Inc.:キャリアや人生における望みを叶えるのは、実はそれほど難しいことではありません。

私は仕事でもプライベートでも、比較的幸運に恵まれて生きてきたと思います。そしてその中で、自分の望みを叶えるための大事な7つの考え方を学びました。

基本的に私が働くのは人のため。それが周囲から愛されることにつながり、最終的には自分の望みが叶うようになるのです。

1.まずは聞く。そして、聞くことをやめない

仕事でもプライベートでも、聞くことほど大切なスキルはありません。小説家アーネスト・ヘミングウェイは言いました。

人が話す時には、しっかり耳を傾けなさい。多くの人が、注意深く聞かないものだ。

残念ながら、これは真実です。誰もが自分のことを話すのに忙しく、あなたの言うことには耳を傾けてくれません。だからこそ、もしあなただけが共感を持って皆の話に耳を傾けられるなら、あなたはきっと誰からも好かれるようになるでしょう。そしていつの間にか、自分の望みを叶えやすくなっているはずです。

2.他人を助ける

誰かに何かをしてもらいたいときには、まずその人がやりたいことを手伝ってあげましょう。それが何か分からないなら、「何か手伝おうか?」と声をかけてみてください。

多くの人が自分のことに必死なので、あなたが誰かの目標や夢の実現を誠実に手伝おうとしている姿は必ず目を引きます。そんな誠実なあなたに助けてもらった人は、その見返りとしてあなたの成功を助けようとしたり、あなたの望みを叶えようとしてくれたりするでしょう。まずは他人を助ける。そうしていれば、いつか報われるでしょう。

3.自分らしく:ありのままで、隠し事をせず、弱さを恐れず

有名女性司会者オプラ・ウィンフリーは言いました。

自分に正直でいても、今と同じぐらいの財を築けたかもしれないなんて考えたこともありませんでした。それがわかっていたら、もっと前からそうしていたのに。

プロと呼ばれる人たちは(特に年代が上の場合)、職場で自分をさらけ出さない傾向があります。お互いのことを知らない段階で自分の弱さを見せるのに抵抗感を持つ人も多いでしょう。

たとえそれが難しい判断だとしても、自分に嘘をつかない、隠し事をしない、そして弱さを恐れないことは、必ず信頼をもたらします。あなたを信頼している人は、あなたのために何でもしてくれるはず。自分をさらけ出し、チャンスを無駄にしないようにしましょう。

4.「売る」のではなく「語る」

自分の望みを叶えるためには、何を望んでいるのかを相手に伝えなければなりません。でも、誰しも「売りつけられる」のは好みません。商品、サービス、アイデアなど何にせよ、「売る」のは諦めた方が無難です。

その代わりに、素晴らしいストーリーを「語り」ましょう。聴衆をひきつけ、将来得られるものに命を吹き込み、あなたの望みが叶えられるとどんな素晴らしいことが起こるのかを「語る」のです。

ストーリーをうまく語れば、聞いた人は、そのストーリーの登場人物になりたくなるものです。

5.すべての交流に情熱を込める

情熱は人に伝わります。そして同じくらい、情熱不足も人に伝わってしまいます。

あなたの話に情熱がこもっていなければ、いったい誰が気に留めてくれるでしょう。望みを叶えたければ、そのことに誰よりもワクワクし、身を投じていなければ、誰の心も動かせません

もし情熱を注げないようであれば、それは今のあなたにとって大切ではないのかもしれません。誰もがエネルギーに満ちあふれ外向的であるわけではありませんが、そんな人ほど情熱を伝えやすいものです。

私が大学を卒業して就職できたのも、ひとえに情熱とエネルギーがあったからこそ。でも結局のところ、人を説得するためにそこまで活発である必要はありません。大事なのは、ありのままの自分で情熱をさらけ出すことだけなのです。

6.サプライズで人を喜ばせる

カジノに行くと、誰かがジャックポットをヒットしたのを示すスロットマシーンが必ず置いてあります。これは、社会心理学で「間欠的不規則報酬」と呼ばれるもの。

言ってみれば、いつか自分も勝てるのではないかと期待してしまう状態です。サプライズで誰かを喜ばせると、相手はその瞬間ハッピーになるだけでなく、将来あなたがまたサプライズをするだろうという期待を抱くようになります。

古典的な例を挙げると、理由もなく妻に花を買って帰ることや、客に商品の到着は来週になると告げたのに翌日届けることなどが、それにあたります。

7.ビジネスと人生で最も重要な2つの言葉を使う

「ごめんなさい」と「ありがとう」を、できるだけたくさん言いましょう。この2つはとてもシンプルな言葉ですが、その重要性はついつい過小評価されてしまいがち。

誰もがミスを犯します。しかし問題となるのはミスをしたことではなく、それを素直に認めずに謝罪をしないことです。ただ「ごめんなさい」と言えば、許してもらって先に進められ、最終的には望みを叶えるのにもつながるでしょう。

また、感謝の気持ちは人に伝わる力強い感情です。これにより、多くの道が開けるでしょう。

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私は毎朝、手書きの"サンキューカード"を3枚書くようにしています。スタッフ、お客様、販売業者、メディア、友人などに送るのです。「ありがとう」と心を込めて書くことで1日を始めるための心構えができるのです。これは、単にカードを送るという行為だけの話ではありません。心からの感謝の気持ちを持って、相手に思いを巡らせるのが重要なのです。

How to Get Everything You Want. Seriously | Inc.

Dave Kerpen(訳:堀込泰三)

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