目覚まし時計が鳴っても、止めてはまた鳴り、止めてはまた鳴り...スヌーズを機能をいくら使っても、結局会社に遅刻しそうになったというのは、誰もが一度や二度は経験したことがあると思います。どうにかうまく早起きをする方法はないものでしょうか。
例えば、目覚まし時計をベッドから離れた場所に置いて、目覚まし時計を止めるためにベッドから出なければならないようにする。よくあるアイデアですが、これを発展させたのがブロガーVincent Cheungさんの秘策。カギは「時間差」と「思いやり」です。
Photo by Chad Skeers.目覚まし時計を2つ用意します。どちらの時計もできるだけ時間を合わせておきましょう。枕元に目覚まし時計を1つ置き、もう1つはベッドから離れたところに置きます。そして寝る前に、どうしても起きなければならない時間、例えば「午前6時半」と自分に言い聞かせます。
私の場合、枕元の目覚ましにはラジオを使っています。音量は目が覚めるくらいで、うるさすぎないようにしています(妻を起こしたくないのです)。ただし、クローゼットの中に置いた目覚まし時計は、ラジオが流れた1分後に、おそろしく大きなブザー音が鳴るように設定しています。
あえて「ベッドの快適レベルを下げるという荒技」もあります。何となく快適な目覚め方には思えないかもしれませんが、このやり方も的を射ています。
1. 必要最低限の寝床にする
2. ベッドを撤去する
3. 一晩では効果はない。最低7日は続ける。
これはどうも気が進まないという方は、ライフハックブログ「Stepcase Lifehack」からヒントを得た、徹底的に機能性だけを追求するという手もあります。
ベッドを「エネルギーを再チャージする場所」とだけ思いこむのです。いつまでもいたい、もっと快適なスペースにしたいといった誘惑はすべて取り除くのです。ベッドに本は必要ありません。おしゃれな枕も必要ありません(お医者さんに枕を快適にするように指示されている場合は別ですが)。若い人はまだしも、特に40歳以上の人は、きちんと良いマットレスを使いましょう。ベッドは起きている時間と起きている時間の合間に、できるだけ短時間で快適に休息を取る場所、ただそれだけです。
良い環境づくりのために、快適なマットレスの選び方や快適な寝室にするための条件などの過去記事も参考にしてみてください。
誰もが朝5時に、自然と爽快に目が覚めている訳ではありません。朝早く起きるためには、そのための練習や工夫が必要なのです。一日20分ずつ目覚まし時計を早めるというのもひとつの方法です。
Thorin Klosowski(原文/訳:的野裕子、補:ライフハッカー[日本版]編集部)