新しいパソコンを購入する。それは現代人である我々にとって至福の時のひとつといえるかもしれません。箱を開けていざセットアップ開始!というのはエキサイティングなことでもありますが、中には退屈な作業であると知りつつ、後々の自分のために、そして後々のお財布を守っておくべきために、新しいパソコンを購入した際にやっておくべきことがいくつかあります。
シリアル番号を保存
パソコンの裏側にはシリアル番号が書いてあります。いつか必要になるかもしれませんので控えておきましょう(放っておくと、いつか消えてしまったりするのです)。箱からパソコンを取り出す際に、シリアル番号の写真を撮影し、Evernoteなどのクラウドストレージサービスに保存しておくといいでしょう。
番号はおそらく箱にも表示されていて、パソコン本体から読み取るよりもわかりやすいはずです。Windowsの場合、いつか来るかもしれない再インストールという作業を少しでも簡略できるように、「Windowsライセンスキー」の写真も撮影もお忘れなく。
リカバリディスクまたはドライブの作成
再インストールにも関連していることですが、時としてパソコンの具合が悪くなり、まっさらな状態から起動させたいこともあるかと思います。コンピュータには最初からリカバリCDやドライブがある状態で出荷されているものもありますが、最近では付属していないことの方が多くなりつつあります。
DellやHP、LenovoからCDを発注する、という手もありますが、それには時間もお金もかかります。リカバリメディアが付属していないパソコンを購入した場合、作成しておきましょう。
Macであればこの流れに沿って作業を行えば、オペレーションシステムのUSBドライブを作成することができます。Windowsの場合はこのガイドをどうぞ。
サージ防護機器をチェック
どのくらいの頻度で使うのかにもよりけりですが、サージ防護機器の効力は時間と共に低下していきます。黄色いスパークは特殊効果というわけではなく、おそらく光っているべきものではないでしょう。もしも光っている場合、新しいものと交換した方がよい時期です。いつ購入したのかもわからないし、どのくらいのサージから今まで保護されてきたのかもわからない、という方であれば、そろそろ買い替えの時期かも知れません。この記事で紹介しているプロテクターなどがオススメです。
住宅所有者保険または借家人賠償責任保険に追加する
保護という意味では、新しいデバイスを保険に登録しておくというのも賢明なチョイスです。特に、ハイエンドのパソコンであれば登録しておく価値は十分にあります。住宅所有者保険または借家人賠償責任保険などに既に加入している場合であれば、メインポリシーから切り離された追加の保護を申請することができる場合もあります。
アイテムを登録しておくことで、何かあった後、それは実はあなたが加入している保険のポリシーではカバーできませんでした、といううれしくないびっくりニュースを避けて通ることができるだけでなく、それのみの追加が可能な安めのプランがきっと見つかるはずです。
保証期間終了のリマインダーを設定
パソコンに問題が生じた時に限って、保証期間が切れた直後だったりするものです。保証期間終了の最低限数日前にリマインダーを設定しておきましょう。これで、「忙しかったので忘れていて、時すでに遅し」という罠を避けることができます。パソコンの誕生日としてシリアル番号と共に連絡先に登録しておくとよいかも知れません。
これらはハードウェア中心の事柄なのでやるべきことは他にもたくさんあるわけです。例えば、パスワードを監査し、ウイルス対策ソフトを設定し、負荷をかけても耐え抜いてくれるタフなパソコン環境を準備しておきましょう。そんな中で忘れられがちないくつかのハードウェア関連事項を今回はピックアップしてみました。
あなたの新しいパソコンとあなたが新生活においてよき相棒となりますように。
Dave Greenbaum(原文/訳:まいるす・ゑびす)