2009年05月02日
∞...キ ミ ノ コ エ イ ツ モ ク ラ イ マ ッ ク ス...<<
「超・仮面ライダー電王&ディケイド NEOジェネレーションズ 鬼ヶ島の戦艦」を見てきました。仮想新宿バルト9で見てきたのですけれど、他映画の予告が全く無くてLux(©日本リーバ)の宣伝映画が流れて。なんというかどうすればいいか判らないくらい斜め方向にかっこいい代物で、そういえば最近Wiiに追加された「Wiiの間」チャンネルのムービー提供企業の中に日本リーバがあったことを思い出して「これ、棲み処でも見られるかも」とわくわくしていたら本編始まったのでした。
以下ネタバレ。
たぶん、東映的には「必殺!仕事人」とかと同じ立ち位置に「仮面ライダー電王」を置きたいのにちがいありません。仮面ライダーのひとつというより、電王で1ジャンル。今回の映画が「超・仮面ライダー電王シリーズ」の「第一作」なことからも判りますけど、映画の内容からはますますそれっぽさが見てと取れたのでした。
ゲストキャストでさら電のゲスト声優だった神谷浩史と因縁があるのでお馴染み南明奈や篠井英介は良いとして柳沢慎吾ってなによと思っていましたが、少なくともゲスト声優によって完全に壊れたドラえもん映画みたいなことにはならずに済んでいた上、ラストでは柳沢慎吾としての仕事をきっちり果たしていたのが好印象。ちゃんと劇場に笑いを呼んでましたし、「ワンピース カラクリ城のメカ巨兵」における稲垣吾郎的な役割…って、あんなに棒読みじゃありませんでしたけど。
ともかく、ああいう敵役を配置する、という姿勢がまさに「シリーズのひとつ」的な雰囲気を感じさせたのでした。安定シリーズの一作。
Псиとしては、小野D演じるテディの影っぷりがしょんぼりというか、さらば電王でやってたカウントダウンも全くないし、何か見せ場があるわけでもなし、幸太郎くんはすっかりいいヒトになってるし、何をどうしていいのか。
あとは…ディケイドが絡んでいるからなのか、過去の平成ライダーのパーツがいろんな所に出ていました。ディエンド使役要員の王蛇とコーカサスとG3、昭和初期でのたくってるキバのアームズモンスター三人組、パンフレットによると今回の雑魚キャラはミラーワールドにいたイモリのモンスターだそうで…次狼さんは「ウルフェン族最後の生き残り」と言ってましたけど、ルークはいつから暗躍していたのですか。
あと、ディケイド組と既に知り合いみたいな描写だったのが気になりましたけど…そこはきっと今度のディケイドの話で繋がるんでしょう。連休とはいえ見るタイミングとしては割と最悪です。
そんなこんなで思う所はたくさんありましたが、それでも楽しい映画だったのは間違いありません。デネブ主体の良い話で進みましたし、何よりちゃんと電王でしたし。ユウが郁人の少年期だというのは予想が付きますけど、だったらデネブは気付くんじゃないの?とか記憶的にどうなの?とか色々細かい突っ込み所はありますが、そんなこと気にならないくらい楽しめました。
でも、そんな楽しい映画だったのに、本編終了後の「劇場版仮面ライダーディケイド オールライダーvs大ショッカー」の予告に全部持って行かれたのは間違いありません。
思い返せば、キバの映画も構成やテーマは素晴らしかったものの「過去作(電王)ネタを無駄に引っ張りすぎ」「(テレビと同時進行だと)本編との繋がりが全然わからない」「話に突っ込み所が多すぎる」といった駄目な方の伝統を思い切り引き継いだ微妙な映画に仕上げつつ、本編終了後に電王新作の宣伝を行うという何をしたかったのか判らない代物でした。
今回は本編が素晴らしかったので、勢揃いしたショッカーと相対してずらっと並ぶ昭和+平成ライダーとか殴り書きの文字で煽る手法等のタイトルを含めて判りすぎてる予告も相乗効果で楽しめましたけど、キバで見限って電王しか追いかけていないヒトはどう感じるのでしょう。ちょっと不思議。
ひさしぶりの仮想新宿だったので、いろいろとおかいものをして帰りました。わあい。
棲み処でWiiの間チャンネルを起動して日本リーバチャンネルを見たら劇場で観たショートムービーが本当にありました。さあ、今すぐWiiの間を見て!見て!
♪~超Climax Jump[DEN-O ALL STARS]
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