「"正しく"遊ぶべし」と、米メディア「Dumb Little Man」が提案しています。なんでも、健康的に遊んでいれば同僚たちにもいい影響を及ぼし、ひいてはキャリアアップにつながるのだとか。

「よく働き、よく遊べ」。ビジネスマンの常套句です。

しかし、よく遊ぶといっても遊び方によっては、健康やキャリアに深刻なダメージを与えかねません。バランスのとれたライフスタイルが大切です。

不健康な誘惑

日頃、同僚や友人たちと付き合うために、不健康な習慣に陥っていませんか? ジャンクフードやアルコールを毎日のように口にしているのでは? いずれも中毒性がある食品なので、摂取すれば気分がハイになりますが、効果が切れると落ち込みます。いい気分でいるためには、絶え間なく摂り続けねばなりません。

中には、お酒もドラッグも適量で抑えてるから大丈夫という人もいるでしょう。だとしても、ときには「休み期間」を設けてください。そうすることで、依存の度合いもわかります。

健康的なライフスタイルが理想だけど「お楽しみ」はやめられそうもない? 大丈夫です。お酒やドラッグなしで気分を高めるやり方だってたくさんあります。

ランニングを楽しもう

ランニングをすると、神経伝達物質・エンドルフィンが放出されます。

エンドルフィンは脳内麻薬とも呼ばれ、依存傾向も見られます。ジョギングする人が、猛暑や雨の日でも走りたがるのは、きっとエンドルフィン依存のせいです。走れば走るほど幸福感に満たされるのですから。

エクストリーム・スポーツを楽しもう

もっと刺激的な体験がしたいなら、スカイダイビングやバンジージャンプ、ラフティング、アブセイリング(崖を垂直に降りる遊び)などのエクストリーム・スポーツに挑戦しましょう。

エクストリーム・スポーツで恐怖を感じると、体内にアドレナリンが放出され、気分が高揚します。また、自然の中できれいな空気を吸ったり、職場やナイトクラブでは出会えない人たちとも知り合いになれます。

恐怖に打ち勝ち、できないと思っていたことを達成できたときの気分はすばらしいものです。また、一緒に趣味を楽しめる仲間たちがいれば、人付き合いのためにアルコールまみれになる必要もありません。

とにかく笑おう

今週末はナイトクラブの代わりに、コメディクラブに行ってみませんか? 笑うと脳下垂体から鎮痛物質が放出され、気分が良くなります。また、笑いはコーチゾルやエピネフリンなどのストレスホルモンを減らし、血圧を下げる効果があります。ストレスホルモンは免疫系にダメージを与え、病気や感染症への耐性を弱めます。つまり、笑いは健康に良いのです。

仕事で疲れた後でも、仲間たちと大笑いすれば、ポジティブな気持ちが戻ってきます。笑いがあればビールも不要です。

あなたの変化は職場にも伝染します。新しいライフスタイルで健康度が(そしてキャリアも)アップしたあなたを見れば、同僚たちもきっと真似をしたがることでしょう。

If You Do It Correctly Getting Healthy Can Help You Further Your Career|Dumb Little Man

Claire Chettle(訳:伊藤貴之)

Photo by Thinkstock/Getty Images.