名著「東京百年レストラン」の続編が発売されています
2012年12月 2日(日) 12:04:56
名著「東京百年レストラン」の続編「東京百年レストランII――通えば心が温まる40の店」が出ています。
「うまい店対談」をいっしょにやっている畏友・伊藤章良さんの労作にしてライフワーク。そこらの表面的なレビューとは段違いに深い内容。オススメです。今回もすばらしいです(前著「東京百年レストラン」のボクの書評はこちら。続編も含めてボクの感想はここにほとんど書き尽くしてあります)
たとえばこの本で取り上げられたお店のシェフの感想を読んでみてください。この本の素晴らしさがわかります。
「ガストロノミーをすべての人に! Le Berkeleyのブログ」
ちなみに、この本の巻末にボクとの対談「外食はどこへ向かうのか?」も載っています。
ボクはこの5年ほど、多忙を理由にずいぶん店の開拓を怠ってしまっている上に、「おいしい店リスト」もほとんど更新しておらず、ずいぶん外食事情もわからなくなってしまっていますが、この本を読んでもう一度きちんと向き合いたいと強く思ったですね。
震災支援や独立など、いままでと違う社会経験を積んだことで、自分の視点にどういう変化が起こるのか、自分でもちょっと楽しみだったりします。
ま、それはともかく。
経験値をきちんと段階的に積んだ「大人の食べ好き」はどういう視点で店を見て、どういう想いで食べ歩いているのかを知れるとともに、「自分はどういう食べ手になりたいか」を突きつけられる一冊。
心から、是非。