を。その痛みは覚えていない。僕は、体をコントロールできなかった」
記事によれば、アッガーは2015年3月のコペンハーゲン戦に向かっている途中、カフェインと関節炎の痛み止めを服用したところ、意識を失ってしまったという。
状況が完全に改善しないまま試合に出場した同選手は体調を崩し、30分で交代を余儀なくされる。その試合の内容は結局、何も覚えていないとのことだ。
「僕はキャリアであまりにも多くの鎮痛剤を摂り過ぎた。これは悪いものだと知っている。ただ、僕は今それをやめたんだ」
「とても難しい決断だった。でも、体は日常生活を行えなければならないんだ。即座に決断したわけじゃないよ。長い間、確信を持つことはできずにいた」
(記事提供:Qoly)
By Qoly