【PICK UP】
「2022年本屋大賞」大賞受賞作に、 逢坂冬馬の『同志少女よ、 敵を撃て』(早川書房)が選ばれた。
同書は昨年11月17日に発売。プロの作家・書評家からも高く評価され「全国書店員が選んだ いちばん!売りたい本 2022年本屋大賞」大賞受賞作に選ばれた。なお、逢坂冬馬は同作がデビュー作で累計37万部を突破。デビューして5ヵ月という速さでの受賞となった。
【あらすじ】
独ソ戦が激化する1942年、モスクワ近郊の農村に暮らす少女セラフィマの日常は、突如として奪われた。急襲したドイツ軍によって、母親のエカチェリーナほか村人たちが惨殺されたのだ。自らも射殺される寸前、セラフィマは赤軍の女性兵士イリーナに救われる。「戦いたいか、死にたいか」――そう問われた彼女は、イリーナが教官を務める訓練学校で一流の狙撃兵になることを決意する。母を撃ったドイツ人狙撃手と、母の遺体を焼き払ったイリーナに復讐するために。同じ境遇で家族を喪い、戦うことを選んだ女性狙撃兵たちとともに訓練を重ねたセラフィマは、やがて独ソ戦の決定的な転換点となるスターリングラードの前線へと向かう。おびただしい死の果てに、彼女が目にした“真の敵"とは?
【逢坂冬馬『同志少女よ、 敵を撃て』のこれまで】
◆2021年
8月3日 『同志少女よ、 敵を撃て』が第11回アガサ・クリスティー賞大賞受賞
11月17日 『同志少女よ、 敵を撃て』発売・初版3万部
12月17日 第166回直木賞候補作に
12月24日 「キノベス!2022」 紀伊國屋書店スタッフが全力でおすすめするベスト30 第1位に選出
◆2022年
1月20日 2022年本屋大賞ノミネート作に
2月1日 第9回高校生直木賞候補作に
3月4日 11万部突破
4月6日 2022年本屋大賞受賞