休日の混雑したショッピングモールで車を駐車するのはうんざりする体験です。しかし、空きスペースを探しまわるときにも駐車スペースから抜け出すときでも、自分のクルマを見失ったときでも、少しの予備知識とテクノロジーがあなたを救ってくれます。
以下紹介するのは、アメリカ発の記事です。駐車場の規模や紹介されているアプリなどについて日本には対応していない情報もありますが、考え方そのものはきっと役に立つはずです。・家を出る前にGoogleマップで駐車場を偵察しておく
もちろんGoogleマップの情報はリアルタイムではありませんが、初めての店や街に行くときは、Googleマップを見ておくと便利です。米Lifehackerでも以前にもご紹介しましたが(リンク先英文)、Googleマップとストリートビューは、初めて行く場所で駐車スペースを探すのにはかなり役立ちます。繁華街で駐車スペースを探したり、ショッピングモールや大型店舗など駐車場が離れた場所にある場合にも便利です。
また、「FoursCrowd」を見れば、駐車場の空き状況だけでなく、お店の混雑状況もわかります。FoursCrowdは、あなたの位置情報と、ユーザーたちのFoursquareやTwitterのチェックイン情報を利用して、その店に何人くらいの人がいるかを概算してくれます。もちろん計測値は正確ではありませんが、仕事前にちょっと買い物するときなど、混雑状況を把握しておきたいときに役立ちます。
・駐車スペースをすばやく見つける Photo by Brian Reynolds.入り口やお店から一番近い駐車スペースに停めたくなるのが人情というもの。しかし、こちらも米Lifehackerで以前ご紹介した通り、近さよりも駐車場から出るときのことを考えた方がベターです。生産性ブログ「Productivity 501」は次のように説明しています。
駐車する場所によって発車のしやすさが異なります。場所によっては歩行者の波に飲み込まれて時間を浪費してしまうこともあります。たとえお店からは離れていたとしても、サイドレーンで最初に見つかったスペースに駐車するのが得策です。また、薬局の受け取り場所の近くは要注意。ほかの車が頻繁に往来して、駐車スペースから出づらくなります。
また、歩行者通路を何本も横断するような場所や、カート返却場や薬局の受け取り場所の近くに止めてしまうと、車の出し入れに想定外の時間をとられる可能性があります。
ブログメディア「Slate」によると、駐車スペースから早く抜け出したいなら、車をバックで入れた方がいいそうです。安全性もそのほうが高まるとのこと。
・駐車した場所をスマートフォンに記憶させる Photos by uvuphotos.巨大駐車場では車をどこに停めたが忘れてしまうこともあります。そんなときはスマートフォンが活躍します。自分のクルマを駐めた駐車スペースの写真を撮影しておき、目印になりそうなものをメモしておくだけです。また、最寄りの入り口はどこだったのかもメモしておきます。
専用アプリを使うのもいいでしょう。Androidなら『Park Me Right』、iPhoneなら『Parkbud』がおススメです。どちらのアプリも駐車した場所を記憶させておくことができ、買い物が終わったらすばやくクルマを見つけることができます。また、メモをしたり、最寄りの駐車スペースを探す機能もあります。どちらもGPSデータを使用するため完璧とはいきませんが、何もないよりはずっとましです。
あなたの街で『Parker for Android and iPhone』が使えるなら、空きのある駐車場と駐車料金を調べることができます。驚くような魔法ではないし、空きスペースを自動的に探してくれるわけでもありませんが、混雑している街で駐車スペースを探すときには重宝します。
Thorin Klosowski(原文/訳:伊藤貴之)
Title photo by Kevin Krejci.