フォルクスワーゲン(VW)グループジャパンは30日、初代から根強いファンを持つ、丸みを帯びたデザインが特徴の「ザ・ビートル」を値下げし、最も安い229万9千円のグレードを投入すると発表した。これまでの購入者は50代以上が多いが、手の届きやすい価格にして若者などにもアピールする。
229万9千円の「ザ・ビートル・ベース」を新たに設定、7月7日から発売する。これまで最も安いグレードは「ザ・ビートル・デザイン」で264万9千円だったが、フォグランプをなくすなど装備を簡素化し、約35万円安くなる。
同時に、ザ・ビートル・デザインも新たにレインセンサーやオートライトシステムなどを装着したうえで、260万円に値下げする。
BMWの「ミニ」などと競合が激しくなっており、同社は「手の届く商品として、お客様に関心を持ってもらいたい」としている。