米NASAは17日(現地時間)、スペースシャトル「ディスカバリー」がケネディ宇宙センターを離れ、スミソニアン博物館の格納庫へ向かったことを発表した。 退役したディスカバリーはスミソニアン博物館で展示されることが決定しており、移送計画が進められていた。巨大なスペース・シャトルを格納できる輸送機はなく、ほかの輸送手段もないため、ジャンボジェット機ボーイング747の背中に固定されて宇宙センターを飛び立った。自力の飛行ではないものの、ディスカバリーの最後のフライトとなる。 一方、スミソニアン博物館にはスペース・シャトルの試験機で宇宙には行っていない「エンタープライズ」が展示されているが、ディスカバリーと入れ替わって、エンタープライズはニューヨークのイントレピッド海上航空宇宙博物館に運ばれる。こちらも空輸となり、その際は自由の女神の近くも飛行するという。