今回は、自分で育んだり伸ばしたりできる幸せについて書きます。幸せというのは、人生への感謝や愛、ありがたみなどを表すことです。日々の出来事に潜んでいるものからくる喜びのことです。ここでは、幸せになるための6つの基本原則をご紹介しましょう。

1. 健康的な生活

健康な状態というのは、体の声を聞き、自分に対して常にできる限り最高のものを提供するということを意味しています。コンサートに行ったり、編み物をしたり、日光浴をしたり、ビーチで泳いだり、お気に入りの歌を大声で歌ったり、自分が楽しいと思うことをするのもそうです。

体を動かしましょう! 体は動くために作られています。だから運動が必要で、日々の日課として運動が欠かせないのです。車を運転するのではなく、できるだけ目的地まで歩きましょう。新鮮な酸素を吸って、体中に血液を巡らせましょう。地球にやさしくすることにもつながります。自分の足で歩き、鳥を追いかけ、エコバッグを持ち歩きましょう。とにかく動きましょう!

健康的な食事をしましょう。実際、食べ物は舌を喜ばせるものだけでなく燃料です。自分の好きな味かどうかだけでなく、口に運ぶすべての食物の栄養価を考えましょう。栄養価といっても難しいことではありません。研究によって、オメガ3脂肪酸(ナッツ、葉物野菜、魚など)、タンパク質(豆、ヨーグルト、ナッツ、卵、鶏肉、魚など)、複合炭水化物(果物、サツマイモ、玄米、全粒粉など)のような特定の栄養素でより幸せを感じることが証明されています。

それから、きちんと睡眠も取りましょう。毎晩しっかりと休み、躊躇せずにたまには昼寝をしましょう。

2. 楽観主義

幸せな人は、世界をバラ色の色眼鏡で見るようにしているのです。視点の問題です。どういう風に世界を見たいかを、きちんと自分で選び取っているということです。よくある例えですが、コップに半分水が入っている時に、半分減ったと思うか、半分残っていると思うかという選択です。

「自分が考えていることが起こる」というのを覚えておいてください。つまり、あなたの経験はあなたの考えを反映しているということです。ですから、幸せになりたいなら、幸せなことを考えなければなりません。

3. 人間関係

幸せな人は、幸せじゃない人よりも人間関係が良好だというのは、研究でも証明されています。あなたの人間関係には、あなた自身も含まれています。自分を気分良くするのと同じように、家族や好きな人、尊敬している人のことも、気分良くするような感覚を磨くのが重要です。

自分にやさしくしたら、少なくとも他人にも同じようにやさしくしましょう。友だちや愛する人との結びつきを深めるために、時間をつくりましょう。

4. 明晰さ

明晰さは、人間関係や自己啓発、仕事のキャリア、ライフスタイルなど、人生のあらゆる局面に影響があります。誰かに導いてもらったり、つかまえてもらうために、風が吹くのを待って漂うだけでなく、自分が今いる場所と自分が向かっている場所は、明確にしましょう。一番興味のあること、大好きなこと、心躍ることをしましょう。

5. 強味

自分の弱味をくよくよと考えず、自分の強味を見極め利用することがとても大事です。得意なことを見つけたら、それをやりましょう。得意じゃないことがあるなら、それは他の人にやってもらいましょう。

6. 楽しむ

人生は、生きて、楽しんで、経験するためのものです。今という瞬間を生きることが、人生を心から愛することです! あなたがこの文章を読んでいる、この瞬間が今という時間です。その前の瞬間は思い出でしかなく、その後の瞬間はまだ来ていません。だから、今ここという瞬間を、完全に味わい楽しみましょう。

6 Daily Routines That Will Make You Happier|Inc.

Murray Newlands(訳:的野裕子)

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