電子レンジは、多分どこの台所にもあると思いますが、誰もが最大限に有効活用しているわけではありません。以下にご紹介する裏ワザで、電子レンジがますます便利に使えるようになるでしょう。電子レンジは食べ物にも食べ物でないものにも使えますが、各電子レンジによって加熱時間が異なることを頭に入れておかなくてはなりません。軽食をさっと作る方法や、まだ聞いたことも無いような面白い使い方を探しているなら、ここにご紹介するコツはツボにはまるはずです。

簡単に野菜を蒸す

Neil Gonzalezが「WonderHowTo」で推奨している方法ですが、電子レンジ対応のボールに、3cmぐらいの均等な大きさに刻んだ野菜を入れて、必要なら水を足し、ラップで覆います。蒸気を逃がすためにラップに穴をあけておきます。

卵を料理する

ポーチドエッグや目玉焼きが作れます。目玉焼きなら、皿を予め温めておき、バター少々を足して卵を皿の上に割ります。黄身を上にして45秒間加熱します。ポーチドエッグなら、電子レンジ対応のボールの半分を水で満たし、卵を割ってその水の中に落とします。皿でそのボールを覆い60秒間加熱します。

食べ物を均一に温めなおす

皿を使うなら、Karen Ahnが「WonderHowTo」で推奨しているのは、中央に空間ができるように食べ物を散らして置くことです。電子レンジに回転トレーがついている場合は、回転トレーの縁に食べ物を置いてレンジにかければ均一に温めることができます。均一に加熱できない場合は、自分の電子レンジのどこが温度が高くなる癖があるかチェックしましょう。

植木鉢の土を殺菌する

植木鉢の中の土を殺菌して、植物が将来かかる可能性のある病気を予防できます。カリフォルニア大学は紙袋に土壌を詰めて電子レンジにかけることを推奨しています。熱を加える時間はさまざまですが、最低でも140度で30分間必要です。レンジに入れるとき土に湿り気があるようにしましょう。

靴下を洗って脱臭する

急に清潔な靴下が一足必要になったら、「Handy Ma'am」によれば、石鹸水を入れたボールに靴下を浸して電子レンジにかけましょう。10分で完了です。

固いタコスの皮を作る

柔らかいトルティーヤがあるなら、それをマグカップに入れ、そのマグカップを横にして1分間電子レンジにかけます。これで完璧なタコスの形をしたカリカリのトルティーヤになります。

電子レンジに一度に複数のボールを入れる

誰かと一緒に電子レンジを使わなければならないとき、あるいは、2つの物を同時に調理しなければならないときは、1つのボールを広口瓶か幅のあるコップの上に乗せて、もう1つのボールと高低差をつけて置けばいいとNeil Gonzalezは「WonderHowTo」で言っています。

柑橘類の汁を絞りやすくする

10秒間ぐらい電子レンジにかけることで、レモンやライムの汁をもっと多く絞り出せます。先に冷凍しておいてから電子レンジにかけてもいいですが、それをするには柑橘系の果物は冷凍庫に保存しておく必要があります。

四角い容器に入れて加熱しない

Plasticsinfo.org」は、電子レンジで加熱するときは四角い容器を使わないことを推奨しています。四角い容器だと角が温まりすぎて均一に食べ物を調理できなくなるからです。

固まったマスカラを使えるようにする

The Guardian」によると、マスカラが乾いて固まってしまったら、電子レンジで30秒か40秒温めればいいようです。熱でマスカラの中身が柔らかくなるからです。このとき大切なのは、マスカラを入れる容器は金属製でないこと、水を入れたコップを一緒に入れて熱を消散させるようにすることです。

カリカリベーコンを作る

ボールを逆さまにして皿の上に置きます。ベーコンをボールの上に置き、電子レンジでベーコン1切れにつき1分間加熱します。油がボールの横を伝って落ちていき、食べるときに油っぽくなくなります。

固まったハチミツを柔らかくする

お湯に浸けてもハチミツは柔らかくなりますが、Melissa Clarkは「Real Simple」というウェブサイトで、ハチミツの瓶の蓋をとり30秒から1分間電子レンジにかけることを推奨しています。

電子レンジを清潔に保つ

2つに切ったレモンと水で電子レンジの汚れを取ることができます。あるいはベーキングソーダと水で脱臭することができます。スポンジを清潔に消毒したいときは、濡れたスポンジを電子レンジにかけて、更にレンジの中をそれで拭きます。一石二鳥です。

これであたなも電子レンジ使いのプロですね。でも安全第一にして下さい。電子レンジは信じられないほどの速度で物を温めるので、電子レンジにかけて安全かどうかよくわからないときは、必ず事前にチェックして下さい

Patrick Allan(原文/訳:春野ユリ)

Photo by Taylor Burnes