数十億円規模の損害賠償を請求する見通し
海外への積極展開や横浜ベイスターズの球団買収問題などで、とみに話題を集めているDeNAだが、今度はGREEなど数社と法廷で争うこととなりそうだ。21日、テレビ東京が独自取材で明らかになったと報じた。
それによれば、GREEなどは、DeNAが運営する「モバゲー」がゲーム開発会社との他の競合社との取引を妨害する行為におよび、そのため多大な損害を受けたとして賠償を請求する民事訴訟を起こす方針という。また、その規模は数十億円規模の賠償請求となる見通しであるとも伝えた。
広報も否定せず、早ければ週明けにも
この訴訟は、今年6月6日にモバゲーが公正取引委員会から排除措置命令を受けた件に由来する。同委員会がモバゲーが取引先のゲーム会社40社に対し、競合するGREEとの取引を制限したとし、この行為を公正な取引を妨害するものだと認めた件だ。GREEなどの数社は、この損害の賠償を請求する。
GREEの広報も、検討していることは事実とこの報道内容を否定しなかったといい、早ければ週明けにも東京地裁に提訴するとみられている。22日現在、球団の買収では、同じく週明け24日にもTBSHDと正式に合意するとの報道がある。しかし、他球団からの反対も出ているなかであり、訴訟が起きればDeNAが受けるダメージは少なくないだろう。今後の展開が注視される。
テレビ東京(該当ニュース)GREEDeNA