年末の大掃除に向けて、そろそろ段階的に掃除を始めてもいい頃ではないでしょうか。一気に全部やってしまおうとすると、終わる前に疲れ切ってしまったり、別のことに気を取られて戻ってこられなくなったりします。今年こそは大掃除を完ぺきに仕上げるために、押さえておきたい掃除術10選をご紹介しましょう。
Picture by puyo.
掃除をしていると、本当にいるのかいらないのか、ハッキリしないものがたくさん出てきて、それに気を取られてしまうことが多いですよね。そういう時のために「迷いボックス」を作りましょう。この箱には、捨てるべきか取っておくべきか迷っているものを入れます。半年後に見て、まだその箱に入っているものは捨てましょう。間を空けてから箱の中身を見直すのがポイントで、その時に本当にいらないものだったと気付き、心置きなく捨てることができます。
空の棚やプラスチックの容れ物など、収納場所がキレイにしておきたくなるような状態であれば、きちんと片付けたり整理整頓するのが苦ではなくなります。いらないものはどんどん捨ててください。
3. いらないけどまだ使えるものは人にあげる
まだ使えるから捨てるには忍びないけど、eBayやヤフオクで売るのは面倒...というものも出てきます。そのような時はリサイクルサイトを使ったり、近所の人にあげてしまうというのも手です。近所の人であれば発送する手間もかかりません。場所を取るだけの価値があると思えるものだけを残して、あとは処分してください。
ほとんど着ない洋服もたくさんあるはずです。そこで、ハンガーを使った簡単な洋服管理術があります。すべての洋服のハンガーを逆方向にかけておいて、実際に袖を通した洋服をしまう時に、ハンガーを普通の状態に戻しましょう。これなら、一年の終わり(もしくはシーズンの終わり)に、ハンガーが普通の状態になっている服が必要な服だとすぐに分かります。逆方向のままの服はリサイクルショップやフリーマーケットで売るなり、捨てるなりしましょう。
きちんと掃除をする時間を取るのは大変です。思い出が詰まっているものを処分するのは、もっと大変です。「一日一品」と決めて計画的に処分していくと、決断が悩ましいものでも永遠には悩んでいられないので、目に見えて片付けが進みます。
毎日ゴチャゴチャした家で暮らしていると、その状況にすぐに慣れてしまうものです。家の中をビデオ録画して周り、録ったものを見れば、捨てるべき必要のないものが溜まっている様子を改めて見られます。必要な時に必要なものが見つかるようなきちんとした家なら別ですが、そうでないなら、この方法を使って片付けを始めてみてください。
大掃除には、ものを分類する作業もあると思います(きちんと動くものなのか、これから使う可能性があるのかなど)。カテゴリーは放っておくとどんどん増えていきがちですが、それでは混沌とするだけです。どこに分類するのかハッキリ判断できないものがある場合は、それが生活の中で本来の目的を果たしていない可能性があるので、強い意志を持って分類しましょう。
大掃除なんて面倒臭い...と思いがちですが、いらないものをまとめてドーンと捨てるのは快感になります。散らかった状態に参ってしまったら、そこにあるものを一気にゴミ袋に入れて、思い切ってゴミ箱に捨ててみましょう。騙されたと思って一度やってみてください。これが快感になったら、自分の中の新しい扉が開きますよ。
掃除の一番の目的は家の中を快適にすることですが、キッチンと会社では掃除の仕方も違いますし、ガレージもまた別ものです。キッチンにはキッチンのお掃除ポイント、会社であればデスク周りの掃除術と、それぞれの場所に合った方法を取り入れて掃除しましょう。
「今週は大掃除する」と言うだけではダメです。それでは、邪魔が入った時にまんまと気を取られてしまいます。全体的な目標を決め、詳細な計画を立てて、仕事を終わらせる感覚で取り組みましょう。管理するための戦略を授けてくれるだけでなく、大まかな掃除が終わった後でそのキレイな状態を保つ方法も教えてくれる、Julie Morgenstern氏の「SPACEメソッド」がオススメです。
掃除や片付けに関しては、ライフハッカーでも度々ご紹介していますが、それぞれにテクニックや哲学や戦略があると思います。披露していただける方は、ぜひコメント欄にお願いします。
Angus Kidman(原文/訳:的野裕子)