アフィリエイト戦記

アフィリエイトをやっている中で自分が経験したことを書いていきます。

1万記事以上入ったサイトをフルリニューアルした過程と結果!ゴクリ

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どもです、水野です。

サイトを作って更新していると最初のサイト設計が甘かったり、知識が増えたことによって、サイトのカテゴリや構造を変更したくなる時がサイト運営者なら一度はあると思います。

まさに自分のことなのですが、手持ちのサイトで初期計画よりも記事が予想以上に増えて、1万記事以上入っているサイトがあります。なんとこのサイト、1万記事入っているのにカテゴリーが9個しかないという・・・ずさんすぎるサイト管理です、ハイ。

まずはそんな可哀想なサイトの概要をお伝えします。

女性の美学
http://josei-bigaku.jp/
・運営歴2012年~現在
・記事数12,000ほど
・1日のオーガニック流入10万UUほど
・リニューアル前のカテゴリ数9個

このサイトは2012年から運営していて、2013年頃からサイト構造の最適化をしていかなければいけないと思いつつ、

・めんどくさ
・手間だから
・なんとかなるよね

という3つの低品質な理由からずーっと放置してきました。

今回のブログの内容は、その1万以上の記事を最適なカテゴリに再分類分けして、さらに記事を全部301リダイレクトし、URLの変更も行った工程と結果になります。

変更点 ・記事全部を301リダイレクトして最適なカテゴリへ ・既存の9個カテを親カテとし、細分化するため小カテ設立(全276カテゴリ)

カテゴリ修正を全部終えて、、結構手間がかかりましたが、改めて思い出してみると、やってみてよかったと思いました。なので美学を作るきっかけから、リニューアル前の心意気や考え、メリット・デメリット、手順などをお伝えできればと思います。

美学サイトを作るきっかけと自分のずさんな管理体制のはじまり

サイトを作る時って「どんなキーワードでサイトを作ろう?」「何を売ろう?」「どんなサイトにしよう?」etc…人によってサイト作りの動機って色々ありますよね。

そんな中、女性の美学を作ろうと思ったきっかけは学生時代からの友人のサイトに影響を受けたからです。

googirl.jp

上記サイトが昔からの友人のサイトなのですが、彼が「コンテンツちゃんと作るサイトって楽しいよ、やってみたら?」とサイトを見せてくれて、すぐさま作ることを決意しました。一応、僕も女性向けサイト作っていい?と確認はとりました笑

女性の美学を作る動機が軽いノリだったので、まさか今日の今まで更新し続けるとは思いもよりませんでした。その結果、記事が肥大化し、カテゴリーも少なく、ユーザビリティの悪いサイトが出来上がったのは言うまでもありません。

大体500記事を超えたところで「このカテゴリ数じゃ足りない、管理できない」と自覚しつつもダラダラと現状維持で突き進み、今回、全見直しをするのに4ヶ月かかりました滝汗

記事数単位でもいいですし、期間単位でもいいので更新し続けるサイトは定期的に見直し日を明確に決めることって大事だなと痛感しています。

ブロガーの方って1000記事とか余裕で突破している方もいると思うのですが、カテゴリの見直し等をどうやって自分ルールに落とし込んでいるのか聞きたいです。

カテゴリ構造の変更に伴ってURL構造も変更する理由

今回カテゴリ構造を変更するにあたり、記事のURLも変更しました。

今までは

josei-bigaku.jp/カテゴリ名/記事/
というサイト構造になっていたのですが、小カテ化の変更に伴って、

josei-bigaku.jp/記事/
という形に変更しました。本来は最適なカテゴリ名を含んだURL構造が個人的には100点と思っています。ただ、更新頻度が高く、記事数も多いサイトは柔軟性の高いスタイルが必要と感じ、この形にしました。

カテゴリ名をサイトURLに含まない形の最大の利点は、カテゴリが統廃合したり、記事に最適なカテゴリを新たに作った時に、すぐに移動することができる点です。

URLの中にカテゴリのスラッグが含まれていない場合、パンくずリストがとっても大事になってきます。パンくずリストの構造から記事がどのカテゴリに含まれているかをGoogleに伝えるためです。

例えば

josei-bigaku.jp

この生理痛に関する記事の場合、URL(josei-bigaku.jp/seirituukanwa30376/)だけをみてもどのカテゴリの記事なのかがわかりません。しかし、パンくずリストを見ると

健康(大カテ)>生理中(小カテ)>記事タイトル

と書かれているので上記の記事がどのカテゴリに属しているのかがGoogleに理解してもらいやすくなります。また、検索結果上でも下記のように目視で確認できるように設定しています。

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ちなみにパンくずのやり方については下記の海外SEOブログさんが分かりやすかったです。

www.suzukikenichi.com

構造化がちゃんとできているかどうかはGoogleが提供しているチェックツールで構造化データテストツールというものがあるので実装した後、気になる場合にはチェックしてみるといいかと思います。

【構造化データテストツール】
https://search.google.com/structured-data/testing-tool/u/0/

URL構造を変更した理由の話からパンくずの話までかなり脱線していってしまいましたが、今回のURLの変更には重要な要素だったのでまとめて書きました。

細分化するために小カテゴリをどう洗いだしたのか

既存のカテゴリ9個を親カテとして12,000記事に最適な小カテを作っていくとなると膨大な調査が必要になってきます。例えば「美容カテ」に入っていた記事を細分化していくと

・アンチエイジング
・ほうれい線
・肌荒れ
・ピーリング
…etc

一つづつ最適なカテゴリ名を頭の中で考えていると自分がわかる範囲のカテしか作ることができないので大手サイト(オールアバウトやNAVER等)から抜き出し、取捨選択するスタイルをとりました。下記が小カテ名を洗い出したスプレッドシートのプリントスクリーンです。

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1,000個以上あった候補から使えそうなものを洗い出し、似たような意味のものを消したり、合体させたりして、最終的に、400ほどの小カテ候補に絞りこみました。そして最終的には200個+αに落ち着きました。

地味に時間かかる工程ですが、一番重要な骨組みなのでしっかりとやらないといけない工程です。

記事リストを作り、どの小カテに該当するかを洗い出す地獄作業

次に全部の記事を親カテ別にスプレッドシートでページ分けし、各記事がどの子カテに該当するのかをまとめていく選定が今回のミッションの中で一番きつかったです。

特にどこらへんが地獄作業だったかと言いますと、タイトルだけでは何をメインにしているのかがわからない記事です。そもそも論でいいますと、何がメインの記事なのかがわからないタイトルをつけている時点でユーザビリティー的に低品質記事なわけですが・・・滝汗

例えば、
アンチエイジングの注目美容成分、フラーレンの効果とは!
こういうタイトルです。

アンチエイジングの記事なのか、美容成分の「フラーレン」の内容がメインになっている記事なのかが読んでみないとわかりません。

小カテに
・アンチエイジング
・美容成分

という2カテがあった場合、どちらに入れたほうが最適なのか記事内容まで確認しないといけないわけです。

後々にはどちらの小カテにも入るようにはしていくのですが、メインとなる小カテがどちらなのかを最初に1つだけ決めていくスタイルだった為、時間がかかりまくり。。

途中何度も「もう無理!」発言をしたのは言うまでもありません。まぁ自業自得なのですがゴクリ

何だかんだ空き時間を使いながら2ヶ月ほどかけて全記事を最適な小カテに振り分けることに成功。そして最初に候補として集めた小カテではマッチしない記事もあり、保留記事が多数発生・・・。。その都度ベストの小カテを考えていくことも苦行だったことは言うまでもありません。。

そしてカテゴリ構造最適化がやっと終わり、続いて全部の記事を301リダイレクトする流れが整ったわけです。

301リダイレクトをするときに不安だったこと

同一ドメイン内ではあるものの、別のURLに301リダイレクトする事ははやったことがなかったので不安ではありました。

ググッてみても、同様の規模でのケースが無かったですし、301はそんな影響しないよ!という記事があっても「本当!?」ってどうしても僕自身納得できる情報がなかったので勢いでGOしちゃいました。

結論をいいますと、影響なかったという普通すぎる結果になりました。とりあえず、3月29日から順次500記事ずつ301リダイレクトしていった結果、無風だったよ!というデイリーのオーガニック流入を載せておきます。

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僕が301リダイレクトの作業をしていくと100%途中で投げ出してやらなくなってしまうのでスタッフにお願いしました。

その時の簡単な管理表も一部載せておきます。担当二人が休日を除き、毎日500件をリダイレクトしていきました。リダイレクト処理だけでも記事が多いので1ヶ月以上かかっていますゴクリ

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※担当の名前が入っていたので塗りつぶしています。

サイト構造を見直すことで得たものと失ったもの

記事のボリュームに対してきっちりとカテゴリを見直すことで、類似記事の洗い出しが簡単になったり、記事の統合が容易になりました。

そして各カテゴリに何が足りないのかも明確に見えてくるので、カテゴリを育てるという考えを持っている自分としても管理がしやすくなります。

ただ、失ったものもあります。小さなことですが、ソーシャルでの数字がサイト上から全てリセットされた点です。

これはサイトのURL構造も全て変更なので当然です。全てのURLが301リダイレクトで変更となることによって少なからず以前よりは記事の評価は低下するとは思いましたが、その点は自分の甘すぎる初期設計のせいなので仕方ありません。うぅぅうう。

大規模サイトを作る時に事前に考えておきたいこと

3000~15000記事ほどのサイトを5サイトほど持っていますが、これぐらいの規模(大規模とは呼べないのかも。)のサイトを運営してみて、作る前に考えるべきことがやっとみえてきました。

カテゴリ名や構造、URLは作り始める前にしっかりと考える

今回の僕の事例を反面教師として見てもらうとわかる通り、なんとなくの勢いだけで動き出してしまうと、気がついた時にはすでに大幅な修正や手間、コストがかかりまくるということです。

僕みたいに何も考えずにとにかく動き出してしまうタイプの人は特にカテゴリとサイトURLの構造だけはしっかりと考えておいたほうが得策です。

そもそも、サイトを作る場合にはサイト規模に関係なく、しっかりとカテゴリは考えておかないと沢山沢山損をします、時間的にも色々な面でも。

ちなみにURL構造については最近作った「ハゲリーマン」「カードローンガールズ」「俺株」を見てもらうと分かる通り、URLの中にカテゴリのスラッグを含めていません。

というのも上記の経験をしたにも関わらず、ちゃんとカテゴリを全て考えきる前にスタートしてしまっているからです滝汗

URLにちゃんとカテゴリのスラッグを含めたほうが少しはプラスという持論があるものの、もとにかく早く動きたいというほうが勝ってしまったため、このような対応をとっています。自分自身の特性を知ってこその対策です。とかっこ良く言いたいだけですが。。。

記事のムダな肥大化を防ぐことがポイント

今回のサイトのように「美」を追求するコンセプトが大きめのサイトを運営をしていくと、マネタイズがおろそかになりすぎてしまい、サイトの肥大化に突っ走ることが多くなっていきます。僕の場合だけかもしれませんが苦笑

もちろん肥大化していくのも色んなキーワードでアクセスを集めることができ、このサイトもそういう狙いで外注化を超効率化し、1万記事を超えるサイトになったわけです。

逆に当時は、記事を外注化する最大のメリットをキーワードの面取りの部分だけしか見えていませんでした。

当時は鮮度抜群だった外注記事も3年、4年と月日が経つにつれて、情報も古くなり、記事の更新性を重視しているGoogleからも評価を下げられていってしまいます。

実際に下記に引用したGoogleの「ページ品質評価ガイドライン」にも記事やサイトの更新の重要性がわかりずらい日本語で説明されています。

『ホームページは更新・メンテナンスされているか』(9ページ目より抜粋)

https://drive.google.com/file/d/0BwtSGSXv6ATsQjJXWkwzRVNCdDQ/view

つまり過度な外注化によって大量の記事を入れたサイト(今回の僕のようなサイト)は記事の更新が追いつかなくなっていくわけです。

その結果、記事出ししたときには品質が高かった記事も時間とともに品質の低い記事へと変化していき、それらが集まり、サイト全体が品質の低いサイトとして判定されてしまう恐れがあります。※ここはあくまでも僕の持論

上記の考えの元、サイトのフルリニューアル前から過去記事を修正、統廃合(類似記事は内容を合体した記事を作り301)という活動を1年以上していますが、まさに地獄絵図のような資料見直し、依頼変更のドタバタっぷりです。

今後改善がどんどん進むまではトラフィックはガンガン下がっていくと予想されるので辛いところではあります。完全に舵切りが遅れた自分の判断ミスです。。。

外注さんに記事を依頼する経験をかなり積んだ上で見えてきた世界があります。

それは今現在思い浮かぶ作りたい記事を全部洗い出し、それを外注さんにライティングしてもらい、その後、後追いで自分もしくは長期間辞めないであろう人に全て記事をリニューアルしてもらう。という流れです。

簡単にいうと、記事リニューアルも構想にいれて外注化をするべきということです。

例えば、100記事必要なサイトに、自分1人だけが書いていては完成するまでに時間がかかりすぎてしまいます。記事更新の重要性を逆手にとり、一旦目標記事をざっと集め、公開し、プレ完成した後、自分で記事を作り変えることで、更新性だけでなく、記事の内容の充実度も図れるわけです。

外注記事だけをどんどん新規記事で入れ込んでいくのは、1、2年は問題ないのですが、その後、どんどん記事が劣化していくので、その対策を今のうちから仕組みの中に取り入れることがすこぶる大事なのではと思います。

現に何も手付かずの5年前の記事がずっと上位に居続けているサイトってあまりみたことがないからです。

2年以上運営しているブロガーさんも記事をどんどん追加しているのに昔のようにトラフィックが伸びない場合には過去記事のリニューアルを疎かにしているからかなー、と。ブロガーさんの知り合い少ないのでわかりませんが。

ただ、上記の考えはあくまでも僕の持論ですので、詳しくはGoogle先生に聞いてくださいね!

今回の記事のまとめ

・サイトの規模に問わず、作り始める前にサイト構造はしっかりと考えて作る
・勢いで作ったとしても何度も見直しの工程を入れる
・まずはプレ完成を目指して後から完成させてもいいよね

今回、僕が経験した内容はまとめるとたったの3行でしたゴクリ

ではでは!