民進党の蓮舫代表代行は3日午前、岡田克也代表の任期満了に伴う代表選(9月15日投開票)の対応をめぐり、党内派閥「自誓会」会長の細野豪志元環境相と国会内で会談した。一方、江田憲司代表代行ら旧維新の党出身議員は3日午前の会合で、党内でグループを立ち上げることを決めた。参加者は23人で党内最大規模となる。新グループは、代表選の行方に大きな影響を与えそうだ。
蓮舫氏は細野氏と会談後、記者団に「どうしたら党にとって最善の方向に変わっていくか、意見交換した」と説明。両氏は、岡田克也代表が封印してきた憲法改正問題や、次の衆院選で共産党との共闘関係のあり方などについて話し合ったという。蓮舫氏は「(細野氏とは)おおむね一致している」と述べた。
一方、旧維新の新グループは、江田氏と松野頼久元官房副長官が共同代表を務める。江田氏は会合後、グループ結成の目的について「民進党の現状は、相変わらず旧民主党の政策を掲げ、大変な危機意識を抱いている」と説明。松野氏は会合後、代表選の対応について、グループ内から江田氏を擁立する案と、他候補を支援する2案を確認したことを明らかにした。