生活密着情報にフォーカス、名称も『Oh! MyLife』に

2006年8月28日に産声を上げた『OhmyNews』は、創刊2年を経て、日本最大級の市民メディアへと育ちました(7月25日現在、登録会員数4624名)。ここで、さらなる発展を目指すために、9月1日の予定で、より生活に密着した情報を発信するサイトへと大幅リニューアルします。これに合わせ、サイトの名称も『Oh! MyLife』に変更します。

生活者の視点からカテゴリを変更

 創刊以来、『OhmyNews』は、市民が直接、体験・取材・見聞・観察したことを記した記事を高く評価し、毎週表彰してきました。これは、新聞やテレビが流す事件・事故、政治、経済情報だけがニュースではない、人々の興味がマクロからミクロ、そしてパーソナル(my news)へとどんどんシフトしている今、身近な発見や驚き、感動こそがニュースである──という編集部の基本スタンスにもとづいています。

 ただし、これまでニュースのカテゴリー分けが、政治/社会/経済/生活/スポーツ/地域/…という具合に、既存大手メディアの区分に似ていました。また「ニュース」という単語の一般的理解が、どうしても既存メディアが報じるニュースを連想させてしまう面もありました。

 これらの理由から、「新聞やテレビの政治、経済、事件報道のような話は、自分には書けない」と萎縮してしまう記者や、「新聞報道やテレビ報道に対する自分の意見と感想がニュース」と誤解する記者も存在しました。

 そこで今回のリニューアルでは、カテゴリー分けを、より一層、消費者(=生活者)視点に近づけ、それを明確に示すため、サイト名もそのように変更します。

 具体的に『Oh! MyLife』では、カテゴリーを、マネー/住まい/健康・医療/トラベル/ファッション……という具合に、毎日の生活に密着した商品・サービスへと区分し直します。記事内容もカテゴリーごとに、商品やサービスに関する体験報告、専門家による解説や分析、関連する出来事などにフォーカスします。

 すなわち、リニューアル後は、記者による「体験レポート」と「専門家情報」が満載されるサイトへと変身します。

 カテゴリーは、順次増やす予定ですが、9月のリニューアルオープン時は「マネー」からスタートします。

市民記者による消費者視点の体験報告と、エキスパートによる解説の2本柱に!

 『Oh! MyLife』では、商品・サービスについて、2つの視点で情報発信します。

・市民記者による「消費者視点」からの体験報告

・職業経験や専門知識を有するエキスパートによる「専門家視点」からの解説や分析

 市民記者の方には、商品・サービスに関する体験談やそこから学んだ教訓を報告してもらったり、『Oh! MyLife』が提供するさまざまな商品・サービスの体験レポートを書いてもらいます。

 一方、エキスパートの方には、そのカテゴリーの商品・サービスに関する解説や、専門家視点の分析、職業経験者ならではの深い洞察などを記事として執筆してもらうことになります。

 これら異なる視点からの情報を受け取ることで、読者は、興味ある商品やサービスについて、客観的な知識を得られるようになり、日常生活のなかで大きな比重を占める消費行動に関する、悩み、迷い、不安を解消できます。

『Oh! MyLife』は、2タイプの会員を募集します

(A)メンバー

(B)市民記者

 (A)は読者会員です。会員限定のコンテンツを楽しめ、サイト上で提供するプレゼントに応募できるなど、さまざまな特典を得られます。

 (B)はリニューアルサイトのカテゴリーに合わせて記事を執筆してくれる記者になります。(A)の特典はすべて含まれます。

 現サイト『OhmyNews』の市民記者は、リニューアル後はそのまま(B)の「市民記者」に移行します。このため、再登録などは不要です。

 市民記者はこれまで『OhmyNews』に投稿してきたようなスタイルで、カテゴリーにとらわれず、自由に投稿していただけます。ただし編集部としては、できるだけ体験レポートを集めたいと考えており、したがって体験レポートに原稿料をお支払いします。詳しい原稿料の設定に関しては、決まり次第、8月中に改めてご案内いたします。

「エキスパート」とは?

 希望する市民記者の方は、「エキスパート」にもなっていただきます。該当分野の職業に就いている(就いていた)方、または、その職業に関連する資格を持っている方、相応の知識・実績を有する方で、かつ、記事作成力(=編集部と共同でコンテンツを制作する意思と能力)をお持ちの方は、一定のスクリーニングを経て、「エキスパート」として執筆していただきます。

 たとえば、ファイナンシャルプランナーの資格を持ち、記事作成力をお持ちの方はマネーカテゴリーの「エキスパート」として記事を執筆していただきます。

 エキスパートとして記事執筆には、また別体系の原稿料をお支払いします。

 エキスパートの条件、スクリーニングの内容、原稿料の詳細についても、決まり次第ご案内いたします。

 9月のリニューアルを楽しみにお待ちください。