iOSでは、便利なジェスチャーがいろいろと使えます。でも、必要なときには便利だけれど普段は使わないという優れものも中にはあります。今回は、米Lifehackerお気に入りの、意外と知られていない、必要なときに役に立つジェスチャーとショートカットをいくつか紹介します。

Safariの「+」をタップ&ホールドして、最近閉じたタブを再び開く

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「Safari」のタブを誤って閉じてしまうことってありますよね? そんなときには、タブビューを開いて「+」アイコンをタップ&ホールド(長押し)すると、最近閉じたタブをすべてリスト表示できます。リストの中から1つを選べば、新規のタブで開くことができます。

画面の下の端をタップして、Safariのツールバーを再び表示させる

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Safariでページをスクロールダウンすると、ユーザーの閲覧の妨げにならないようにツールバーが消えます。ページの上の端をタップすれば、アドレスバーを再び表示できるのは良く知られていますが、同じように画面の下の端をタップすることで、ツールバーを再び表示させられます。

更新ボタンをタップ&ホールドして、広告ブロックなしでサイトを再読み込みする

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iOSで広告ブロックを使用していると、ページをうまく読み込めない場合が時々あります。幸い、1ページ分を回復させるだけなら、広告ブロックを無効にする必要はありません。アドレスバーの「更新」ボタンをタップ&ホールドすると、ポップアップが表示されて、サイトを広告ブロックなしで再読み込みできます。

タップ&ホールドでタブを並べ替える

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タブを整理したければ、簡単に並べ替えられます。タブビューを開き(iPadでは、画面の上部にタブが表示されます)、タブの上部をタップ&ホールドします。そして、指をスライドさせて、そのタブを持っていきたい位置に移動させます。タブを動かせるようになるまでに、丸1秒ほど指をホールドする必要があるので、焦らないでくださいね。

写真をスワイプダウンしてアルバムビューに戻る

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「写真」アプリで写真を見る時、左右にスワイプすることで写真を切り替えることができます。通常は「戻る」ボタンをタップしてアルバムビューに戻りますが、写真をスワイプダウンすればずっと速くアルバムビューに戻れます。

写真アプリでスワイプして複数の写真を選択する

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写真アプリで写真を一度に何枚も選択したい場合、それぞれの写真を個別にタップする必要はありません。「選択」ボタンをタップし、写真をどれか1枚タップ&ホールドしたあと、指をドラッグさせて一気に複数の写真を選択します。これで、選択した写真をフォルダに移動したり、削除したりなど、必要な操作が何でもできるようになります。

写真アプリの画面の上か下をタップして瞬時にスクロールする

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もし写真アプリの中に写真がたくさんあるなら、アルバムの最初のほうや最後のほうにある写真を見るのに、延々とスワイプする必要はありません。画面の上か下の端をそれぞれタップすることで、アルバムの最初または最後まで瞬時にスクロールできます。

ビデオアプリでピンチして拡大・縮小する

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ほとんどの人は動画を拡大できると思っていません。でも、できるんです。写真で慣れている、いつものピンチアウトのジェスチャーを使うだけです。

曲や動画の再生中、縦スワイプでスクラブ速度を変更する。

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ポッドキャストや長尺の音声トラックの早送りは、デフォルトのスクラブ(再生位置の調整)速度では少し厄介です。でも、スクラバー(プログレスバーの白いマルの部分)をタップ&ホールドし、指を上下にスワイプすることで、スクラブ速度を「詳細」「1/2」「1/4」などに切り替えられます。こうすることにより、音声トラックなどで、ずっと簡単に再生位置を持っていきたい場所に正確に移動させられます。

キーボードの「123」ボタンをタップ&ホールドして記号を入力する

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「123」ボタンをタップすればキーボードを数字や記号に切り替えられることは誰もが知っています。けれども、数字や記号を一文字だけ入力する必要がある場合(メールアドレスに「@」を入れたり、文中に「&」を入れたりする時など)、123アイコンをタップ&ホールドして、必要な記号まで指をスワイプさせるほうが手っ取り早くできます。記号を選んだあと、キーボードは自動的にアルファベットに戻ります。

横スワイプで計算機アプリの数字を消す

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「計算機」アプリを使っていて、数字を打ち間違えることってありますよね? そんな時でも、普通の計算機のように最初からやり直す必要はありません。数字の上を左右にスワイプして消すだけです。

タブバーを10回タップしてApp Storeアプリを強制再読み込みする

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「App Store」アプリがスタックしたり、フリーズしたり、ロードしなくなったりした場合、強制終了するのも1つの手ですが、再読み込みさせるほうが手っ取り早く済ませられます。画面下のアイコンをどれか10回タップすると、App Storeアプリがリロードされます。

メールアプリでスワイプダウンして作成ウィンドウを最小化する

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「メール」アプリでメールを作成している時に、中断して「受信」ボックスの中にあるメッセージの内容を再確認しなければならない場合があります。途中まで作成したものを「下書き」として保存するのも1つの手ですが、作成中のメールをスワイプダウンして最小化することで、メールアプリ内のほかの部分を見られるようになります。作業が終わったら、画面下に隠れている作成中のメールをタップして、再び表示させます。

2本指タップでマップを縮小する

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「マップ」アプリでは、画面をダブルタップすることで、マップを少しずつ拡大できることはご存知かもしれません。反対に縮小するには、2本指でタップします。ピンチインするよりもずっと簡単です。

Googleマップ使用中に「タップ、タップ、スワイプ」して片手でズームする

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「Googleマップ」はAppleの製品ではありませんが、とても人気の高いアプリですから、これにも触れておきましょう。Googleマップを片手で使っているときに拡大したい場合、ダブルタップして指をホールドし、その指を上下にスワイプさせてズームを調節できます。

Thorin Klosowski(原文/訳:阪本博希/ガリレオ)

Photo via VisualHunt