現代のブルースクリーンやSad Macや爆弾と言っても、過言ではないかもしれません。
個人ユーザーのみならず、有料版Google Appsのユーザーにも影響が出てしまった、先週のGmailダウン。「神様が『少しは仕事をお休みなさい』と言っているに違いない」と考えることもできますが、そうもいかないせっぱつまった状況だったときに備えて、Gmailダウン時の対処ハックをご紹介します。
その1:簡易HTMLモードでアクセスしてみるまず試すべきは、簡易HTMLモードでのアクセス。 接続できなくなったときのために
http://mail.google.com/mail/?labs=0こちらのリンクをブックマークしておくと便利。旧バージョンのように質素な画面ですが、ピンチを救ってくれる可能性もあるのです。
Google Appsを使用している場合は、
http://mail.google.com/a/(使用しているドメイン)/?ui=html&zy=aになります。
その2:「セーフモード」を使うGmail Labsの拡張機能がコンフリクトを起こしている、という可能性もあります。コンフリクトが原因となっているかどうかを確かめるために、Labsの機能を一時的にOFFにするURLがこちら。
http://mail.google.com/mail/?labs=0旧バージョン(http://mail.google.com/mail/?ui=1)でのアクセスやブラウザCheckをパスするURL(http://mail.google.com/mail?nocheckbrowser)を勧める人もいますので、こちらも控えておきましょう。
こちらのGoogle Apps版は
https://mail.google.com/a/(使用しているドメイン)/?labs=0 https://mail.google.com/a/(使用しているドメイン)/?ui=1 https://mail.google.com/a/(使用しているドメイン)/?nocheckbrowser
その3:モバイル版のGmailでアクセスしてみる 先日のダウンの際に「iPhoneから見られた!」という話があったのは、あながちウソではないようです。モバイル版のGmailは、いわば無駄をそぎ落としたシンプル版。だからPCからだと見られないけど、モバイル版は見られる、という可能性もあるようです。モバイル版の標準URLは
http://mail.google.com/mail/?ui=mobileiPhone用は
http://mail.google.com/mail/x/gdlakb-/gp/
その4:iGoogleのガジェットを使ってみる米記事のコメントによると、iGoogleのガジェット版Gmailはダウン時にも動いていた、という話もあるようです。もし、iGoogleユーザーでなければ、こちらのURLも控えておきましょう。
http://www.google.com/ig/gmailmax
その5:オフラインGmailでアクセスしてみる オフラインGmailを使ってないなら、非常時に備えて、ぜひ使った方がいいですよ。Gmailが不調であろうとなかろうと、Gmailを使い続けられます。一つのアドレスしかローカルに保存できないのが玉に瑕ですが、万が一のときの安心を考えれば、十分かもしれません。
その6:メーラーを使ってアクセスしてみる 先日のダウンの間、IMAP/POP3経由でのアクセスは影響を受けていませんでした。だから、メーラーやモバイルでGmailを使っている人のなかには、ダウンを知らなかった人もいるようです。Webメーラーの便利さに慣れて、メーラーアプリを使っていない人も、念のためにThunderbirdやOutlooklへ、IMAP/POP3アカウントを登録しておいたほうがいいですね。
番外編:次のトラブルに備え、『Gmail Backup』でバックアップしておく 無料が故に使っているGmailですが、無料が故にサポートの面には多少目をつむらざるをないと...と思う人も多いかと思います。転ばぬ先の杖として、フリーのGmailバックアップソフト『Gmail Backup』を使うのもいいでしょう。そのほかのバックアップ方法は「 Gmail・Flickr・Twitterなど、主なオンラインサービスをバックアップする方法」も参考にしてください。
ここには載っていない、目からウロコのGmailハックをお持ちの方は、ぜひ「困ったときはお互い様」の精神でコメントをどうぞ。
The How-To Geek(原文/訳:常山剛)