学生でも、社会人でも、年老いても、学び続けることが重要と言われます。スペインで創業した、ビデオ会議を活用した教育サービス「Quisapit」のCEOであるFernando Vilas氏が、「学び続けるべき理由」を5つ挙げています。以下、「Dumb Little Man」の記事より。

仕事で新しいことに遭遇して戸惑った経験はありますか。普通の人なら、きっとたびたびあるはずです。でも、ご心配なく! 本当によくあることです。私たちはダイナミックな環境で生きていて、毎日処理しなくてはならない新しいことが山のようにあり、最新の情報に遅れずにいるのは大変な挑戦だからです。

ただ、現実は厳しい。人間として成長したければ、社会の中でも仕事においても、常に新しいことを学び続けなければなりません。...でも、正確には「何のために」学ぶのでしょうか。

1. 仕事のパフォーマンスを向上させるため

今していることで成功するには、正しい知識あってこそです。現在の社会は教育レベルがとても高いので、成功したければ「スーパーマン」か「スーパーウーマン」になる必要があります。

あなたがトップのパフォーマンスを上げている人間でないなら、次の曲がり角で誰かが「あなたの仕事」を自分のものにしようとして待ち構えているでしょう。だから、トップになる方法を学んでください。

2. 自分のコンフォート・ゾーンから踏み出すため

最も成功している人たちは、常に自分のコンフォート・ゾーン(快適で安心していられる場所・状態)から出る人たちだと経験からわかります。彼らは新しい挑戦やリスクを歓迎し、新しい題材を着々と見つけます。これを生活の中で日々実践しているのです。言い換えるなら、人は今ある自分の限界を超えるとき成功するのです。

しかし、コンフォート・ゾーンから出る唯一の方法は、コンフォート・ゾーンの向こうに何があるかを知ることです。行く手に何があるかわからないと足を踏み出すのはとても怖いものです。まず、何があるかを学び、その後で、「えいやっ!」と踏み出しましょう。

3. 健康で長生きするため

信じるかどうかは別として、世界中で行われた人口統計学のさまざまな研究により、積極的な精神活動を続けることが寿命を伸ばし、健康な良い人生をおくる要因の1つであることがわかっています。アルツハイマー病、パーキンソン病、記憶喪失のような疾患は、精神的に活発でいる人には少ない傾向にあると証明されています。

「活発でいる」とは、ただ言葉の検索をすることではありません(楽しいですけれどね)。本当に精神を使うことに挑戦するということです。良い例としては、新しい言語を学ぶことです。

4. 個人的な人間関係を発展させるため

この理由は説明が簡単です。より多くの題材について、より広い知識があると、題材に関係するさまざまな人と実際につながることができます。自然に人間関係も豊かになります。

あなたが「私生活のモチベーションを高めるためのコース」を受講する姿を、ちょっと想像してみてください。そこで学ぶことの中には、友人や家族にも応用できることがたくさんあります。モチベーションを高めるのに役立つコツをみんなに教え始めたとたんに、どれだけ人間関係が発展することでしょう。

5. 気分良く生きるため

興味があることに関する知識を得ることほど気分の良いものはありません。「そこに何があるかわかっている場所」に旅行する自分を想像してみてください。その土地の歴史、そこで生きた重要人物、記念碑の意味などを知っているのです。間違いなく、自分も、周りの人も気分が良いでしょう。

幸福になり、人間として完成したと感じるためには、新しいことを学び続ける必要がある。実に明らかではありませんか。だから、ぜひそうしてください。チャンスがたくさんあります。でも、ひとつ覚えておいてくださいね。ひとたびこれをやり始めると、病みつきになって止められなくなりますよ。

5 Reasons Why You Must Constantly Learn | Dumb Little Man

Fernando Vilas(原文/訳:春野ユリ)

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