いつもライフハッカー読者の強い味方、イケア。今回からそのイケアさんの全面協力(!)を得て、イケア入門編スペシャルをスタートします。これからイケア、イケアとクドいぐらい言い続けますよ。第1回は、イケア低価格の原動力となる、独自のセルフサービス方式をマスター編です。
ちなみに、本日イケアがお手伝いするインフォバーンの引越しプロジェクトもスタート。こちらのほうも、オフィス対応なイケア・ハックを紹介していくので、お楽しみに!
イケア船橋店のエントランスでウェルカム状態なのは、株式会社インフォバーン経営企画室長、太田陽平氏。8月に控えたギズモード、ライフハッカー編集部の引越しを担うキーマンであり、イケアに誰よりも詳しいと自他共に認める(笑)スペシャリスト。まず、駐車場もしくは入り口からはいっていく、1階のエントランス・スペース。
イケアは、買い物の順路が決まっています。1階からすぐ2階へいってまた1階と変則的な順路である上に、各フロアのスペースが広大なので混乱しがち。エントランス→2階ショールーム→1階マーケットホール→1階セルフサービスエリアという流れがイケアでお買い物する際の大基本となりますので、ご注意を。そしてエリアごとに購入のシステムが異なります。
以下で流れを追って説明します。
はじめてイケアを訪れる人が一番最初にしなければならないこと、それはIKEA FAMILYメンバーの登録です。ちなみに、こちらのオンライン登録であらかじめ済ませてしまうと時間の節約にもなりますよ。
こちらに登録すると、メンバー限定の特別価格で購入できます。面倒くさがって登録しないと、最後のキャッシャーで店員さんにメンバー登録しますか?と再度聞かれ、結局そのほうが安いのでほぼ間違いなく登録することになります。入会金・年会費は無料。ここで記入をして仮登録のカードだけ切り取れば、すぐに使えます。
下記は1階のエントランスで済ませておきたいこと。
●IKEA FAMILYの登録
●トイレ
●トレジャーボールやセールなどお買い得情報の掲示を確認
●イエローバック(店内用のバッグが黄色、店外の持ち帰り用が青)
●ショッピングリスト、エンピツ、紙メジャーをゲット
こちらがイケアのショッピングリスト(鉛筆付き)。2階のショールームでは、家具などの大きな商品が中心。これらはラストの1階セルフサービスエリアでピックアップしますが、そのために必要な下記の情報を商品の赤いタグをチェックしてショッピングリストに記入します。
●商品名
●商品番号
●価格
●列と棚の番号
特に大切なのが、列と棚の番号。こちらがないとセルフサービスエリアのどこでピックアップすればいいのかわらなくなってしまいます。
このシートは確認用で最終的な申し込み用紙ではないので、「買うかわからなけいけど、とりあえずチェック」という商品もメモ程度に記入しておいて大丈夫。ちなみに赤い以外に黄色いタグの商品もありますが、こちらはセールススタッフのピックアップとなります。「i」と表示されたカウンターでスタッフのお兄さんに問い合わせしましょう。
基本的な順路は、足元の「→」に沿ってすすめばOKです。ショールームでは収納家具や照明、ベットなどが部屋のような状態で展示されています。なかには部屋一式の家具「全部で ¥●●●●●」のように表示されているものも。お手頃な価格なので、つい全部まとめて...という気持ちになってしまいますね。
2階のショールームでの商品選びが終了したら、次は1階のマーケットホールへ。こちらは、雑貨や小物などが中心。最初にショッピング・カートを準備して、気に入った商品を直接とっていくシステムです。
ライフハッカー読者に大人気、間接照明用のライトスタンドなどもこちらで購入できます。ただし、電球は別途購入になっている商品が多いのでご注意を。その分価格は高めとなりますが、省電力タイプなど用途にあわせた電球を選ぶことができます。
商品のセレクト、ピックアップが終わったら1階のセルフサービスエリアへ。こちらはショールームでチェックした商品を自分でピックアップするエリアです。広大なスペースの中から、ショッピングリストに記入した列と棚の番号を頼りに商品(組み立て前の状態のもの)を捜すわけですね。
商品はフラットトロリーにのせてキャッシャー(会計)に持っていきます。
フラットトロリーは、
●なるべく商品に密着させて下ろす。
●商品のバーコードを片側に揃えてトロリーに載せる
以上の点に注意するとスムーズです。また箱が複数にわたる商品もあるので、全部揃っているかの確認も怠りなく。
トロリーに載せた商品はそのまま会計へ。ショッピングカート、イエローバックに入れた商品はベルトコンベアーへ。イエローバックは店内用なので、コンベアーに商品を並べたら返却。バッグが必要な場合は、別途有料のブルーバックや紙袋も購入する必要があるので注意しましょう。商品と一緒にバッグもコンベアーに載せ終わったら、次の人のために「NEXT CUSTOMER」と書かれた青いバーで区切ります。
最後は割引価格となるIKEA FAMILYカード(仮登録でもOK)の提示を忘れずに! ここまででイケアでお買い物の一連の流れは終了です。
いかがでしたか? 日本ではあまり馴染みのないセルフサービス方式。さらに1日かけてやっと見終えるぐらい広大な店舗面積。最初はなにかと戸惑いがちですが、1度流れを把握してしまうと、逆にその合理性ゆえにファンになってしまう魅力がイケアにはあります。次回はイケアでお買い物【意外と知らないハック編】に移ります!
イケアでのショッピング[via イケア・ジャパン]
(尾田和実)