どんな人でも、使える時間とお金には限りがあります。投資家のウォーレン・バフェットは、何かにお金と時間をかけなければならない時は、「少なければ少ないほど良い」を原則にしているそうです。

この原則は、基本的には金融商品の投資に対してのものですが、人生のあらゆる場面で応用できます。ドアノブを念入りに掃除するとか、タンスの中を整理するとか、1日にやらなけれなばらない細かなことが何十個もあったとしたら、生産性は下がってしまいます。しかし、ある程度の利益率を保るには、もっと効率の良い時間のかけ方をしなければなりません。以下は、金融投資に関する説明ですが、時間とお金の使い方にも当てはまります。

バフェットは、「投資家は20個の穴が空いたパンチカードを持っていると考えるべきだ」と言います。つまり、生涯のうちに20回投資をしたら、パンチカードが一杯になってしまうのです。そう考えると、1回投資を無駄にしないようにするはずです。

お金に関して言えば、彼のように自由に会社に投資ができるほどの資金力は、ほとんどの人にないでしょう。しかし、1日の時間が24時間というのは、誰にとっても同じです。自分のToDoリストをたくさんの項目で埋めてしまうのではなく、本当に時間をかけたいものが1日に1つか2つになるよう厳選してみてはいかがでしょうか。

5 Lessons in Contentment from Billionaires Warren Buffett & Charlie Munger|Zen Habits

失敗から学ぶ「良いToDoリスト」の作り方

Eric Ravenscraft(原文/訳:的野裕子)

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