Chrome:Googleは数多くの分野に進出していますが、やはりGoogleと言えば無敵の検索機能というイメージです。ところが、Gmailの検索は、特定の単語を探し出したいなどの単純な検索の場合でも意外に面倒くさかったりします。
そこで、「Greplin」などのアプリをGmailアカウントに連携させて使用すると、アーカイブメッセージの検索が高速化され、検索がずいぶんと簡単になります。
以前このサービスがプライベートベータ版として始まった時にも紹介しましたが(英文記事)、今回はデスクトップだけでなく、オンラインの「検索ライフ」全体をさらに便利にするため、再びその門戸を開いています(英文記事)。
Gmail用の機能もたくさん搭載され、リアルタイム検索やインスタント検索機能が、Gmailで活用可能です。また、このアプリには単語の一部から検索しても、単語全体で検索した場合と同じ検索結果を表示できるという小技も。
GmailでGreplinを使用するには、最近更新されたばかりのChromeアドオンをインストールし、Gmailアカウントを連携させます。Gmailが最も最近サポートされたサービスなのですが、FacebookやTwitter、DropboxやLinkedInなどのアカウントを連携させることも可能です。インストールしてGmailアカウントを連携させると、増え続けるGmail内のデータの中を、今まで以上に速いスピードで検索できます。
Gmail検索は普通であれば数秒かかるうえ、検索結果も役に立つものがそれほど表示されないことも多いですが、Greplinを使えば高速化され、検索結果も検索内容により忠実になります。特にスピードは、実際の感覚として分かるくらいのレベル。 このサービスをその他の対応ウェブサービスと連携させて使いたい場合、Greplinアカウントへログインするか、またはアドオンを使って全てを一括検索できます。Gmailのみを検索したい場合、Chromeアドオンがインストールされていれば、Gmail検索バーに新しく表示されている虫眼鏡で、検索範囲を自分のアカウントのみに絞り込むことが可能です。アドオンを削除した場合や、他のブラウザを使っている場合、Greplinによる検索はGreplinサイトから行なえます。
うたい文句通りの機能性を持っている素晴らしいツールなのですが、こういったサービスにはプライバシーの問題が浮上するので、少し注意が必要です。
Gmailと連携させた場合、Greplinはインデックスにある全てのメールへアクセスする権限を持ちます。プライバシーポリシーはそれなりにまとまっているのですが、「サービスの対価にプライバシーに関わる情報を開示するのには抵抗がある」という方は、使わない方が賢明かもしれません。
Greplinは、Gmail/Google Docs/Twitter/Facebook/LinkedInなどと連携可能な、無料のChromeアドオンです。
Greplinを使って、「Salesfoce」「Basecamp」「Evernote」、または「Highrise」などにある仕事用のアカウント、会社のアカウントなどのインデックスを作成したい場合は、月$4.99(約400円)からの有料サービスへの登録が必要となります。
Alan Henry(原文/訳:まいるす・ゑびす)